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烏兎の庭 第六部 9.12.21
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto06/diary/d2109.html#0912
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めっちゃよかった。
めっちゃよかった。
めっちゃよかった。
そしてまたやってしまったよ図書館で借りて読んで感動してAmazonで自分用に買っちゃうやつ…
“書くこと”への十人十色な情熱がじわじわひしひしと伝わってきて身体の内側から熱くなってくるような本だった。まじでみんなすごすぎ(語彙力
直木賞受賞者のみなさんから当たり前だけれど、どのページを開いても、必ず一度はどこかでお名前を聞いたことがあるような著名な方ばかり。彼らが語る幼少期の記憶、家族との絆や確執、尊敬する先輩作家さんとの思い出、直木賞受賞に至るまでの紆余曲折。そのどれもがあまりに生き生きとしていて、色褪せていなくて、まるで親しい友人が目の前でしゃべっているの聞いているような感覚を覚えた。エッセイは不思議だ。「今わたしは誰の何の思い出話を聞かされているんだ」と白々しい気持ちになってしまうものもあれば、この本のように、もっと読みたい、もっと聞かせて欲しい、とその人への興味をどんどん掻き立てられていくようなものもある。格好いい文章であるとか、小説家らしい小難しい言い回しを多用しているとかいうことでは全くない。肩肘張らない穏やかな言葉で、実際に体験したこと、その中でも特に鮮明に記憶に残っていること、人生に大きな影響を与えたことが、ときには溢れ出てくる熱量そのままに、ときには努めて冷静な筆致で、読者に届けられる。ああ、こういう思いをしてきたんだなと、こんなことを乗り越えてきたんだなと、直木賞受賞という華やかさの裏にあるそれぞれの想いの強さを垣間見て、ただ嘆息した。折を見てまた読む。
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昔は対談方式だったんだなあ。
江國香織先生の受賞エッセイ目当てで手に取りましたが、対談方式でした。
お父上とのやり取りのイメージとか、珍しく素直な江國先生な気がする…。
素直っていうか、すごく言いたいことが分かりやすい。
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2001年1月~20014年1月までに受賞した36人の直木賞受賞エッセイを収録。 直樹賞をもらうと自伝エッセイを収録するらしいのだが、奥田氏は空中ブランコの伊良部一郎医師のもとに奥田氏自身が訪れあれこれ精神分析してもらう、というものだった。が今読み返すと赤面もので、この本が出るにあたり書き直します、と奥田氏のみ書き直したものが収録。
もう受賞後10年も経っているので、すっかり業界のベテランになっているので、創作技法などを紹介します、とある。プロットは立てない、内容的には、裁かない、テーマを持たせない、説明しない、自分で酔わない、この4点がセオリーだという。世の中には完全な悪も善も無く、テーマは浮かび上がらせるもので描くものではない。テーマを描くなディティールを描けというロシアの戯曲家の言葉を箴言にしている。・・こうなると雑誌掲載の文を読んでみたくなる。
奥田氏以外では、東野圭吾、池井戸潤、姫野カオルコなど。確かに皆真面目に硬く書いていた。
2014.4.10第1刷 図書館
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とても興味深く読んだ。
直木賞に至るまでの道のり。
作家として思うこと。
作品への想いなど。
やはり好きな作家さんのエッセイは
驚きと共に、さらに作品を読むときの
味わいが増すような気がする。