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本書で繰り返される「『うつ』は病気か甘えか」の問い。 周囲に「うつ」と診断されている方がいる人は、少なからず思った事がある問いではないだろうか。
ことさらに冷たく厳しくしたいわけではない。できれば理解したい。でも、ふとよぎるタブーとも言える問い。
本書を読むことで、少しだけ理解が広がった気がする。
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著者の語り口はところどころユーモアもあり,くすりと笑えるところが何度もありました。
肝心のうつは病気か,甘えかというのは,医者である著者にも結論が出ないというのがその結論のようです。
とにかく,うつという概念が爆発的な広がりを見せており,そのことに関して問題提起したというのが本書の真の目的であると考えました。
「うつ」の今を知ることができるという点で,読んで損はない本です。
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甘えなんじゃないかと思われる原因に、休職中に遊びに行ったり旅行したりしてそれを隠そうとせず話題に出す、ということがあるけれど、普通の感覚でいくと、仕事をズル休みして遊びに行った話をベラベラ話したりはしないだろうので、やっぱり普通ではない=健康ではない=病気なのである。
うらやましいというより、可哀想である。
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鬱といえば鬱だし、鬱じゃないと言えば鬱じゃない。
医療現場は完全な患者の主観至上主義である。
嘘をいう患者もいれば本当に必要としている人もいる。
賛否があるが、前回の自分と現状の自分。
言動に大きな変化があれば、それは鬱だ。
ユーモアのある記述があり、
面白い内容だった。