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今、話題のJINSを知っておきたい。図書館より
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p.26 打席に立つ前に、フルスイングして三振するのを恐れていちゃだめなんだよ
p.30 成長できていない自分に危機感を感じる
p.80 志のない会社は、継続的に成長できない
p.170 「あたらしい、あたりまえを。」2011年JINSのキャッチコピー
いつか、柳井さんにお会いできる日がきても、千本ノックに太刀打ちできるように準備しておきたい
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J!NSメガネの田中社長の本。最近は経営者の本をたくさん読むようにしていて、この本もその一環。
この本を読むまでJ!NSメガネのことを全く知らなかったが、興味深く読めた。
印象的だったのは、志の大切さを認識する話。ユニクロの柳井さんにボロボロにされながら、何のために事業をするのかを考え込んでいく。
事業をやりたいのであれば、そこは明確にしていかないといけないなって改めて感じた。
理不尽さで成立している業界にはイノベーションを起こすチャンスが高そうだということも学び。
この本に出てくるメガネ業界がおかしいだなんて思いもしなかったそうだけど、調べてみればそういった業界はまだまだありそう。
ページ数も200ページもなくて読みやすい本。
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JINSの軌跡についての本
やっていることは既存製品の価格破壊なので、ソフトバンク・ユニクロに近いのね
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国内のメガネ業界でトップを走るジェイアイエヌの田中社長の半生を書いた一冊。
テレビや新聞でインタビューを見てても何か惹かれるものがあって興味があり、本書を読みましたが、高校を卒業して信用金庫に就職し、その後起業するというなかなかいないタイプの経営者で天才肌というわけではなく、センスのある人だと読んで感じました。
メガネを事業の主軸にする前のエプロンやバッグなどの販売やファーストリテイリングの柳井氏との面談などターニングポイントを的確に捉え活かすセンスは流石だなと感じたのとメガネ業界に参入する時の常識を疑う意識はメガネという矯正道具をファッションアイテムのひとつとしてしまった現在に通じるものがあると感じました。
今までにないECサイトの開発やドライブスルー店の出店など実現に向けて改善を繰り返す攻めの姿勢を見せているところもすごいと感じました。
エアフレームやブルーライトといった商品を出した際もただ安いだけでない高品質な商品を研究して出すことにも現在の地位が確立されているのではないのかと感じました。
非常に読みやすい印象を受けました。そして、本書を読んで氏の起業当初からの成長を感じるとともにメガネからアイウエアへの転換、そして海外戦略など更なる可能性を感じさせてくれる同社の動向から目が離せないと感じました。
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読んでいて気持ちいい位のサクセスストーリー。人と違うのは、ここという時にフルスイングをする事だろうか?でも、それ以前に社会の矛盾や不都合を少しでも改善しようとする情熱を持ち合わせているように思える。店頭で低価格を表示しながら、色々オプションを付けさせて、結局は高い眼鏡を売りつける業界の慣例に疑問を持つ。特に凄いのは、自分もその慣例に陥っていることに気づくや否や、追加費用を無料としようとして、全力を傾けるところ。確かに最後は数が出れば元が取れるという合理的判断なんだろうけど、そのリスクを取れるところが普通の経営者と異なるところか。アイウェアは今後劇的に進化を遂げるだろう。従来の眼鏡という概念でのみ営業を続ける企業はことごとく淘汰されるだろう。そんな中にあって、これからも生き延びて行きそうな企業が日本に存在することは、本当に貴重な事だと思う。
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【メガネの民主化を目指すJ!NS】
『カンブリア宮殿』に出演した田中仁氏が言っていた言葉、「メガネの民主化をやりたい。顧客がもっと主体になって誰でも、どこでもメガネを買えるようにしたい」が印象的で本を読んでみたいと思って購入した。
今、世間ではこの『民主化』がどこの業界でも起きているような気がしてならない。これまで高いと思われていたものがインターネットやSPAなどの新しい手段によってムダが省かれ、手元に届く。
民主化の条件は、1)大衆に浸透する2)主体が大衆側になるというシンプルなものだと考えている。J!NSが成し遂げてきた功績は、メガネを「ダサい」「目が悪い人だけがするもの」「高い」という概念から、「かっこいい」「誰でも着用する」「リーズナブル」というものに変えたことだ。
そういう社会の変化は非常に面白いなって思う。しかしその変化を起こすのにとてつもない苦労があるというのも事実だろう。そういう苦労をわかっていながらも、「変えたい!」と思い立ち、行動できる人はすごいと思う。たとえ失敗したとしても、やっぱりすごい。
田中さんは「変えたい!と思っても、本当に一歩を踏み出せる人はなかなかいない」と言っていたけれど、自分はしっかりその一歩を踏み出して、世の中を変えられたらなと強く思う。
