投稿元:
レビューを見る
べしみはR18文学賞受賞時に読んでいました。わたしはこの著者のデビュー作となる一冊をずっと楽しみにしてました。
そして出来上がったこの本、本当すごい。筆力あるなーと。
衝撃は断然窪美澄さんのがらあるんだけど、田中さんの描くものは怖い。アラフィフ、アラフォーの女たちの必死にもがいてる様が怖い。わたしはアラサーだけどまだ女子であろうとしてしまいます。けれどこの中には甘いお菓子を食べようとしない、女子から女になった、や、なろうとてる女たちがいて、なんか怖い。どの話も読んだことありそうなのに新鮮で、なかでもやはりべしみは斬新。R18色も全然強くないので読みやすいです。面白かった。
投稿元:
レビューを見る
同年代の女性の人に相談でき悩み私も同感しながら読んだ。いつまでも女で在りたいと思うのは皆同じで、このまま老けていくことへの恐怖と焦り。うんうん。短編集だったので1番始めのがあまり面白くなかったので星四つ。後は全部共感。
投稿元:
レビューを見る
第10回「女による女のためのR-18文学大賞受賞作の『べしみ』を含む、短編6作品。どの作品も女性が中心の作品である。やはり、女性作家という事もあり共感する部分も多い。『結婚について私たちが語ること、語らないこと』は私自身が結婚対して年齢的に焦っているという状況でもあるため、いろいろ考えさせられた部分もある。
投稿元:
レビューを見る
40代後半の女性を描いた連作短編集。「母にならなくていい」が特に好きでした。バツイチのヒロインの日常がとにかく忙しい。母が亡くなり寂しくなってしまった父のお相手をして、部下との接し方に悩み、猫を4匹飼って、甘えてくる男を巧みにかわしつつ、女であることを捨てたくないためにとった行動は褒められたものではないけれどヒロインに共感できました。専業主婦のデビュー作、次回作も楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
女による女のためのR18文学賞の本。
結婚について私たちが語ること、語らないこと、花車、母にならなくてもいい、残欠、熊沢亜理紗、公園でへらべったくなってみました、べしみ
すごく悪くはないんだけど、この人がこれを書く意味あるの?評価されるポイントがわからない
投稿元:
レビューを見る
アラサー〜アラフィフの女性のリアルな感じが、
生生しくてたまらない。
痛くもあるし、かわいくもある。
私もその一人だからね。
専業主婦さんみたいだけど、
こういうこと考えて生きてってるとしたら、
そりゃー小説でも書いた方がいいと思うわー
短編だけど、それぞれの登場人物が同じで、少しずつつながっているので、
別の視点からの物語、というのも、
割と好み。
投稿元:
レビューを見る
大人になったら、鬱陶しい自意識も、誰かに傷つけられることも、人間関係も、もっとずっと上手になっていると思ってたけれど全然上手くならなくて、この小説を読んだらこれから先おばさんになっても、これは続くし、おばさんになって、醜くなっても、そんなものたちと付き合い続けなければならないのかと思うと死にたくなる。
投稿元:
レビューを見る
ちょっと読むのがしんどかった。
40代の女性達の姿が痛すぎるというか・・・。
こんな話読みたくなかったよ、というのが正直なところ。
R-18文学賞大賞を受賞した作品「べしみ」はこの賞にふさわしい(?)過激な内容でまあ納得。
女性器に突然人面瘡が出来た主人公の話。
この手の荒唐無稽な話苦手かも。
リアリティのなさに共感できないんだもの。
そのほかの5編はもうちょっとトーンダウンするけれど、どの話も普段は見せない女性の裏の部分がチクチクと書かれている。
私が好きだったのは「残欠」。
アルコール依存症の女性の話で読んでいて息が詰まる。
何が彼女をここまで追い込んだのか。
息子の母への愛憎が切なくて切なくて。
もう読むだけでいっぱいいっぱいでした。
田中兆子さん、苦手かもとは思いつつも次作が出たらきっと手に取るんだろうな。
そんな魅力を持つ作家さんです。
投稿元:
レビューを見る
アラフォーを書いた連作短編集。表紙の安藤正子さんの装画は印象的。
一つ目の短編で読むのやめようかと思ったけど、中間にある短編はなかなかよかった。「母にならなくてもいい」が一番よかった。その次の短編にも出てくるS氏がどんな人物なのかな。最後のべしみは風合いが違う。他の作家でも同じような設定で書いてたなぁ。
投稿元:
レビューを見る
帯にある「甘いお菓子で前を向けるほどオンナはラクじゃない」がしっくりくる。
みんなコンプレックスを他人に悟られないように隠して生きているんだよ。
オンナだっていろいろ溜まってるだよ。
だけど、いいじゃん別に。生きてりゃいろいろあるさって思える短編集でした。
投稿元:
レビューを見る
登場人物が繋がっていく短編集だが秀逸なのは何といっても最後の「べしみ」。性器に人面瘡ができた40歳独身女の性欲が旺盛になる話。気持ち悪いとか言わないで。これ小説でも何でもない。まんま現実。あ、人面瘡じゃなくて性欲のことね。タクシーに乗る機会など滅多にないマイカー持ちの女はどうすればいいのでしょうね。あ、独り言です。お気になさらずに!
投稿元:
レビューを見る
アラフォーの独身女性には、共感する部分がたくさんありました。やばい。
あと、田中兆子さんの文章、とても読みやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
この人・・・めっさスゴい~~~!!!
40代以上の女性におススメw
これは、他の著作もぜひ読んでみなくてはっっ!!!
投稿元:
レビューを見る
人は皆、孤独だから求めてしまうんだろう。
一番心に残ったのは「残欠」 自分の未来がこうなってしまうような感覚になり、怖くなった。
読み物としてサラリと読める。
でも、そこまでの衝撃もなかったのが本音。
投稿元:
レビューを見る
「べしみ」だけがファンタジーちっくだったので
一体作者に何が起こったんだああああ!!!!と
びっくりしたけどww、この作品で賞を取られたんですね。ww
他の話は結構40歳の生々しい話が多かったので
なにかのルポかと思ったり思わなかったり。。