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わくわくどきどきさせてくれる本でした。
すべてが丸く収まるわけじゃなく、読んだ後、いろいろ考えることができました!
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堂場瞬一が苦手という事もあり、読了までにかなり時間がかかってしまった。会社ってこうやって作られるのかというのを遠目にボンヤリと眺める感じで読んだ。私が生まれる以前が作品の舞台という事もあり、こんな感じだったんだという感じでもある。
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波田くんは、バイトしながら生活費切り詰めて頑張ってる
普通の貧乏大学生でだったのになぁ・・・
余裕のある生活を経験しちゃったら、なかなかその
質を落とすのは難しいよね。
待遇も良く、頼りにされて、やりがいもあった
仕事だったけど気がつけば犯罪の片棒を担がされていた。
変わったね、波田くん。
顔つきも変わり、人を見下すようになって、
謙虚さも初々しさもなくなって。
少しずつ染まっていく。本人もその境目に気づかない
くらい徐々にグレイにやがて濃い色に。
周囲の人にはそれがはっきりわかる。
まだ真っ黒じゃないけど。
新興宗教?次は自らワルになる?
そっちに転がる話も読んでみたい。
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著名な経済評論家・北川啓が主宰する「北川社会情報研究所」。日々の暮らしに汲々としていた大学二年生の波田は、街頭調査のバイトで見込まれ、破格の待遇で契約社員になる。それが運命を大きく狂わせる一歩だとは知らずに…希望に満ちた青年を待ち受ける恐ろしい罠。潰すか、潰されるか。孤独な戦いが始まる。警察小説の旗手が挑むピカレスク・ロマン。
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食べたいものも食べられないくらいお金に困っている大学生の波田が、割のいいアルバイトに飛びついたのが発端で、悪の手先として利用され、揚句にとかげの尻尾切りのごとく切り捨てられ、報復しようとする物語である。取り立ててどうということもない学生だった波田が、優秀なバイトと見込まれ、北川社会情報研究所に取り込まれていく過程が、あまりにも抵抗感なくあっけないようにも思えるが、新興宗教さながらの手を使えば、世間知らずの学生などあっけないものなのかもしれない、とも思わされる。波田はおそらく、社会に物申したい下地があったのだろうが、それにしても、切り捨てられたと判ってからの行動も、以前の波田からは考えられなくて、俄かには信じがたい気はする。ただ、こんな風に取り込まれてしまうなら、誰でも波田になる可能性はあるだろうと、背筋が寒くなる一冊である。
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登場人物が本の中の言葉を借りれば、小物だらけでしかも感じの悪い小物ばかり!ストーリーもありがちな上、やりきれない結末。
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バブルの頃、あることをきっかけにアンダーグラウンドな社会に足をつっこんでしまう男の物語なのですが、主人公の変わり様が不自然で説得力に欠けます。
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平凡な大学生だった主人公波田が、グレイな人間に変わっていく物語。
主人公と一緒になって、自分の身に何が起こっているのか、ハラハラしながらページをめくった。
波田が新興宗教を使って何かしでかす続編がありそうだ。
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平凡な大学生がお金の魔力につかまり利用されて今度は利用するほうに行きそうな終わり方。
でも拉致されたり、警察に逮捕されそうになったりしたのに小物と言われる人物に復讐をというのがちょっと飛躍していてついていけない。それも夏休みの2か月間ぐらいで白からグレイになってしまうというのは無理を感じる。
平凡な学生ではあるが「人たらし」であるというこの波田、弱冠20歳、大物政治家との対決も嘘っぽくて・・・
グレイに代わっていく過程が他人が「変わったね」というばかりでこちらには伝わってこなかった。
よって飛ばし読みになってしまった。
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#読了。1983年、貧乏大学生の波多は、評論家として活躍する北川の事務所でバイトを始める。波多は高額な給与で学生のまま派遣社員となるが・・・この時代から始めるのであれば、やはりバブルまで通していただきたかった。
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主人公も大物の感じは全くしない。
時代を少し前に設定してるから、続編あるだろうけど
たぶん読まない。
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想定以上に面白いと思います。
読みやすいのが第一で
先が気になるのが第二。
そして若き人が旗揚げして(まぁ上手すぎるとは思いますが)成功するサクセスストーリーが第三。
失敗からの成長?と謎の解明が第四。
浅い感触でありますが、なかなか楽しめて満足でした。
「情報」って大事だというのには同感ですけど、なかなか情報を収集して精査して使いこなすのって難しいかもなぁ・・・
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貧乏学生だった主人公が、贅沢を覚えて変わっていくのだが、変わりかたが極端で何故そうなるのかが、自分には理解できない。
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特に印象に残るところもなく。情報が全てということと大学生の成長(?)を描きたかったのか? 他の作品に比べあまり力を入れずに書いたように思える。話が単純過ぎ?
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大学2年生の波田は苦学生で生活費を稼ぐため
日々バイトに明け暮れる日々を過ごしていた。
そんな時、著名な経済評論家が社長を務める会社で
街頭調査のアルバイト募集のチラシを手にする
日当は破格の1万円。
街頭調査のアルバイトは初めてだったが波田は
コツを掴み何とか目標件数をクリアする。
3日間のバイトを終えた波田に北川は契約社員扱いで
仕事の継続を打診する。おまけに2年分の授業料の
融資話まで出てくる、優秀な人材への先行投資だと言われるが
話が美味すぎる。しかしお金がないせいで短期留学を諦めたり
テキスト代が高額だった為、司法試験も諦めた。
ふらふらしているだけの毎日、お金に追われ終始惨めな
思いをしている自分、「金はあればあった方がいい」
そしてそのお金を稼ぐ仕事に意味があれば・・・
社会の役に立つ仕事、社会を変える仕事、情報を握っている
人間が1番強く自分達は時代の最前線で仕事をしている
見えない明日とサヨナラするために波田は契約社員として
働き始める。
アンケートの独自分析と企画立案、波田は
センスがあると見込まれプロジェクトリーダーを任される
毎日おいしい物を食べ、風呂なしアパートからフローリングの
部屋へ引っ越し、仕事もやりがいがあり充実した日々
そんな波田への新しい仕事はペーパー商法をやっている
会社の資産調査、弁護士からの依頼で消費者を守る為の仕事
金儲けの事しか口にしない北川が正義感を持ち出し
波田は違和感を感じつつも、北川に認められたいという
思いから仕事に取り掛かるが
思いもよらぬ方向に巻き込まれていく
苦学生ではなくなった頃から波田は少しずつ変わり
始め、事件に巻き込まれた事ですっかり変わって
しまった、やられたらやり返す。
靴底に張り付く人生ではなく、自分が人を踏みつける
人生を歩いて行くと決める。
そんな生き方を選ぶんだ・・・と
何ともすっきりしない終わり方
題名は内容にぴったりだった。
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本屋で何の気なしに手に取って購入した本。
途中から、少し冗長に感じましたが、最後まで読みました。ほかの作品も読んでみたいです。