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その早すぎる死が惜しまれるナンシー関さんの対談集。勢いにのって、ずっと欲しくて迷っていた全ハンコ集まで買ってしまった。
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あ!ナンシーさんだ~。書店の新刊文庫棚で発見して、思わず声が出そうになった。どの対談も読んだことあるけど、あまりの懐かしさに購入。もうナンシーさんの新しい本は出ないと思ってたものね。
亡くなってからもう12年。ナンシーさん、なんでそんなに早く死んじゃったの。今の私たちには絶対にナンシーさんが足りないよ。芸能人の言動にウンザリするといつも、ナンシーさんがいたら何て言ったかなあと、いまだに思うよ。
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対談相手が南伸坊、中野翠、みうらじゅん、林真理子、群ようこ 東海林さだお等々、好みの人ばっか。
あー、ナンシー関に代わる人は現われず…。
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たまにどうしようもなく読みたくなるナンシー関。
優しくて思慮深くて包容力のある人だったなーって改めて思う。
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消しゴム版画家でコラムニスト。ナンシー関が亡くなって今年で
17年になるんだね。ナンシーを失ったのは本当に哀しい。今でも
「ナンシーだったらどう書くかな?」って思うもの。
本書は1990年代に雑誌に掲載された対談やインタビューで構成し、
2014年に発行された。
私にとってナンシーの版画とコラムは最高の娯楽だったんだ。だから、
「ナンシー関」の名前があれば内容はどうあろうと購入してしまう。
ただ、対談って一方の話し手に興味があるだけでは楽しめないんだ
なぁってのを実感した。いや、面白いことは面白いんだよ。
冒頭の南伸坊との「お笑い顔面進化論」の、アメリカ人のようになりた
いDNA説なんてニヤニヤしながら読んだし、近田春夫と「紅白歌合戦
大改革試案」はこの国民的歌番組が低迷した頃だから「そんな時期も
あったねぇ」と懐かしかった。
ただ、林真理子、群ようこが対談相手の時はあんまりナンシーの魅力
が出てなかったかなぁって感じ。あ、これは私がおふたりをあまり好き
ではないのも原因かもしれない。
ページ数も少ないので1時間もあればサクッと読めるかな。
ナンシーの版画も結構掲載されているし、何よりもこの表紙カバーの
自画像版画が秀逸。これだけでもう満足なのだ。
カバー外して額装したいくらいだわ。
それにしてもナンシー、あまりにも亡くなるのが早過ぎたわ。シクシク。