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夏目を、周囲の人から見たお話。
1話目は、ドラマでもやってた事件だった。
で、夏目のやる気のなさの原因って???
その後はしっかりお仕事してたよねぇ。
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『刑事のまなざし』で『一段上に行っちゃったな』と思った夏目さんは
なんだかえらく摑みどころのない人になっていた。
今回の短編集、『無縁』と『不惑』との夏目さんの印象のギャップに驚かされる。
とはいえ、どれだけ印象が変わっても夏目さんの根幹にある
人の痛みに寄り添う姿勢というのか、そんなようなものは変わってないと思う。
『不惑』はアンソロジーに続いて2度目だが、何となくそのときとは印象が違ったような。
たぶん『無縁』のやる気のなさが効いてるんだろうななんて。
『被疑者死亡』と『終の住処』は、遺留捜査みたいな読後感。
「私に3分時間をください」的な。
抱え込んでる辛さが解けていく感じがよかった。
表題作は…切ないとしか言いようがない。
辛い約束をしちゃいましたね、夏目さん。
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罪を犯した者を追い詰め、逮捕し、真実を明らかにし、裁き、償わせる。
これが法治国家における唯一無二の正しい道なのだ、とそう思っていた。この物語を読むまでは。
誰よりも犯罪者を憎んでいるはずの刑事、夏目がなぜがむしゃらに犯人を追いつめようとはしないのか。
なぜ、ただ一つの真実を暴くことだけをよしとしないのか。
決して罪を、犯罪者を許さないというゆるぎない信念を持ちつつも、それでも人の「心」を信じようとする夏目の姿勢にじわりじわりと心を寄り添わせていく自分がいた。
もしかすると「甘い」刑事なのかもしれない。その甘さに足をすくわれてしまう弱い人間なのかもしれない。けれど、それだからこそ、読み手は心から夏目の人生を全力で肯定したくなるのだろう。
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シリーズものとは知らず。そして、苦手だった薬丸岳の作品を読了。夏目さんの物腰のやわらかさと性格が良かったのか、スラスラと読めた。あらすじに書かれている「あなたは五度驚き、五度涙する!」という部分はまさにその通りだった。特に前半の3作品と最後の作品は泣きそうになった。他作品も読んでみたい。
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『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』の夏目シリーズ。
常に犯人や周囲の人達の心を見つめ、類まれな洞察力で真相を明らかにする様は、ミステリーの王道。
でも単なる王道ミステリーに終わらせず、重さが加わってる。 ズシリと重い短編5編。
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「刑事のまなざし」の続編。短編5編。TVドラマの元ネタもあるんですが、「主人公が自身の事件解決によって腑抜け状態」という設定のためいささかイメージは違います。とは言え、このキャラはやはり秀逸。続編希望です。
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読んだ事のある話も入っていた。
前作よりの継続の話もあり面白かった。
娘さんが意識を取り戻したり、報われない話が有ったりと
山あり谷ありでした。
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夏目シリーズ最新作。
5篇からなる短編集。
夏目刑事が追う事件の裏に隠された真実。
罪を犯しても「心をなくした人間」ばかりでは無い。
「被疑者死亡」が秀逸。
今までのシリーズの中で一番読み応えがあった。
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夏目刑事の事件を見つめる短編集。
罪を犯す人も一人の人であるという視点から事件を見つめる夏目刑事の眼差しに、心の奥底を覗かれる様な感じになる。
一話一話いつまでも余韻が残り、動けない様な感じすらする。
タイトルの刑事の約束は本当に悲しい。
夏目刑事の家族の展開は今後どうなるのだろうか?
夏目刑事がどう生きていくのかこの先も知りたいという思いにとらわれる。
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昏睡状態の娘を持つ東池袋署の刑事・夏目信人。独自のまなざしで手がかりを見つめ、数々の事件を鮮やかに解いていく。犯人たちの心を見つめる夏目が、最後にした約束とは。
夏目刑事のシリーズ3作目は短編集。それぞれに味があるが、イマイチ切れ味に欠ける。最後に収められた短編はシリーズの今後の新たな展開を期待させるけれど。
(C)
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「刑事のまなざし」シリーズ。一見単純そうな事件の裏に潜む「人情」の謎を解き明かす連作ミステリ。
お気に入りは表題作「刑事の約束」。なんと、このシリーズ最初の物語である「オムライス」の後日談にしてこのシリーズの完結編とも言えるかもしれない一作。夏目にとってはまたしてもつらい事件だったかと思いますが、それでも彼は数々の事件を見続けることをやめないでしょうね。そしてこの先に待っているのは、けっして苦難だけではないと信じたいです。
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大好きな薬丸岳氏
夏目シリーズの第三弾
短編集、五編であります
あっと驚く事件の真相
心打つ人と人との繋がり
薬丸氏らしい作品です
不幸な生い立ちから幸福な人生へと導こうとする親心
復讐を生きる糧としてきた男と懺悔を生きる糧としてきた男
守るべきもののために犯してしまう罪
失いかける意識の中で大切な人を想う老婆
救った・・・・・救いかけた一つの人生が落ちていく・・・・・
シリーズのあるときは敵役、または相棒とも呼べる検事・志藤も登場
個人的には日本橋署の加賀君シリーズより好き!!!
薬丸岳!!最高です!!!!!
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夏目シリーズ第3弾。短編集だがそれぞれに夏目の独特の視点がある。真っ直ぐに事件を見つめることなく、どこか斜めから見ている感じがその後の展開を意外なものにしてくれるので楽しめる。でもラストの話は辛い話だった。今後が気になる終わり方だ。
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「無縁」「不惑」「被疑者死亡」「終の住処」「刑事の約束」の5編。私は「終の住処」と「刑事の約束」の2編が印象的だった。
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夏目シリーズ。人気なようだけど、どうも私には合わない気がする。
短編の刑事ものって、どうしても薄っぺらく感じちゃうからかな。同じ事件が長編で描かれていたらもっと納得できそう。