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『クラスメイツ』の後半。
どの子のことも否定もしなければ褒めてもいないのが、好感が持てる。
A組「解散!」の仕方が清々しくて、とても心地よかった。
「後期」のお気に入りは、ヒロと楓雅、でした。
基本、不器用なタイプが好きです。
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すばらしい
森さんってあらためて、うまいなーと思った
もやもやしてる言葉にならないような感情や気持ちをうまく表現して、
1年間というまとまりの中でうまーーくまとまってる
不登校だった田町ちゃん(不登校の理由が、いじめとかじゃないのがいい)の家に男子3人が説得に行って、
陸くんが泣いてるところがじーーんときた
よかったよかった
不良になりかけた奈美ちゃんもちゃんと仲直りできたし、
いろいろワケありだった面々も自分の居場所を見つけたり、おさまるところにおさまって、
最後までヒロくんがヒロくんらしくてちょっと気の毒かなと思ったけどなんか両思いになりそうだし^^
アリスちゃんの処女を守る賭けなんて、
ありそうでなさそうで(ないよ!)
そこはかとなく百合くさく、
でも友情なんだよね
なんかまっすぐで穢れないかんじで、よかった
きっとみんな色々あって、どうしても仲良くなれない子もいたり、どうにも性格のねじまがった子もいたりするのかもしれないけど、
でもこういう好例(?)もあるということで、
世の中の中1に読んでほしい!
と思った快作だった
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うう、やっぱり美奈子の出てくる話なんかつかまれてしまう。そして、ちゃんと光が見えてよかった。
どうしても個人個人の出てくる割合が少ないので物足りなく感じてしまうところはあったが、前期後期通して全員をのぞかせてもらったら、けっこう満足できた。
後期はイタルとヒロが好きでした。
イタルの考えてるどうしよもない自己中心でバカでどうしようもないところが何だかちょっぴり愛おしく思えるぐらい可笑しくて、笑ってしまった。
これほどまでにクラスの一人一人をかき分ける力、感服してしまった。そして、やっぱり全員通して読むととてもいい!
自分にもある部分、まったくない部分、誰かの中に重ねたり、見つけてみようとしてみたり、この本の中で一緒に考えたり探したり、素敵な時間を過ごせた。
いつか、わたしに子供が生まれて中学生になり、新しい環境の中で悩んだり躓いたりした時、そんな時に読ませてあげたい。
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うん。後半もテンポよくすすんで、面白かった。クラスの24人が全員でてきてそれぞれが少しずつほかの人の話に絡みながら、成長していく。「大人」なんてすごいものじゃなくて、なんというかなぁ。あの13歳から15歳までの、あの独特な雰囲気の中に入っていく。それを青春といったり思春期といったりするのかもしれないけど、そんな簡単な言葉ではくくれないぐらい24人の中学1年生の1年間はバラエティに富んでいて面白かった。本当の中学生がこれを読んだら、一人ぐらい「似ている感じ」「でも違う感じ」っていうのに出会うんじゃないかと思いました。中学1年生が終わる前に読んでみることをおすすめ。
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良い。
最後にはあまりにできすぎた大団円で、あまりにできすぎたハッピーエンドであるのも良い。いい話揃い。
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初めての森絵都。
中学一年生のクラス全員の短編が繋がっていく一年間の話。
自分のこともまだよくわからない、友だちとの関係も上手くいかなかったりする、そんな思春期の気持ちをそれぞれの個性で書かれていて、自分のその頃と重ねたり比べたりしながら読んだ。
1人づつの話なので、友だちにも話さないことや、もやもやとして言葉に出来ない気持ちを上手く捉えて書かれていて面白かった。
あと良い先生だなぁと。こんな良い先生には出会ったことがない。
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89:「前期」ではまあこんなもんかなーと思ってたけど、「後期」はすごく好きな感じ。ままならぬものはままならぬまま、どうにかなるものはどうにかなって、みんな大人になっていくんだな。もう一回中学生をやり直したくなった。
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後期、一年の後半戦を描く。
すこしずつ、クラス24人全員がみえてきて、
クラスメイトの関係性が具体的にわかってきた中で、
最後まで中学生らしく青春真っ只中な悩みで読了。
あー、中学生ってこんなかんじだったな。
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クラス24人ひとりひとりを順番に主人公にして、それぞれの視点からリレー形式で繋いだお話。最初の方ではぎこちなかった雰囲気が後になるほどまとまって来ているように感じた。読んだこちらも話が進むにつれてクラスメイトたちと知りあいになっていくような。同じ出来事でもそれぞれで見方や感じ方は全く違うし、ひとりのクラスメイトに対してもその人との距離感や関係性で印象が全く違ってくる。本人のリアルな内面と外からの見え方もまた違うし。バラバラな人たちがたまたま集まったクラスという単位。それってある意味不思議な縁でなかなかおもしろいものだなと思う。
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姪の中学入学祝に図書券と一緒に送った本。
送る前に読んでみた。クラスにはいろいろな人がいていろいろな考えを持ち、1つの事象でもとらえ方が違って。私がもう少しこの視点を持っていれば、気が付いていれば人にやさしくできたのじゃないかなと思う。
中学のワクワクとたまには苦い人間関係。
2022年4月中学生になる方へ、入学おめでとう!!
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いよいよ10月、後期の始まり。席がえと委員決め。クラス委員長の選出は中でも大事なこと。前期、生活委員だった久保由佳は、なんとしてでもクラス委員長になりたいのだが1年A組の番人みたいだとみんなからの人気は、まるっきりなく、結局、前期の委員長ヒロが選ばれる。クラスの人気者、小野ヒロ、クラスメイトにはかっこつけているのか、いつもにこやかで涼しげなクラス委員長をよそおっているが、友だちの敬太郎の前では、毎朝クラスメイトの事で頭をなやませ、ため息をつき、問題児たちのためにやきもきするというめんどくさいとこがある。誰にでも、みせる顔とみせていない顔とあるのは当たり前。1年をしめくくる修了式をむかえ、A組解散パーティがおこなわれる。藤田先生に24本の花の花束と色紙を贈呈。短い春休みをはさんだらもう新学期、新しい学年がスタートする。
1年A組24人で過ごした1年は、この仲間でしかあじわえなかった物語、キラキラした中学1年生、この先の未知なる季節がみんなを待っているんだろうなぁー。青春だなぁー。
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「中学生24人が在籍する1年A組の1年間を描いた『クラスメイツ』。<前期>にひきつづき、<後期>も1編ごとに語り手が変わり、クラスメイト一人一人にスポットがあてられていきます。<後期>では、<前期>で未解決のまま終わっていたいくつかの問題がつぎつぎに解き明かされていきます。
季節は秋。後期のクラス委員長選挙に燃える、優等生女子の久保、合唱コンクールという晴れ舞台を成功させるために指揮者に立候補した心平。1学期の初めから学校に行けなくなってしまった田町、親友だった美奈とゆうかのケンカの行方。クラスの人気者でまとめ役の委員長ヒロの意外な虚脱感…など12編のお話の中に、<前期>で登場したクラスメイトのその後も分かる描写が織り交ぜられながら、それぞれの日常がドラマティックに繰り広げられていきます。四月に同じクラスになって以来、さまざまな出来事を超えて、お互いの理解が深まっていくクラスメイトの関係性の変化にも注目です。」