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なんだか読み終わったあと抱きしめたくなった(本を)。最後の方、村岡花子さんの言葉が出てくるんだけど、ストーリーに惹き込まれた後だから、ただその言葉だけを読むよりも心に響いた気がする。
2人の女の子が小学生から社会人になるまで、それぞれの視点から交互に語られていくんだけど、子ども時代を過ごした人なら多分何かしら思い当たることがあるんじゃないだろうか。10代の頃に読んでいたら何を感じたのかなぁ。
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私の中で最近アツイ、柚木さんの新刊!
なんとも可愛らしくて、ホワっと暖かくなれて、ちょっぴり泣ける良い本でした(*'ー'*)
本が大好きな二人の女の子のお話しが、朝ドラでもやっている『赤毛のアン』と絡みながら進んでいきます。
やし、もちろん村岡花子さんのお名前も登場しますw
別々の道を進んでいくけど、どちらの道も一生懸命に生きてて、その姿に元気をもらえる。
帯に書いてあるように、全ての女子を肯定してくれるし、大丈夫って言うてくれてるような安心感を与えてくれる。
本の中に「栞を挟んだところを開けば、本を閉じた時の記憶と空気が蘇る」っていう節があって、物語とは関係ないところで、そーなの!!って声を出してしまいそうになったww
この本を含めて、一瞬にして本の世界に戻してくれる本に出逢えてるコトに感謝♡
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自分にないものに憧れる心情を、あわせ鏡のように交互によませてくれる子供時代の前半にひきつけられる。
むこうはどうだったか知らないけど、こんな友達、いたよな~~と懐かしく思い出す。いまだにつきあってるけど。
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読みやすくて、あっという間に読み終わった。
私には若すぎる内容だったな。
20代前半の女の子が読んだらココロに響くような気がする。
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本が好きで、正反対な境遇の女の子二人の物語。
途中までは二人の女の子の友情が微笑ましく、どんな風に二人が成長していくのかわくわくしながら読み進められる。大人になるにつれ、些細な思い違いが二人の友情に齟齬を生じさせなんとなく疎遠になってしまう。一人になってしまったことより、強くなったり愚かになったりする過程が苦い。
特に主人公ダイアナが強くて憧れる少女で、めげずに、純粋に好きなことを実現していく姿が素敵だった。
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友達。家族。名前。本。彩子とダイアナの小学生~大学卒業。隣の芝生は青くて、どっちがより幸せかはわからない。ティアラの力強さに憧れる。再会と出発にふさわしい場所は図書館でもよかったんじゃないかなぁというのは私のわがままですが。『その手をにぎりたい』も同じ印象だったけど、最後が走り過ぎてて、それこそ小説だなあっていうのが少し悲しい。
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きらきらした魅力的な二人の女の子の現代版赤毛のアンというところか。ドラマティックな話だが、どうにもドラマティックしすぎて現実味がなかった。ラストにようやく現実的になったことで最後まで何とか読んだ側としては少し報われた気はするが。
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思春期のシーンは胸が締め付けられるようだった。彩子とダイアナに年が近いからかもしれない。人生は物語みたいにうまく行かないもんなんだなって思った。お父様が作家なのは見当ついたけど、まさか社会的クズとは考えが及ばなかった。
私は高校の図書室で借りて読んだからか、帯が付いてなかったので、読み終わってから現代版赤毛のアンというコピーを聞いた。うまいこというものね。
そういえば赤毛のアンを読んでいた時はダイアナの事に気なんてまわらなかった。アンのきらきらした考え方が好きで読んでたけどダイアナの事を思いながらももう一回読んでみようと思う。
もちろん、解説まできっちりと、ね(*^^*)
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2014.6.14ダイアナの母親ティアラのキャラクターは最後まで好きになれなかったが、アンの愛情が懐かしく、ダイアナにかんする記述!とても良かった。
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小学校で知り合ったダイアナと彩子。ちょっとした行き違いで一方的に友人から距離をとられたダイアナ。恵まれない環境におかれつつもダイアナは自らの力で理想の未来へ進み、彩子は堕落から自らの力で脱する。自らの力で明るい未来をつかみ取る主人公たちや、10年以上も一途に思いを寄せてくれる人がいるダイアナがすごくうらやましかった。
私は非現実的な小説を好んで読み、この本も途中まではまさに理想的な内容だった。途中から主人公の友人が少しずつ堕落していくのが痛々しくて、妙に現実味を帯びていて嫌だった。
でも、現実に役に立つのはこういう現実的な作品だとも思った。
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表紙が素敵♪育つ環境も性格も正反対の2人が親友になる。彩子の事件は辛かった。どうなる事やらと思ったけど、最後はよかった!
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内容(「BOOK」データベースより)
私の呪いを解けるのは、私だけ。「大穴」という名前、金色に染められたパサパサの髪、行方知れずの父親。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と同級生の彩子だけが光を与えてくれた。正反対の二人は、一瞬で親友になった。そう、“腹心の友”に―。少女から大人への輝ける瞬間。強さと切なさを紡ぐ長編小説。
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第151回直木賞候補作。
(直木賞を受賞したのは黒川博行の『破門』)
赤毛のアンを読んだ事がないので、イマイチピンと来ないところもあるが、それでも登場人物のキャラが立っていて非常に面白い。
今で言うDQNネームの矢島大穴(ダイアナ)、その母でありキャバクラで働くティアラ(源氏名)、友達のお嬢様の彩子。
タイトルから軽い本かと思っていたが、大間違い。
友情、母性、母への愛、父への愛そして殻を破りながら、少しずつ大人になっていく自分。
巧みな構成で、気持ち良く読めた。
『破門』より個人的にはコッチだな。
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2週間前に読み終わった柚木さんの新作。昨日発表された第151回直木賞候補作に選ばれた。
表紙を見るとファンタジーにも見える。でも帯にも書いてある「私の呪いを解けるのは、私だけ」というずしっと響く言葉の裏には二人の少女が試練を乗り越えながら、まさに呪いをときながら大人になっていく姿がある。現代の赤毛のアン、とも評されていて、花子とアンとあいまって、多くの人に読まれるのでは?
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『現代版赤毛のアン』という煽り文句も頷ける
二人の少女の成長物語。
読んでいる途中で直木賞候補の発表が。
はたしてどうなる?
【図書館・初読・6/21読了】