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カフェかもめ亭シリーズ第2巻。
七つの短編からなる作品集。それもなんと、今回はすべて猫にまつわるお話。
まさに猫好きのための一冊です。
現代の日本で猫を書かせたら右に出る者はいない(と、勝手にわたしが思っている)村山早紀さんが書いたお話なのだから、そりゃあもう大変です。
いつどの箇所で涙が出てくるかわからないので、人前で読むのは避けるのがベスト。家でゆっくり読むのがおすすめ。
しょっぱなの「猫の魔法使い」で泣き、「白猫白猫、空駆けておいで」はぼろ泣き。
そしてラストでまた泣く。トラジャさん、本当に良かった……!
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読み終わりました!
『白猫白猫、空駆けておいで』。。涙が止まらないお話でした。:゚(。ノω\。)゚・。
ある奇跡が起こるのですが
その情景が目に浮かび…そのシーン好きです。。
最初、広海ちゃんと謎のお客さまと話しているのを聴いていると。。
いつもベランダに来ていた
でも今はもうやって来ない野良猫のことを思い出しました…
ここは飼えないところなので、飼っていると誤解されないように
来たら窓をドン!と追い払っているのを見かけてしまって。。
猫が気の毒で可哀想で悪いことをしてしまったと
心が痛いです…物語の主人公と重なりました。。
いつも気持ちよさそうに寝ていたんですよ(ノω・、) ウゥ・・・
怪我もしていたので心配です。。
もしかしたらその猫も旅に出てるのかな。。
また来たらいいな…
『三分の一の魔法』も素敵でした!
夢を追うのって素敵でかっこいいなと思いました♡
漫画家と聞いて
つい。。バクマンを思い出してしまいました////
諦めちゃだめなんだ!と奮起させてくれる
今まさに夢を追いかけている方におススメな話です(〃^^〃)
他の話も切ないお話もありましたが全部良かったです!
猫好きには、たまらにゃいお話ばかりです♡
猫の国のエピソードは、まるで猫の恩返しの映画みたいです////
救う王子様はバロンのようだなと思いました゚+.(*ノωヾ*)♪+゚
最後のお話のラストが、あの謎のお客さまの正体…
もしかしたらと思っていたので「やはり!」と嬉しくなりました!
その後が気になってしまいました(*ノω・*)
時々いつもみたいに神出鬼没な格好で、
お話を聴かせてくれるのかなって想像してしまいました♡
私も信じます。。
こういう優しい奇跡って素敵ですよね;ω;
泣いてしまうお話ばかりでした(笑)
最初、目次を見たとき。。文字手書きかな??
何だか手作りいっぱいの…手にとった時、
本そのものがあったかくなるのが伝わってくるような
素敵な一冊でした♪文字も絵もかわいかったです!!
手書きみたいな文字、ほっこりします。。
挿絵のイラスト素敵です!
タイトルと一緒に、音楽も添えてあったので
どんな曲かなと気になったので全部聴いてみました(〃▽〃)
初めて聴く曲もあり、知っている曲もあり
物語と一緒に楽しめました♪
なかでも「I Will Be There with You」イイ曲です!
もう一度聴いてみようかな。。
子供の頃は出来なかったのが、
大人になったら行動出来るそんな奇跡が素敵です!
本がきっかけで音楽を聴いてみようと思ったのが
これで2回目となりましたo((〃∇〃o))((o〃∇〃))o
このご縁に感謝です。。
実は前のレビューに。。こんなことを…
http://booklog.jp/users/m-4fb0bf65119e6/archives/1/4101381615
読み終わったとき
次は「カフェかもめ�� 猫たちのいる時間」を読もうと心に決めていました!!
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今回も、村山さんの作品は素晴らしい。
カフェかもめ亭にやってくる不思議なお客様が語る、
猫たちの物語。
猫って、クールなイメージもあるけれど、こんなに
人間を思ってくれるにゃんこたちに胸が温かくなる。
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心から愛した猫との出会いと別れがたくさん詰まってる。人の心の脆さも沢山出て来ますね。
人って、いつも心を客観的に見つめていないと、それこそすぐにダークサイドに落ちちゃう弱い生き物な気がします。
人の不幸を願ったり、自分の運命を呪ったり…運命なんて、自分でなんとかできるものがほとんどだし、そう出来ない場合でも、心持ち一つで毎日って変わったりするんですけど、そんな簡単なことにも気づかずに生きてる人は沢山いるんですよ。
そんなダークサイドから一歩踏みとどまるのに、チカラを貸してくれるのが、愛する友だったりします。犬や猫…人の愛に無償で応えてくれるモノたち。
私は犬を飼ってるから、完璧犬派なんですが、それでも心にぐっときます。愛犬に置き換えると、ボロ泣きかも。
犬や猫を見てると、毎日美味しいご飯と愛する家族、気持ちいい睡眠があれば、他に何もいらないと思いますよね。人生シンプルさが大事なんですよね。
うちの子にも、この先どんな別れが待っていても、こうしてずっとそばにいて欲しいなぁ。
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『カフェかもめ亭』の2巻です。
物語が進行するのは、カフェかもめ亭の店内だけ。
なのに、時間も場所も越えて、世界中を旅しているようです。
しかも、7つ全部が、猫に纏わるお話なので、猫好きにはたまりません。
でも、流石だなぁ、と思うのは、ただただ、猫が可愛い!というお話ではないところ。
「猫は大好きな人と一緒にいる事が何よりの幸せで、その為なら魔法も使える」、というのが、一貫したテーマなのですが、登場する全ての人が猫好きだったり善人な訳ではなく、残忍な人も出てきます。
でも、そんな中でも揺るがない、それぞれの物語の主人公と猫との絆に、あたたかい気持ちになりながらも、涙がどんどん流れてしまいます。
すべての猫と、彼らと暮らす人たちが、幸せでありますように!
