紙の本
ディオールのドレスを求めて
2016/04/02 09:38
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは好きなので全部購入しました。
中でもこのお話が一番好きです。
おそうじおばさんがディオールのドレスの美しさに魅入られ、パリへ出かけるおはなし。
ここまで欲しいものがあって動けるなんてすごいな。
紙の本
結末にびっくりだけど
2017/12/12 18:06
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投稿者:七転び八起き - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうしてもディオールのドレスがほしくなったおそうじのハリスおばさんが、懸賞に応募したり、節約したりして、ディオールのドレスを手に入れようとするお話。
おばさんのように、何だかわからないけれど、どうしても欲しくなるものがあるから、何となく共感しながら読めます。おばさんの人柄にグイグイひかれます。
最後の結末にはびっくりしたけれど、ハリスおばさんらしい決断の仕方だったのかなと思います。続編も気になるけど…ちょっとお値段が高いのでもう少し安くなるとありがたい!!
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クリスチャン・ディオール。
まさか実名で出てくるとは、ご本人まで。
彼女にとってディオールのドレスというのは、着るものというよりは、一種の芸術品なんだろう。
そこにあるだけで、愛でるだけで満足できるもの。
結構癖のある人柄をしているおばさんですが、嫌いじゃない。嫌いになれない人ですね。
ラスト直前の切なさは、本当に心が痛くなります。
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子供の頃に読んだのを思い出して読んでみる。ドレスの描写が好きだったな〜、綺麗で^_^
おばさんが女優の卵をひいきするのが昔もわからなかったけど、今読んでもさっぱりだ。親切は相手を選ばないと(+_+)
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児童書?のようでもありますが、十分大人向けの本だと思います。どうしてもディオールのドレスが欲しいがために、こつこつお金を貯めて、一人で外国へ行くハリスおばさんの勇気がすごい。シリーズのようでありますが、パリがしっくりくる。もう一度読みたい。
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児童書のコーナーの本ではあるけれど、これは大人が読んで十分面白いし、大人が読むからこその理解を深められるところもあると思いました。
コロナ渦で外出もままならないので、余計に海外ものに惹かれてしまいます。
イギリス在住の、夫に先立たれつましい生活を送っていた掃除婦さんのお話。
ある日、お得意先のお金持ちの家の掃除をしてクリスチャン・ディオールのドレスを偶然目にしてしまったことから、おばさんのディオールのドレス購入欲に火がつきます。
どうやったらそんな大金を手に入れることが出来るのでしょう。
お金を手に入れるまで、紆余曲折、そしてパリへ飛ぶのです。
ハリスおばさんの存在感、物怖じしない態度、勇気、かつチャーミングな人柄に出会った人たちが次々とおばさんの虜になります。もちろん私もそのひとりです。
これはただ掃除婦のおばさんが、高給ブランドの服を手に入れるためにパリを目指すだけの話ではありません。
子どもだけを読者の対象にしておくにはもったいないです。
この本はどうやら、『復刊ドットコム』で復刊させたい本のリクエストが多く、復刊されたようです。
こんな良書が絶版になっていたことが信じられないです。
出会えてよかったと思える本でした。
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これの映画が間もなく公開されるということで紹介されていたあらすじが面白そうで、原作を読んでみようと思いました。
読むと映画のあらすじとは少し違うようですが、原作は原作で楽しくてとても心温まるいいお話でした。
児童文学として本になっていますが、大人が読んでも胸に響くことがたくさんあります。
私は特にこの物語から「モチベーション」の種となる物のすごさというか、人間いくつになっても何かに心ときめかせ、心躍らされる、そういう存在がもてる、見つけられるということはとても幸運なことだと思いました。
いくつになっても人生楽しめる!楽しもう!
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ある日出会ってしまったドレスに射抜かれ、なんとしてでも手に入れたい、「にあおうとにあうまいと、かまやしないわよ」と言いきるハリスおばさんに、私も射抜かれた。
言葉で論理的に説明することなんでできない、そのドレスへの憧れ、想い。
自分の願いを、自分に実現させてあげるハリスおばさんのそのひたむきな努力。
第二次世界大戦の後で、言葉も通貨も異なり、パスポートも必要で(脱EUでまたパスポート必要になったけど)今ほど海外旅行が気軽にできない時代を思うと、なおのこと胸迫るものがある。
胸踊る展開だっただけに、最後の展開に悲しくなりすぎた。こーゆー、天罰とかゆー考えはもうそぐわないと思うけれど、1950年代が舞台であればさもあらん。
できればそんな結末じゃなかったらいいのにと思うけど、お洋服が好きな人ならきっと突き刺さる、居ても立っても居られない、胸踊る想いに共感しまくる物語でした。