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デジタル化、グローバル化に伴い、日本は変革に迫られている。世界を取り巻く環境と、その環境下での日本の現状と課題を示し、日本はどのように変革すべきか提言している。
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日本企業の進化の可能性を考えることが本書のテーマだが、
読んでいて引き込まれるような記述は少なかった。
内容としては当たり前かつありふれたものも多く、
目新しいトピックに関しても記述の少なさから納得感はあまりなかった。
ただし、企業の成長戦略について一応体系化して説明を試みているので、
その点では価値があり、読んでいて何らかの参考にはなるはず。
既出の主張と支援経験から来るベイカレント独自の主張を明確にするために、
出来れば参考文献くらいは挙げて欲しかった。
個人的には15章のM&A戦略についてが面白かった。
事業会社のM&A事例を時価総額への貢献から見て成功例と失敗例に分けて14件ほど紹介し、
続いてPEファンドやバイアウトファンドなどのファンドによるM&A事例を紹介し、買収後の徹底したオペレーション改善の上手さが企業価値創出に繋がっていると解説する。
失敗例から
・M&A戦略の不足(投資銀行案件に飛びつく)
・DDの不足(FASによる財務面のバリュエーションしか行わない)
・ポストディールマネジメントの不足(統合の際に徹底的なオペレーション改善を行わない)
という3つの教訓を引き出し、
自社の成長戦略を考える上で、今後必要になるリソースや企業戦略、自社資源とのシナジーの可能性を明確化した上で、候補をリストアップすることが必要だと主張する。
一連の議論の流れに非常に説得力があり、読んでいて面白かったのはこの章のみだった。
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タイトルに日本企業のと入っている通り、非常に大長編。
通読はしたが、自分の興味のある分野のみをつまみ食いした方がよさそう。
2014と少し古い内容ではあるが、今でも通用する知識や考え方が詰まっている。
逆にここ数年で変わったもの変わらなかったものと洗い出して、比較すると糧になりそう。