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アメリカ人著者から見たフランス人の子育て方の本。非常に興味深かった。
フランスの子どもは大人に合わせて待つことを教育される。アメリカやイギリスや、そして日本とは逆で、子どもが大人に合わせる生活。フランス人がずーっと喋ってたり気が長いというかペースを乱されないのはこういう土壌があるんだな。
それが叶えば親の負担は随分軽くなるんだろうな。これから始まる子育てで夜泣き対応や接し方を参考にしたい。
でも、やっぱりよくできたときはほめたいし、子どもの遊びに寄り添ってあげたい。いいと思ったとこだけ取り入れようと思う。
ご飯はゆっくり落ち着いて食べたいよね。日本人はそこのところせかせかしすぎだな。
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パリ、英米の子育ての姿勢がそれぞれリアルに感じられて面白い。それぞれ賛成できるところできないところあるけれども。
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面白い。
フランス人女性が筆者で、英米人とフランス人の子育て、夫婦関係の違いを書いたもの。日本人は登場しない。子供のしつけ、こんにちは、さようなら、どうぞ、ありがとうは重要。夫婦だけで旅行。「男は違う人種、女と同じようにできないもの、私たちの方が上等」と思うと気が楽になる。
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じっと待つ。放置ではなく。ちょっとやってみようと思った。
日本は母乳信仰が強すぎるんかなぁ…
母である前に一人の人間、女という意識、権利への意識などが海外だなぁという感想。
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自分の子どもはいないけれど、題名に惹かれて立ち読みしていたら、旦那の書庫にあった本。
旦那も結婚前に買っていたのだから不思議。子育てにはもちろん、自分のことを振り返るのにもよかった。そしてこれから、自分をこんな風に育てようと思った。
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2回目読了。アメリカ人である筆者とイギリス人である夫がフランスで育児をする中で気づいた、フランス人育児についての考察。
フランス人が自覚的でなく実践している育児のコツには筆者同様驚かされたが、ぜひ実践してみたいと思いました。
特に、本書で何度も出てくる「ちょっと待つ」ということは、泣いたらすぐ抱き上げるべきという考えの反対ですが、赤ちゃんが睡眠リズムを作っているということを考えると非常に納得がいきました。
出産前に読んで本当に良かったと思える一冊です。
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イギリス人の夫をもつアメリカ人女性が著者。移り住んだパリでの育児中に、
・どうやら自分たち「英米人」とパリジャンたちとでは、子育ての方法や考え方に大きな違いがあるらしいぞ
・そしてパリジャンたちのほうが、親も子もずっと肩の力が抜けていて幸せそうだぞ
と気づき、その実態を、友人知人たちへのインタビューや観察を通して研究して、エッセイ風にまとめたのが、本書。
おそらく当然、著者は英米人の読者を想定して書いたのだろうと思われますが、「英米人」を「日本人」に置き換えても違和感なく読めるところが多くーーって、だから日本語訳して日本で出版しようと考えた人がいたということだろうけどーー、日本は育児に関してもアメリカの影響を受けていたのか、とびっくりしました。
面白いのは、原題は"French Children Don't Throw Food"で、日本語版では「フランスの子どもは夜泣きをしない」。日本の子育て界では、「夜泣き」のほうがキャッチーなキーワードなんですね。
で、まあ本当に「フランス人はみんなそうしている」のかどうかはおいといて、フランス流の子育ての秘密とはなんなのかというと、だいたい以下のような感じ。
・大人が赤ちゃんのために献身的にすべてを捧げるのではなくて、赤ちゃんが家族のリズムに合わせていけるように教える(睡眠時間や食事の時間など)
・親であることも非常に大切だが、それ以外の役割を吸い取られてはいけない(なんでもこなすスーパーママになれという意味ではなくて、やりたいことやっていいんだよ、というような意味合い)。子どもを外に預けて夫婦だけの楽しみの時間も作って、親にも楽しみがあるということをわからせましょう。
叱り方については「子どもを信じろ、だけど言うべき時はビシッと言え」みたいな感じで、それができれば苦労はないだろうよと、あまりピンと来ず。
食育については、さすが美食の国らしく、保育園の食事メニュー決めの熱い会議に圧倒される著者の様子が面白かったです。著者の祖国アメリカの、パスタどーん!ポテトどーん!なキッズメニューが引き合いに出されており、日本とはまたちょっと事情が違うのかな?と思ったところでもありました。
育児に関する「常識」はいろいろなので、「あ、それもアリなんだ~」くらいの摂取に留めないとパンクしてしまいますが、でもフランス流けっこう気に入ったので、都合のいいところだけ真似してみようと思います。
(妊娠中にも太らない、産後のシェイプアップに全身全霊をかける、といったあたりは、見なかったことに…)
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フランス流の子育て論を、日本における育児において取り入れるか否かについては賛否両論ありそう。ただ個人的には、「フランスの子どもはなぜ夜泣きをしないのか」という点について、ひとつの方法として参考になるものだった。できれば「子どもがいることが支障となってレストランに行けない!」ということは避けたいし、子どもには一人遊びも覚えてもらい大人だけでお茶や会話をゆっくり楽しむゆとりがほしい。そのための育て方を、フランス人はしているというお話。筆者は欧米人(だったかな?)なので、フランス流の子育て方法を、客観的に見たり、聞いたりした目線で書かれているのも、全体的に読みやすくて良かった。
