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●一言要約
不安を減らすことが生きやすさにつながります。
●考えたこと
第一章「不安を減らせば楽になる」が大根幹。そして、生きるということにおいていかに「不安(怒りも含む)」が難敵であり、どうすれば「不安」の対処ができるかを解いた本書。2021年現在では、瞑想やらマインドフルネスやらの重要性は当たり前になりつつあるが、出版されたのは2014年。瞑想などはまだまだマイナーだったと思う。その点からも、筆者が如何に「整えて」生きているかがわかる本書。
本書を通して、自分が不安によって今を生きれていないことを実感させられた。不安の根源、不安との向き合い方等を学ぶことで、未来への不安や、友人との距離感など、最近魚の小骨のように引っかかってたことが、スーッと取り除かれる感覚があった。
名越康文さまに、敬礼!
●明日へのアクションプラン
★瞑想する(不安の対処は「今を生きること」)
★会う人と費やす時間を吟味する(人生とは時間→誰と付き合うかが人生を決める)
★愚痴は言わない(愚痴は顕示欲や操作性を孕み、結局マイナスの環境を作る)
★貢献的な独り時間を過ごす=自己との対話(マイナスの環境に引っ張られない軸を身につける)
★「人が生きる基本としての小市民的なもの」を認める→理想にそぐわないからと周りを批判するT氏の姿勢を、おかしいと思っていいんだと感じた文章。周囲の環境(他人を含む)を変革するにしても連続的に変えていく。周りへの柔らかさを持つということ。