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田中仁『振り切る勇気』(2014)
JINS創業社長の半生記。なんとなく起業して調子のいい時は豪遊、やがて危機に至って目が覚めて、という普通のおっさんが成功者になるお話。
子供時代に勉強も運動もそこそこにできたという著者は、頑張るのってなんかカッコ悪い、という感覚のままにずるずると底辺高校へ。なんとなく卒業して地元信用金庫に就職。実家がGS経営だったことから、漠然と「いつかは起業」とう思いを持ちつつゆるゆる働く。
そしてある年の大みそか、21時。
著者含む若手営業マンに支店長の檄、「目標預金額に達していない!今から預金をかき集めてこい!」
白けながらも客先、地元群馬県の名士の豪邸へ出向く著者。名士いわく「こんな時間に金をせびりに来るとは、お前は乞食か!」
かくして著者は目覚め、信用金庫を退職。己の人生を歩み始めます。時に1986年、著者23歳。
知人の会社で企画営業として経験を積みながら雑貨の製造販売業で起業。街の様子から売れ筋商品に目をつけ勝負にでます。以後の著者のキーワードとなる「フルスイング」
高卒の実力派経営者ということで感覚先行型かと思いきやさにあらず、マッキンゼーの赤羽さんの「悩むのと考えるの違う。堂々巡りで悩むのは無駄。解決策を考えることだけが必要だ」とのロジックや、リソースの集中について深く考えておられます。(一度倒産の危機に遭った後、さまざまなビジネス書を研究されたそうです)
【本文より】
◯福岡という地方の大都市で成功すれば、ほかの地方都市でも成功できる可能性がある。たとえば東京で最初の店を出してうまくいっても、地方都市で同じ方法でうまく行くかはわからない。
◯僕自身が店に立ったこともあったが、あまり接客には向いていないらしく、お客さまが僕を避けていく。最終的に、スタッフに「私たちでやりますから…」と言われてしまい、僕は管理やマネジメントに専念することにした。
◯こういうときに、僕はいつも悩むのをやめる。考える素材が足りないのに、悩んでいるのは時間の無駄だ。そして、足を動かす。
◯すると柳井さんの矢継ぎ早の質問が始まった。柳井さんは僕の顔を真正面から鋭く見すえて、こう聞いた。
「御社の事業価値は何ですか?」
「御社のミッションはなんですか?」
僕は思わず「えっ…」と言って絶句してしまった。
◯たとえば前橋のような地方でうけたスタイルは、日本全国でうまくいく。宇都宮でも、静岡でも、長崎でも、徳島でもうける。実際、小売の強い会社はみな、この地方のお客さまの目線をずっと持ち続けている。
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社長の田中さんは優等生タイプの経営者ではない。しかし、いざというチャンスで本気のフルスイングができる人。これが最大の強みであり成功要因であるように思える。
以下、印象的な箇所抜粋。
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・借金でしんどいときには、妻が明るい人でいつも笑わせてくれたことで支えられた。
・最初に大きく会社の売上が伸びたのは、エプロンの販売。「高品質で安いエプロン」を作った。当時、高品質で安いエプロンというのは市場に出回っていなかったが、大量発注することで原価を抑え、それを実現した。この「勝負をかけて材料を大量に発注し、原価を下げることでお客様が買いたくなるように売価を下げる」というのがJINS流 勝利の方程式。
・今までになかった市場で、質の良い商品を安い価格で販売すれば、それは必ず売れる。シンプルにして基本でもある、小売の原理原則。
・中国の工場で材料を安く手に入れられる、ということがわかれば次の日には単身中国に飛んだ。この行動力はすごい。ここまでやって、フルスイングだと言える。
・メガネとの出会いは韓国。「メガネ一本3000¥、15分でお渡しします」というキャッチコピーが掲げられ、繁盛していた。当時日本では、メガネは最低でも2万円はしていた時代だったので、絶対に売れると確信した。アジアからのタイムマシン経営。
・一方、その話を日本に持ち帰ると9割の人から「絶対に無理だ」と言われた。しかし、田中さんはむしろチャンスだと思った、9割に反対されて1割の人が賛成してくれるような話にこそ金脈があるというのは経営の勘からわかっていたから。
・全く新しいことをしているという高揚感と、絶対にうまくいくという自信が自分を突き動かしてくれた。
・まず、福岡から出店した。東京で成功したビジネスを地方に持って行っても成功するとは限らないが、地方で成功させたビジネスは必ず東京でも成功できる、という持論があったから。
・今後はJINS MEMEのようなテクノロジーも取り入れ、海外にも進出していくという。海外にビジネスで出て行くことは全く難しいことではなく、英語とチャレンジ精神さえあれば簡単。
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著者は、株式会社ジェイアイエヌの代表取締役社長の田中仁氏。
JINSメガネでとても有名ですね。
群馬県出身。高校卒業後は地方の信用金庫に就職するという、「普通の人」だった著者。
会社を立ち上げる中で直面した挫折や経験、著者の考え方などがまとめられています。
特に印象に残っているのは、
「本気でチャレンジした経験は、必ず糧となる」という言葉です。
自分自身を成長させるために、どんなことにも振り切ってチャレンジし、必ず成し遂げるという信念を持つことの大切さを改めて胸に刻むことが出来た一冊です。