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ドンピシャで好きな内容でした。
フランスではみたいな本が好きなのもありますが、
まず、すべての日本人がひとくくりにできないのと一緒でフランスにもいろんな人がいると百も承知の上であえて、傾向ってのはあるとおもいます。
今は子供ティーンネージャーになりましたが、
子供をフランス人にならい、別室でねかせ、当時、母や友達に理解をされませんでした。
ただ大人の時間と子供の時間を分ける、お互いに邪魔をせず自立することは大切だと今も感じています。
当時を振り返り、自分の子育て、周りの子育てを面白おかしく思い出せたのが楽しかったです。
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根底にある考えは、子どもを1人の人間として尊重し大人と対等に関わるということ。それをすることで、親も子もストレスが減り、結果的には家族が健全でいられる。
子どもに振り回されてヘトヘトになるのではなく、大切な人との時間を共有するかのように子どもと付き合っていくのに必要なヒントがたくさん載っている。
ドイツもフランスと似たところがあり、暮らしたことがある経験から、フランス流のこの考えが親も子も幸せにすることは十分に理解できる。
生活スタイルや環境、価値観によってどこまで受け入れられるかは個人差があるかもしれないけれど、参考にして損はない。
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全てを取り入れ実践することは難しいかもしれないけれど、育児方法の一つとして参考になることが多く書いてあった。
何よりも「1人の大人として扱い、子供の生きる力を信じること」に深く共感。
子供に振り回されることなく、親子関係なくそれぞれを尊重し合い、一緒にお互いにとって楽しく幸せな人生を歩むという考えが、今までにない気づきを与えてくれました。
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2015年10月23日読了。フランスに生活するアメリカ人(3児の母)による、フランス流の育児の「秘密」の解説。フランスの子どもは、夜泣き・ぐずり・かんしゃく・食べ散らかしなど、英米人(日本人も)が小さい子どもにつきものと考えるあらゆる振舞いとは無縁で、幼い頃から「待つ」「一人で大人しく遊ぶ」ことを学び、両親とともに着席しレストランでフルコースのディナーを楽しむことも可能、というが・・・自分の近況からして「本当だろうか?」と疑わずにいられないが、「子どもが何かを要求したとき、数分時間を置き観察することで、その緊急度合いを判断して対処する」「親の権威を子どもに認識させる」「他人への挨拶・接し方を徹底して教える」こと、子どもの自主性を「信じ」、子どもが望ましい行動を覚えられるよう指導することを親の義務、と考えると言うフランス流子育ては厳しいようにも感じるが、我々の子育てスタイルは「甘やかしすぎ」、子どもに自分で善悪や適切不適切を判断する力を奪っていたのかもしれない・・・とも思う。フランスがこの世で最高、とは思えないが、取り入れるべきところは取り入れたいもの。
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フランス人の様に子育てし、イタリア人の様に柔軟に
全体
少し待つ戦略
クライング・コントロール
寝る環境を整えて赤ちゃんをベッドで寝かせ、1人で眠らせる方法
2〜6ヶ月くらいで夜泣きに終わりが来る
①赤ちゃんは眠る間にたくさん動いたり雑音を出す
②赤ちゃんは睡眠サイクルがある。2時間ごと。これをつなげる学習をさせる。2〜3か月で学習するチャンスがあれば、自分でできるようになる。
健康的な赤ちゃんなら、数週間で初めて良い。
ただし、夜にミルクをほしがったり、抱き上げてほしがったりすることもある。その時は要求に応える。
4ヶ月になるまでに始めないとだめ。
食事について
生後2ヶ月頃から、赤ちゃんは毎日、だいたい同じ時間に食事をさせる。
少量をちょこちょこではなく、一回の量を多くして、回数を少なくする
生後4ヶ月くらいから、食事の時間が決まる
午前8時、正午、午後4時、午後8時
子供には待ちなさい、賢くしなさいという
一人遊びが非常に重要。子供が遊んでいる時は、1人にしておく。
枠組みがある。
親が主導権を握る
ノーという。
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フランス人が自国の子育てについて書いたのではなくて「フランス在住のアメリカ人」である著者がフランスで子育てをしながら周囲のフランス人家庭と自分の家庭の違いを比べて考察しているのでとても読みやすいです。
全てが納得できるわけではないけれど保育現場で自分が保育者としてとってきた態度に近いものはあるように感じます。自分で子どもを大変な存在にしてしまっている保護者に読ませてあげたい一冊です。
それにしても目で子どもを律することを「フクロウの顔」と呼ぶとは…言われてみれば目力で子どもを制止するときの表情ってフクロウそのもの。文化や表現の方法は違っても子どもを効果的に教育するのに有効な方法ってあまり変わらないのかもしれないですね。
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子どもを育てることは万国共通、グローバルで議論ができることなのだと実感した。育児に対する姿勢や思想は異なるかもしれないが、赤ちゃんを育てる、という行為や経験はアメリカもフランスも日本も変わらない、どこの国の赤ちゃんも人間であることには違いないのだから。自分の今の育児経験がグローバルに会話できるかも、ということが分かったのは当たり前なことではあるが妙な感動だった。
子育てにおいて、「子どもに嫌われる」ということを恐れてはならない。それよりも、子どもが大人になったときに苦労することがないように、あとで痛い目にあったり、無駄に躓いたり、苦しんだりすることがないように、親は導いていかなければならない。