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震災後の福島第一原子力発電所で実際に働いた経験を元につづったルポ漫画。
感情的になることもなく淡々と作業員の日常が綴られているのが好印象。放射線対策の重装備を除けば、どこにでもある光景のように思える。この重装備が一番大変なのだろうけど。
良い悪いを表に出すことなく原発内での作業のことを語ってくれるこの漫画は貴重だなと思った。
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テレビで紹介されていたのを見て読みました。
凄く読みたかった。
みんなが本当に知りたくて、でも隠されてる事に突っ込んで行くのはすごい。
社会派の漫画としてこれからも見て行きたいです。
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宗教的に原発をどうこう語ることと、中に入って実際に体を動かしたレポは、ジャンルが違うよね。
君は手袋から溢れるほどの汗を掻いたことがあるか!
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著者が2012年から福島第一原発作業員として働いていた記録を綴った漫画。マスコミが煽っていたような過激な内容ではなく、淡々と復興作業に従事している姿が描かれていて好感が持てる。
廃炉終了が30年、40年後とも言われているなか、作業員たちは「ご安全に」という言葉を受けて毎日出来ることを少しずつ進めているのだ。
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「1F」の「1」は「第一原発」、
「F」は「福島」を指す通称。
福島第一原発で廃炉に向けての作業に従事した
マンガ家の貴重なルポ作品。
記憶に従って事実を淡々と紙面に再現する様は、
花輪和一『刑務所の中』や
吾妻ひでお『アル中病棟』にも似て
――と言ったら語弊があるか?――
読み応えがあるし好感が持てる。
一日も早く事態が収束し、
それと共に作品が無事に完結することを祈りたい。
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震災後の福島第一原発内で実際に働いた著者によるコミックである。モーニング連載中。かなりの話題作で、海外メディアにも注目されているとのこと。
原発内の作業が実際にどのようなものなのか、まずはそこが知りたくて手に取ってみた。
挨拶が「ご安全に」であることからもうかがい知れるように、危険は小さくない現場である。ただし、実際の業務の大部分はアクロバティックなものではなく、解体や配管修理・電気工事といった肉体労働、そして作業員が潤滑に働けるようにする支援業務なのだな、という印象である。
放射線防護のための重装備が必須であり、それを身につけた上の重労働となるから、暑い季節は非常に大変そうである。マスクの下で鼻がかゆくてもかけない、というエピソードが綴られており、これもなるほどという感じである。
線量が一定量を超えるたびに線量計の警報が鳴り、規定値を超えるとそれ以上働けない。着替えの回数が多いのも大変そうだ。
何より、何重もの下請け構造があって、実際の作業員に入る賃金が非常に少なく、そこから寮費や食費を天引きされる形なのが、他の業種にもある話である気もするが、やるせない。
絵柄はすっきりとして見やすい。現場の流れが具体的に詳細に描かれており、適宜、見取り図もあって、イメージがわきやすい。
2巻は2014年秋に刊行予定とのこと。
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「いいか、放射線なめるな。本当に恐いなら本気で勉強しろ」
~未知ゆえの恐怖も正体を知れば適切な対処が出来る。~
この記述が心に残り、また、誰もが理解しなくてはならないことなのだろう。
現場からのメッセージの中には、考えさせられるものが多い。
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こんな世界があるんだ、読んでみろと上司に言われて借りた本。福島第一原発で働いていたことのある作者が、実際はどういう作業をしているのかを描いた漫画。知らなかったことがたくさんあった。次回作が出たらぜひ読みたい。
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何はともあれ現場はしっかりときちんと闘っている。
少なくとも現場の待遇はもっとマトモにしないと・・・。
やはり「ベンチがアホやから野球がでけへん」のかなあ~、この国は・・・。
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伝聞ではない現場作業員の描く福島第一原子力発電所、1Fの除染廃炉作業の実態。事故を起こした原発なのに、そこにドラマチックなことは案外あんまりなくて単に肉体労働なんだというところが分かる。これを読まずして1Fは語れない?
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福島第一原発で働いていた方の体験記(?)を漫画で。
話題になっていた作品ですが、思っていたよりも悲惨に描いているわけではなく、鼻がかゆいとかね、ユーモアを持たして描いているのが特徴かな。
メディアではなかなかでてこない実情なので、続きでどこまで描いてくるのか、非常に楽しみです。
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余計な思想を入れずに福島原発の姿をレポートしているのに好感が持てる。読み終わった後に現地の為に何かしたくなるのは作者の熱い思いのおかげか?
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福島第一原発での現場作業員の体験レポである。
非常に明細に描かれた現場作業の様子と、丁寧なタッチとが、体験レポとしての質を高めていて、わかりにくいところを探すのがむしろ難しいくらい丁寧な作品である。
ストーリーとしてはこれから展開していくものだから評価が難しいところだけど、内容の濃さとその需要も加味すれば星五つ相当の作品には違いない。
非常に貴重なルポだし、より多くの人に読んでもらいたい作品である。次巻が待ち遠しい。
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福島第一原子力発電所で働いてみた!という体験マンガ。
きわめて中立な視点で描かれている事に感動。
いや、それよりも、粛々と毎日、危険と隣り合わせの仕事に携わる方々に感謝。
どんなにきちんとしていても、想定外、は起こりえる。
起こってしまった。
後始末は、自然がなんとかしてくれるわけではない。
人間の仕事なのだ。
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福島第一原発の事故後の様子が詳細に書かれた漫画。ここまで内部に踏み込んだものは初めて読んだ。現実に行われていることはもっと世間に知られるべきだと思った。続編にも期待したい。