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ついに完結巻です。
ほぼ新刊を読んでいた(即ではないですが購入はしていた)
文学少女に比べのったり追いかけてしまいましたが、
今回のクライマックスも秀逸でした。
そして、1巻から書きたかったことがやっと感想に書けます。
帆夏ちゃん、おめでとう!
他の巻の感想でも散々書いてますが
彼女が是光のパートナーになってほしいは、ずっとありました。
というのも、彼女が好きだからもありますが、
是「光」と(紫)「式部」。
この「紫」って紫の上(若紫)とも言われるので、
もう1人の源氏と若紫とずっと思っていました。
ただ、逆に言えば是光は光の君でないし、帆夏ちゃんも
紫の上でないので、
源氏物語のように切ない心配はしなくていいでしょう(笑)。
そういう光の君の抱える暗部は今回の口絵の裏側の二人が
まとめて背負ってましたね。
これまで悪役丸出しだった前回の人が可愛いサブキャラに
なるくらい重い。
最終巻の表紙が「藤壺」こと藤乃さんだったのは
物凄く納得でした。
彼女含め、花達が皆成長し、幸せを感じさせるのが泣けます。
特に夕雨ちゃんは是光の初恋だったこともあり、
驚くほどの成長でしたね。
ついに訪れるヒカルとの別れは、切なくもあたたかいもので
良かったです。
挿絵がこれまで二人が出来なかった顔(あ、是光は「空蝉」で出来てた)
なのも泣けます。
もう1つの物語は、聞くと「ああ!」ですが、まだ読めて
いない作品なので、読みたいです。
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最終巻、とても感動した。
ヒカルの秘密もそうだが、周囲の女性の成長振りがとてもいい作品だった。
それに、帆夏エンドになって本当に良かった。(琴吹さんのようにならなくてホットした)
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美月たんらしい、中盤はどろどろの展開でしたが、最後は爽やかなカップル誕生で締めました。予定調和でしたね。
教会の相手が藤乃と匂わせていたところで、生まれる子供はヒカルの子で、ますます泥沼に…と思ったらあれ?って感じで肩すかしを食いました。禁断の子供の誕生はラノベらしくなかったのかな?
中学生の女子が幼児に恋するかなぁ。美月たんにそんなしょたこんがとか…あ、腐女子の妄想と考えると納得。
個人的にはもっとどろどろの展開を希望してました。
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2014 5/19読了。Amazonで購入。
シリーズ完結編。
思ったよりもあっさり終わったなあ・・・という感じ。
最後にまとめてヒロインが片付けられてしまうのは仕方ないか。
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ようやく完結したヒカル最終巻。
藤壺の想いは、ヒカルの想いは、そして真の黒幕だった彼女は…
個人的には帆夏が報われて本当によかった。
(前作読んでいたから特に)
他のヒロイン達も幸せになって欲しい。
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なんというか、あっという間の3年間だったと思うぐらい、密度の濃い作品でした。
源氏物語になぞらえつつも主人公である是光と、ヒロインの帆夏の存在がオリジナリティを獲得し、ヒカルを中心とする閉じた物語から一歩を踏み出す、多くの少女たちの姿に胸が大きくうたれました。
是光の選択は物語において大きな意味を持ち、彼が選んだ選択だからこそ登場人物たちも納得できる強さを持っている、非常に好感の持てる主人公でした。前作の悩み苦しむ心葉もよかったですが、優しくも不器用な彼だからこそ辿り着いたであろうこの結末だからこそ僕は心打たれているんだろうと思います。
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シリーズの最初から最後まで、楽しく読む事ができた。
ラストにかけてはボロボロと泣きながら読んだ。
この物語の元ネタ。『源氏物語』の他にもう一つあると、
”葵”で言っていたけれど、その元ネタが明かされた。
もう一つの元ネタは『星の王子様』と言う事だ。
意識して読むと確かにそういう要素があったかも。
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「ヒカルが地球にいたころ……」の最終巻。
正直最後に立ちふさがる「六条」の正体にはこじつけ感があり、ラストも予想通りであった。
しかし、この物語の大切なところや、私が何故野村美月さんの物語が好きなのかというのはそういうところではなく、一貫したみずみずしく透明感のある話の流れや、登場人物の心情の描き方、優しい言葉なのだ。ラストは確かに予想通り、しかし、泣ける。わかっているのに感動せずにはいられない。「詩的すぎて好きじゃない」という人もいるかもしるないが、どうも私はそういう文体が好きらしい。
「文学少女」も終わるのが寂しかったが、今回も寂しい。しかし新シリーズもすぐに始まるそうなので期待したい。
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シリーズ完結!
