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男性差別ねぇ。。うーん、、日本ではまだまだ女性を生き易くする方が重要では。まぁ、読みました。面白そうだったから。あまり同意してないかなぁー。
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本書は「女性よりも男性のほうが差別されている」と主張しているものではなく、それぞれの性に対してそれぞれ違った差別と抑圧の構造が存在すること、そして「女性」に対して過度にそれが重視されてきたことを問題視し、「男性」についても同様に見るべきだ、というのが趣旨と言える。そして性別以外の社会的要因などにも目を向け、真の意味でのジェンダー解放のために何が必要かと言うことを述べている点では有益だろう(本書はどちらかと言えばジェンダーフリーを志向していると言える)。
ただ気になったのは、第一に数値の比較(特に犯罪)が余りにも性別という要因に偏りすぎていて他の要因をコントロールしたのかという疑問を持たざるを得ないデータが多いこと、さらに(マッキノンなどの一部の過激なフェミニストへの反駁を主目的としたからであろうか)若干煽り気味な記述が少なくないように感じたことである。特に犯罪については我が国の現状と明らかにかけ離れており、我が国への単純な適用は難しいかもしれない。
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男性の方が犯罪者などの悪者にされがちなこと、暴力の対象になっても被害者として認められにくいこと。そういった例をふんだんに盛り込み、男性だからゆえの差別というものを浮き彫りにしている。
フェミニズムの運動が女性にとって都合の悪いことに目をつぶっているという指摘はなるほどと思った。
個人的にはP396に記された以下の文章が心に響いた。
「女性と同様に、男性は離婚する場合、感情的な拒絶を経験する。しかし女性とは違って、男性は意に反して子どもを奪われるため二倍の感情的な拒絶を経験する可能性がより高い。多くの男性は、離婚後に子どもという最大の愛情源を失い絶望を感じる。だからこそ、女性よりも男性の方が離婚後自殺するケースが多いのだ」
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力とは、自分の人生を管理する能力のこと。平均寿命が誰が権力者かを語る。仕事、戦争、扶養など男性は使い捨て。ガラスの地下室。夫の代わりとしての政府。
庇護の下に働く必要がないのが最もリッチ。被害者であることが最大の武器。日本の女性は、名より実をとっているということかも。