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じっくりもいいけど疾走感なさすぎで前半でコケそうになる。
予め場所がわかってるパズルのようで残念。
後半の持ち直し、人物味がわかるだけにそれはそれでよかったのかなあ。
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誰が主役なのかわからなくて、復讐とはなんどと思ってるうちに引き込まれて一気に読んでしまった。
それぞれの成長がとても良いし、思わぬ方へ話が行くのだけどそこがまた良い。
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今までの吉田修一作品には無い作風。登場人物が多く、まさかのコメディータッチ。登場人物それぞれが成長していく様が爽快で、応援したくなる内容。
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歌舞伎町で働くバーテンダの純平は、轢き逃げ事件を目撃するが、出頭してきた男は別の男だと気がつき、真犯人を脅迫しようとするが。
吉田氏の本は悪人のイメージが強く、この本も暗く悲しい本かなと思いましたが、そんなことはなく、前半の展開と後半の展開のギャップが面白いです。最初は、対立しながらも、いつの間にか、次々と仲間に巻き込んでいく、純平の飄々としたキャラが楽しい。
復讐のお話でありながら、どこか人の優しさを感じてしまう。それは、方言やなまりのせいでしょうか。
優しい人たちが
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2014.8.16読了
スカッと晴れ渡るような感じ。明るい場面で涙が出てくる、久しぶりにそんななんともいえない明るさも含んだ素敵な猿蟹合戦。
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登場人物が結構多くて、前半長くて途中わけわからなくなってきたけど、ちょっとずつ皆がつながっていく関係に驚かされながら、やっと読み終えたって感じ。長かったー。ドラマではきっと選挙に焦点を当てて、前半は割愛されてんだろうな。
純平君が当確したときはちょっと嬉しくて泣きそうだったけど、始終、淡々と物語が進み、感情移入できなかった。
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え、なにこれ、なんなん?ん?んんん?という間に作品に引き付けられていた。何が面白いかといわれると難しく、話が分かりやすいかというとそうでもない。けど、不思議と先の気になる作品。
そして忘れていた、「さるかにがっせん」をネットで検索して見返してしまった。まさに、平成猿蟹合戦図なのかもしれない。
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読後感最高!スッキリする!こんな本に出会うからまた本屋行きたくなる。しかしどうもこの作者のこのタッチの作品は他に無いみたいで残念。
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予想外の展開で面白かった。読み始めはまさか国会議員になる人とその周囲の物語やとはまったく思わなかった! 最初はしょうもなさそうな人やなーと思ってた登場人物も根はいい人で、主要な登場人物に嫌な人が出てこないのが好きでした。
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風変わりな〝シンデレラストーリー〟であると同時に、てんでバラバラに人生を送る人びとが思いがけず出会い、つながることで強烈な化学反応を起こし、世界をひっくり返してしまうエネルギッシュな〝復讐譚〟、なにより現代のお伽話。
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美姫ママ恰好よかった!
垣内と話をするシーン、高坂が撃たれて病院に運ばれ待合室で待っているときの腹の括り方。
私自身は平凡な人生・普通に生き方が一番だと思っているのでこんな場面に遭遇するのは絶対ごめんですが、こういう人が上司や先輩だったらなーと思わずにはいられませんでした!他力本願で情けないけど笑
もうちょっと歳を重ねたらこういう女性になりたいなー。日々の訓練なので、一場面一場面をしっかり考えて行動しよう。
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話の先がよめないというか、展開が不思議な転び方をする今まで味わったことがない仕上がりの長編小説。
主役級の登場人物が10人近くいるため、まずタイトルから想像できる復讐劇が誰のものなのかが予想できない。そして登場人物たちの関係が意外性あるうえに、目指すところが国政選挙とは…。
よくこんな話をまとめたものだと、読む側も意外なところを褒めたくなる。
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わずか数ヶ月の出来事をそこそこの分厚さの小説にした作者に脱帽。何しろ主役がいない。皆が話の軸。そうだよなぁ、現実には一人一人の人生に脇なんてないもの。袖擦り合うも他生の縁…まさしく。
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ドラマ化と『怒り』を読んだら面白かったので吉田修一の他作品も読んでみたいとなり、この作品を読んでみたがゴチャゴチャしている感じがして読みづらかった。もう少しサラっとした感じの方がいいような気もした。
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けっこう都合がよい筋立てだとは思う。
主人公の純平は人を繋いだだけで、あまり存在感がない。
この本の主役は、夕子と美姫の二人の女性ですね。
現状を受け入れながら、その中で懸命に生き、そして最終的に目標を実現する。
それが、水商売のバーテンダーと国会議員という対比の中にも象徴されている様に思える。