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「センス」という一見定義しにくい言葉が分かりやすく解説されています。目から鱗でした。
○普通(真ん中)を知れば、あらゆるものがわかる。
○美術は学問である。
○市場調査と思い込みは不用。
○センスとは知識の集積と研鑽である。
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「自分はセンスが無いから…」という言い訳が存在すると同時に、すごくがんばって考え抜いた上でのアウトプットを「センスだね〜」と片付けられてしまうシチュエーションも存在する。どちらも悲しいことなので、世の人々のセンスに対する認識がこのご本のようになることを切に願います。そういう意味で、全人類におすすめしたいです。
それと、知識はあるっぽいのにアウトプットにセンスが見受けられないということもあるのはどうしてだろうと考えていたけれど、それは感じていないからなのだな〜とか。
感性についての理解も深まりました。
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センスには知識が必要。
そう考えると、センスないからって言って放棄したらセンスないまま、ずーっと過ごすことになることにも納得がいく。
読み終わった後に表紙を見ると…
なるほど、センスあるなー。
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悔しいことにまったくそのとおり。という内容の連続。学、という名が体をあらわすかのように、ほんとうに謙虚にさまざまなものを学び、それを判断基準にすることで揺るぎのない「センス」を身に付けている。「センス」というのは突き詰めれば「なにかを選ぶときの基準」に過ぎず、それは確かに後天的に身に付けることができるはずのものである。納得。
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デザイナーやクリエイティブディレクターの書く本はどれも平易で読みやすい。書かれていることはシンプルだが、確信をついていると思う。
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センスとは数値化できない事象を最適化すること。
センスを磨くには知識を増やす事と客観性が大事。
不勉強と思い込みは敵。
普段の生活で、非日常をあえて体験してみる方法は面白そう。
簡潔で適度な文章量がセンスいい。
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【仕事】センスは知識からはじまる/水野学/20140816(66/240)
◆きっかけ
日経広告
◆感想
・センスの良し悪しは、結局のところ知識の蓄積に基づく、客観的な組み立て作業ということ。思い込みや客観性はセンスの敵とあるが、こうしたことに気をつけつつ場数を踏めば、センスは向上する?
◆引用
・普通を知っていれば、ありとあらゆるものを作れる。
・普通=いいもの、悪いものが分かること、その両方を知った上で一番真ん中が分かること。
・どんなにいい仕事をしても、見え方のコントロールができていなければ、まったく人の心に響かない。
・センスとは知識の蓄積。知識に基づいて予測すること。
・皆が、へーと思うのは、ある程度知っているもののの延長線上にありながら、画期的に異なっているもの。ありそうでなかったもの。
・センスの敵=思い込みや主観性。思い込みと主観性による情報を集めてもセンスは良くならない。
・効率よく知識を増やすコツ:①王道から解いていく(定番、一番良いといわれているもの)、②今、流行しているものを知る、③共通項や一定のルールがないか考える。
・服選びは自分を客観視し、最適化する身近な方法。センスがいい服を選ぶには、好き嫌いの定規を捨てること。
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「センスは知識から始まる」水野学
センスハウツー。白。
高校時代の部活動(吹奏楽部)で、顧問の先生がセンスがないなら磨け!と言っていたことを思い出します。
一口にセンスといっても対象は様々ありますが、水野さんはまずはじめに、「『センスのよさ』とは、数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力である。」と定義します。
社会の中で暮らしていて、数値化できないことはままあります。
むしろ数値化して判断していることさえ、擬似的に数値のものさしに当てはめているだけのことも多いような気がします。
すると、良いセンスを持つことは、様々なことを最適化して生きていけるということなのではないかと思います。
ここでの最適化というのは無駄を削ぎ落とした極めて合理的な、というニュアンスではなく、あらゆる価値観のものさしをひっくるめて全体最適した快適さ、と云うようなものだと僕は捉えています。
快適に生きるために必要なこと。それがセンス。
うーん、センス磨きたい。
ということで本書ではどのようにセンスを磨いていけばよいかを解説しています。
印象に残ったのは、「センスの最大の敵は思い込みであり、主観性です。思い込みと主観による情報をいくら集めても、センスはよくならないのです。」(p92)
僕は常々いろいろなことにアンテナを張って興味を持っていたいと思っていますが、やはりどうしても好きなことに偏向してしまう。
そこのところ、ツマラなくて興味のないことでも頑張ってひととおり食べてみる努力というのが、センスを磨くために重要なのかな、と感じました。(3)
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企業のブランドデザイン、商品企画等をトータルにディレクションするデザイン会社「good design company」を率いる著者が、”センス”とは何か、それを身につけ、磨くにはどうすればよいかについて語った一冊。
著者曰く、"センス"とは数値化できない事象の善し悪しを判断し、最適化する能力とのこと。
"センス"というと、生まれながれ、もしくは子供のことに身に付けたもので、大人になってからではどうしようのないものと思いがち。
しかし、著者は、"センス"とは膨大な知識の集積であり、自己研鑽により身につけることができると説く。
そして、自分にセンスがないと嘆くまえに、自分の情報集の足りなさを自覚せよとのこと。
確かに、”ひらめき”を生むためには、いろいろな知識を集積し、そのつながりを意識して、自分の中のデータベースを常にアップデートする必要があるだろう。
特に天性の"センス"がない自分には、特にそれが必要。
自分がみて、これは"センスがいい"と感じたものを集めて、なぜ自分がそう感じたのか、それを言語化していくプロセスも重要だと感じた。
まずは、情報を意識的に収集していくことから始めたい。
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【あいまいは知識不足】
センス、バランスを持ちだして会話されると困るし、議論が進みません。
センスの問題、バランスが肝心といわれてもどうすればいいのでしょう?