放置に放置を重ねて、新刊で買ったのにやっとこさ読了。(笑)
内容は、最終巻だけあってはじめからクライマックス!一連の事件の犯人やらしかけやらが暴かれ、今までだんまりだった藤乃が想いやヒカルの死の真相を語り、それぞれが収まるとこに収まり、ヒカルが別れを告げ成仏すると言う…怒濤の一巻でした。
事件解決は「ほほう。なーるほど」って割りと客観視してたのだけど、ヒカル消えるとこは感情移入して「いかないでー(涙だばー)」でした。
全体を通して、表現がきれいだし、登場人物の設定やストーリーが凝ってるお話でした。文は書き込みが細かすぎて、もうちょっと読者の想像で補えるんじゃ…という思いになることもあるのですが。それでもシリアス、きれい、感動が存分に味わえました。
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ようやく終わったー!!っていうのが、一番の感想。
時代を超えて愛される源氏物語、わたしは読んだことがありません。そういう意味で、この作品世界に生きている人とは同じ価値観なのか?
にしたって、生理的にヒカルの恋愛はやっぱり無理だなぁ、と。
是光と夏帆がようやくくっついて、そこだけは良かった。
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藤乃さんとの恋の全容が初めて明かされます。
ここまでの禁忌でないにしても…運命の恋は
あります。痛くてそれじゃなきゃダメで…きれいで
凶悪で…全てです。
その激しさと比べると、結末は読めていただけに
穏やかすぎるほど。
さよならは、そんなに優しくありません。
全てを砕くほどの衝撃です。
終わった恋だから…穏やかなのです。
でも…これはこう会って欲しいと思うようなラスト。
ネタバレ嫌なのでご自身でお読みください。
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叔母・甥の近親相姦に加え、義母の寝取りという源氏最大の禁忌たる「藤壺」をラストの花として本物語も終幕。
ただ本作では、藤壺こと藤乃とヒカルの年齢差が大きく、藤乃のヒカルへの愛の葛藤が元ネタほど浮き彫りにはならなかったよう。とはいえ、我が子を守るべく愛人を捨てた元ネタより、愛を封じ込めるべく愛する人を手にかけようと企てた女の怖さは、本作の方が上である。
怖い女の業を語る一方で、主人公・是光は唯一人の女性を選ぶ。彼の決然とした態度はヒカルとは対極で、人選も納得。
が、彼らはまだ高校生。葵にも語られぬ未来でもうワンチャンスあるはず。
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ヒカルの花達はヒカルを通した是光をすきになった訳だから、葵や夕雨には是光も好意を寄せていたしそんなあって思うけれど、この結末は必然かもしれない。でもふられるシーンは悲しいなあ。。家から出て強くなろうとした夕雨が一朱に肯定して貰えてほっとした。是光と親しくなることで魅力が増した葵や朝衣が愛おしかった。
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花たちに最期の別れを。
抱いてはいけない気持ちだと知った時、どうしても消すことが出来ない想いは心を荒み壊して言ったのかもな。
二人で一人だったからこそ、向き合うことが出来たことも沢山あっただろう。