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「知ろうとすること。」を読んだ時も思ったのですが、物理学者の人って、物理というものすごくわかりにくいことがらを、ものすごくわかりやすく説明できるすごい人だということがよくわかりました。すばらしい!
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著者の物理学者菊池誠さんと、友達の小峰公子さんの会話形式の本。
だから、とても読みやすいし、わかりやすいです。
原発事故後、様々飛び交っていた放射線に関する情報が、これを読むと、なるほど〜と思えます。
やたらと不安を煽る情報があったりしますが、それに惑わされないためにも読みたい本だと思いました。
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対話形式なのですっと読めました。
学生の頃、化学は好きでしたが物理は苦手だったので「理解力が無いなぁ」と思うことが時々ありましたが ^^;
基礎的な内容に絞っているので、「よく分かってないなぁ」という方にはおススメです。
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Bq(ベクレル)、Gy(グレイ)、Sv(シーベルト)、α線、β線、γ線、放射能、放射線、放射性物質...。
基本的な放射線関連の事項だけでも目が回りそうなほど項目があり、その上現代の指導要領では理系高校生ですら放射線についてはほとんど学習しないというのが現状です。
そんな状態で先の震災を受け、世間で飛び交う情報に、私たちは適切に反応することができるでしょうか。
この本はそんな私たちが抱く「ド素人的な疑問」の答えがやさしい言葉で説明されています。私も読んでいて何度も小峰さんの質問に「そうそう、それが訊きたかったんだよ。」と唸ったものです。
世間ではセンセーショナルな情報に一喜一憂右往左往の状態で、中には正しい知識を持たなかったがために苦しまなくていい場面で苦しんでしまっている方も大勢います。そんな人を一人でも減らすためには、「知っている人」が増えることが大事であって、私たち一人ひとりが「知っている人」になる必要があると思います。そんな時、この本はとても庶民レベルで語られていて読みやすく、且つ参考になると思います。
「なるほど、あれってそういうことだったんだ!」
読めばきっとこう感じるでしょう。
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対話形式で、内容も平易なので読みやすい。福島県内で放射線量が高くない地域に住んでも、福島県産の農産物を食べても、問題がないということもよく理解できる。しかし、そういった科学的な正しさがありつつも、共著者の小松公子さんが最後に言っているように、各々が何がいいのか判断して生きていくしかないというところが、この放射能問題の難しいところ。絶対的な正しさとして全ての人がを盲目的に信じるよりは、各人で判断するという世の中になったことは良いことなのかもしれないが。
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内容は予想どおりだったので、驚きはしなかったけど…。
ただ、おかざき真理はこういう人だったのか~と。「サプリ」を読んだ頃はもちろんこういう人というのは知らずに読んでいるのだが、「サプリ」での違和感がここにつながった!という感じ。直感って本当になかなか優れものよ。
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人にどのように説明するか自信が持てない、あるいは全く議論の前提がかみ合わない、等のケースに本書を読む/読んでもらうことを強くおすすめできる。目に見えない恐怖を見えるように勉強する、わかり易いデマに流されずに科学的事実を見る責任。現代日本人にこそ求められるリテラシー。それにしても被ばく線量の名称はややこしい。
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311による原発事故からはじまった、放射線の問題。混乱。
それに対して、知りたいことが、わかりやすく取り上げられている。
基礎的なことを知ること理解することって、とてもだいじ。
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放射線の基礎から、より身近な除染のはなしまで、知りたいポイントを網羅して解説した良書。
中学までの物理知ってればほぼ理解できる。
そのぐらい解りやすいので星5とする。
さらに詳細を知りたい人の為に、他の科学一般書を紹介している点も好感が持てる。
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統計物理学の教授が、ミュージシャンの質問に応じる、対話形式で進む。放射線とは何か、何が害になるのか。様々な数値の意味。詳細にはまり込むことなく簡明に説明している。
原発についての価値判断はひとまずおいて書かれているので、急進的な原発反対派も、容認派も、推進派も、読んでみたら良いと思う。
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これまで勉強しようと思ってなかったけど、この本を読んでみて「知る」ことは大事だなと改めて感じた。誤解や思い込みもいっぱいあった。もっと早く読んでおけばよかった。
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広島、長崎で被爆した9.4万人と被爆しなかった2.7万人を放射線影響研究所が1950年から追跡調査している
被曝量が多いほどがんのリスクが大きいし、被爆したときの年齢が若いほうがリスクが大きい
原爆の被爆調査で、妊娠中に100ミリシーベルト以上の被爆しなければ、リスクは上がらない
不安って、理屈じゃないところがある
福島では牛乳の出荷は厳しく規制された
福島県内での甲状腺の被曝量はチェルノブイリ事故より桁違いに低いことがわかってきて、甲状腺癌は増えないだろうと考えられる
核実験の時代 昔降った放射性物質
花崗岩の多い西日本の自然放射線量はもともと高め、東日本は低め
問題は不安の減り方が、セシウムの減り方ほど速くないということでしょうか
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毎日流れてくる様々な情報に振り回されていた,2011年の原発事故当時にこの本があったなら,どんなに心強かったことでしょう。知っておきたい放射能の真実を,ミュージシャン小峰公子さんの疑問に物理学者菊池誠さんが答える形で解説。イラストも可愛い!
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とにかく読みやすいです。会話形式で、前に触れた内容を繰り返してくれます。また、真ん中くらいでまとめのような章もあります。
理解できる範囲で理解し、何をすべきか、どのように正しく恐れるべきか。普段の生活でのありふれたリスクの中に、原子力発電所の事故による放射能汚染のリスクを位置付けることが出来ました。
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図書館。元素の話、電子の話、高校化学でつまずいていた話がわかりやすく説かれていた。実際に身の回りのこととして考えられるようになった今だからこそ、わかりやすく感じるのかもしれない。高校時代の私は、身の回りのことに寄せて考えることができなかったんだなあ。もったいない。しかし今気づけたのはありがたいこと。今からでも遅くはない。学ぼう。
「そういう数値じゃないいろんなこととの兼ね合いで、どうするかを選んでいくのが、1から20ミリシーベルトの範囲なんだと思う。」「何をだいじにして生きていくかを考える、ということでもありますよね。そういうときに、家族や友人で考えが違ってしまうと、難しい」(p187)
「自分自身で学び、考え、選び、生きていくのは少し難しいかもしれない、少し覚悟は必要かもしれないけれど、自分らしい暮らし方を探していく。そして、それぞれが選んだ道をお互いに尊重しあえる、そんな社会になったらいいなと思うのです」(p195)