こういう言葉で表現する人は、そのことに対してあまり極めてないか、言葉では表現できない天才かどちらかです。
「そこはバランスの問題」という人は、この場合は○○が70%で△△が30%、その場合は○○が25%、△△が75%といったように明確に理解できていない人です。
感覚ではわかっているのですが、明文化できるまで突き詰めていないので、結局よくわかっていない人たちです。
「ここはセンスの問題」という人も同様です。
しかし、センス・バランスの部分を明確に表現できる人は、圧倒的に知識が豊富で極めています。
あいまいな部分を限りなく少なくし、なぜそういうかたちをしているのか、なぜその位置に存在するのか、なぜその色をしているのか、なぜこういう割合になっているのか、明確に説明することができます。
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センスとは生まれながらの感覚ではなくて「知識の集積」である、と説く。センスに自信のない人は、自分がいかに情報を集めていないか、自分が持っている客観情報がいかに少ないかを自覚することから始めましょう、とのこと。耳に痛いが納得。
知識を効率よく増やす3つのコツは役に立ちそう。
(1)王道から解いていく
(2)今、流行しているものを知る
(3)「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる
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くまもんをデザインしたクリエイティブディレクターの著者は、慶応で教鞭をとりながら強く感じることがあった。
世間で許されている「”センス”の呪い」。
デザイナーが「感覚的にこれが良いです。」とプレゼンしている
社員が「センスが無いからわかりません。」と答えている。
・・・これの何がいけないのか?いつもの普通の世界なのだが。
著者は言う、
自分のアウトプットを説明すべきである。
自分が下した目利きは説明できなければならない。
センスは磨くことができる。
それは、知識を蓄積させること。
例えばロゴはどんなものが良いのか?とたずねられたら
字体の歴史を知っていれば少なからず一つの切り口を提案できる。ドイツの輸入品にスイスの字体は提案しなくなる。
カラーコーディネイトの知識があればより鮮やかな見栄えのものを提案できる。
自分が「これが重要だ」と決めて継続することが
日々の洞察力を上げ、
センスに繋がる知識の蓄積スピードが上がる。
ジョブスは自分のセンスに責任を持っていた。
う~む。著者が「定番」だと思う商品を揃えた2013年丸の内にオープンした『THE SHOP』に行ってみたくなりました。
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くまモンで有名なクリエイティブディレクター・水野学さんの本。
「センスがいい」ってイノベーションに似て、ブレイクスルーの突破口みたいな、問題解決の糸口みたいなものだなぁ、と日々感じていたので、
どれひとつ勉強してみよう、ということで手に取りました。
以下、備忘。
・企画はアイデアではなく、「精度」こそが重要(p.5)
・画商と画家の話。美的センス=実技ではない(p.25)
・ポカリスエットの話。「売れるまで売る」(p.53)
・「調査結果で決めた」の弊害。自分の頭で考えなくなるし、責任の所在も曖昧になる(p.61)
・センスは磨くもの。あらゆることに気が付ける几帳面さ、人が見ていないところに気が付ける観察力で、日々磨いていくもの。(p.71)
・美術大学などで特別な訓練を受けたわけでもないのに"センスがいい"と言われるのは、知識が豊富な人。知識が豊富な人とは、仕事が出来る人(p.142)
勘やセンス・・ともすれば先天的な特殊能力と思われがちで、実際にそういう場合もあるのでしょうが、
それよりも後天的に、磨くことを指南している点が印象的でした。
「自分は空気が読めない」「センスがない」と最初から匙を投げてしまうのではなく、アンテナを高くして努力することが大事なんだな
がんばろう
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センスが知識の集積である以上、言葉で説明できないアウトプットなどありえない。
印象に残りました。
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センスは先天的な感覚ではなくて、知識の蓄積に基づくものということ。人に良く見せようとする努力の結果であること。非常に同意できる話だった。