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怖そうなキャラが3つも並んでいるので娘は嫌がり、一人で読む候補からパパの手元へ。頓知で3匹をこらしめる痛快なお話。あとがきも必読。
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弱い者いじめのかっぱとてんぐとかみなりどんを、とうへいちゃんがやっつけます。「うまいことをしておもしろいな」で終わらせるのではなく、加古里子さんがこの物語に込めた想いを涵養させたい。以下、あとがきより
「私たちふつうの人間、庶民は、なんとかその日その日を平穏におくりたい。家族が無事であればと思って生きている。その力もよわく、小心でささやかな人間が、時にまなじりをさいて、何かをめざし、がんばり、執念をもつには、それなりの強い理由、立ちあがらずにはおられなかった怒りや苦しみや呪いといったものが、その裏に必ずあるのだ。その人の心の中に渦まいていたのだということをぬきにしたのでは、それは意味のない「うそつき話」や「わらい話」となってしまう。もし、いわれのない不当な苦しさをしいられ、つらさの底におとされた時、どうするか、どう考え、行動しなければならないかを、楽しいおもしろさに秘めた呪いの話であり、おどろな人間の怨念のものがたりです。」
どうですか。読みたくなったでしょ。
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あとがきがよかった。「もし、いわれのない不当な苦しさをしいられ、つらさの底におとされた時、どうするか、どう考え、行動しなければならないか〜」