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一冊まるまる猫のお話でした。
うん、私も猫は魔法が使えると思っている。
数年前、ノラ猫に助けられたことを思い出した。
精神的にまいっていたとき、ふらりと現れたノラ猫が居た。
アパート住まいなので猫を家に入れることはできなかったけど、抱っこもさせてもらえたし撫でることもできた。
私の精神面が浮上したころ、その子はふっといなくなってしまいました。
そんな昔のことを思い出させる物語です。
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あらゆる猫のお話。
毎話ごとにその話に合わせた、音楽と飲み物の組み合わせがとても素敵です。
ぜひ音楽をかけ飲みながらもう一度読みたい。
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猫 この不思議な生き物。何でも見ていそうなその目、なんでも聴こえそうなその耳。その小さな頭でいったい何を考えているのだろうか。その答のいくつかがここにある。
愛すべき猫たちのお話が。
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カフェかもめ亭第二弾。
今度は猫好きにはたまらない、かもめ亭を舞台に猫たちにまつわる不思議な物語を綴る連作短編集。
村山先生というと優しいハッピーエンドの物語を書く作家さんというイメージがありましたが、今回の短編の中にはホラーテイストで少しドキリとするような物語もあり、先生の新たな一面を知ることができたような気持ちです。
それでもやはり美しかったです。
毎回のことですが、読んでいると自然と言葉遣いが綺麗になるような感覚に陥りました。
どの短編も猫好きとしてはたまらない話なのですが、中でも「白猫白猫、空駆けておいで」は去年の今頃、我が家で命を引き取った野良猫のシロちゃんと重なり、涙がとめどなく溢れてきました。
病気にかかった彼を保護して病院に連れて行ったのですが、何度も入退院を繰り返し、最期は退院できぬままこの世を去ってしまい、「シロちゃんは幸せだったのか。こんな狭いゲージの中ではなく、外で死にたかったのではないか」というように考えました。
しかし、この話を読み、やっと「幸せだったんだな」と思うことができました。
ありがとうございます。
私情を交えてのレビューで申し訳ありません。
しかし、猫が好きな方なら必ず共感できる話があると思います。
一人でも多くの方がこの本によって癒されることを期待しています。
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【収録作品】猫の魔法使い/ふわにゃんの魔法/踊る黒猫/三分の一の魔法/白猫白猫、空駆けておいで/猫姫様/エピローグ~約束の騎士
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猫をめぐる優しくて悲しくてでも温かいお話たち。
全ての猫好きたちに贈る一冊。
中高生の朝読にもオススメだ。
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暖かい時間が音楽と共に流れる本。
この空間が終わって欲しくない…と、読み終わるのが淋しくなった。
タイトルにある音楽を思い浮かべると、想像力が更に広がる。こんな本は久しぶり。
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さくさく。おっとりした話。猫とか魔法とか。こういう話は小中高の間にたくさん読んだけど、今でも好きだなと思う。
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“「いやいやマスター、猫という生き物は時として、魔法を使うものですよ。特に愛する誰かのためならば、ね」
ベルの音が鳴り、ドアが開きました。
氷のように冷たい風と一緒に入ってきたのは、この冬、クリスマスの頃からお店にいらっしゃるようになったお客様。ご高齢でいらっしゃるようなのに、そしておなかまわりが豊かでいらっしゃるのに、身のこなしはかろやかで、ステップでも踏むような華麗な足どりで、こちらへと歩み寄ってきます。
衿と裾に毛皮のついた長いマントを羽織り、茶色いボーダーのカットソーと革のズボンにブーツという姿はどこか海賊のよう。
いいえ、そもそも時折楽しげにきらりと光る不適なまなざしが、物語に出てくる元冒険者の海賊、世界を股にかけて冒険してきた過去を持つひとのように思えるのかもしれません。
お客様はふわりとカウンター席に腰を下ろすと、わたしに笑いかけました。”[P.22]
2巻目。
サイン本わーい。
この人は安定してるなぁ。
ちょっとどきりとする不思議と、ふんわりとした暖かさと、冷たい悲しみと。
上手い具合の塩梅。
“生まれつき、ほんの少しなんだけど足が片方不自由で、ふだんはそうでもないけど、走ろうとすると足がもつれて遅くなったりすることを、笑ったりいじめたりする子もいて、それもあって、ほっとけないとわたし、思ってたの。その子、とても優しい、いい子だったから、わたしほんとうに腹が立っちゃって。なんでこんないい子に意地悪するの、って。
その子がね、時々、いってたんです。
不思議な言葉を。
『ひかりちゃんは、ぼくのお姫様だから。約束のお姫様だから。だから、何かあったら、ぼくがきっと守ってあげるからね。命をかけても守ってあげるからね』
二年生なのに、難しい言葉を知ってるなあ、この子は偉いなあ、って思ってました。”[P.247]
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【あらすじ】
風早の街、港のそばに佇むかもめ亭。ある冬、凍てついた風とともに現れた謎めいたお客様が若き主の広海に語るのは、愛する家族の幸福のため、小さな英雄として生きた黒猫(「猫の魔法使い」)に、絵が好きな少女と三匹の白猫(「白猫白猫、空駆けておいで」)、三度生まれ変わり最愛の娘を守ることを願った山猫(「約束の騎士」)と、なぜか猫にまつわる物語ばかりで―。その店の紅茶には、魔法の香りがする。人気シリーズ第二弾!
【感想】