投稿元:
レビューを見る
初青山作品。
短編3作。
本作はあまり好みではないけど、猛烈疾走する感じの作品があれば別の作品も読んでみたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
二人の場合、がとても共感できた。それしか読んでない。
友人だったという事実は残るけど、友情が燃え尽きることもある。
確かにそうだ。大学時代、あんなに仲が良かったのに、その後の環境で、なんだか違うなって思う。私が勝手に卑下して卑屈になっているだけなんだけど。
でも、最後の終わりの言葉、
ただしそれは二人の場合に限ったことではなく、最後に会った日のことを一片たりとも思い出せない人が、彼女たちの人生にはそれから数知れずあらわれた
という言葉があるように、みんなそうやって生きていってるんだなと思った。
投稿元:
レビューを見る
ごめんなさい。私の読解力・共感力のなさが露呈しました。
青山七恵さん、初めて読みましたが
私にはハードルが高かったようです。
表紙の見返しに書かれている『予感』と
『ダンス』『二人の場合』『風』の短編4編。
『二人の場合』がよかったです。
新卒で入った会社の同期で、親友になる二人。
同じところで働き、年が一緒で、嫌いなものが一緒。
相手のことがわかり、遠慮なく意見が言える。
そんないつまでも続くであろうと思っていた関係。
年を重ね、違う道を歩み始めると
悩みも経験も目線も立場も徐々にかけ離れて
何を話していいのかさえわからなくなっていく。
子供をもつ。家庭を守る。
ひとりでずっと働く。食べていく。
どうやったら共通項を持ち続けられるのか
願うような気持ちで読みました。
…そんな共感ができたのはこの短編だけで。
他の3編は全く歯が立たず。
独特の世界観に入りこむ入口がどこなのかが
見つけられませんでした。
読書歴をのばしてから再チャレンジしてみるか
と思う一冊です。
投稿元:
レビューを見る
こういう感じの本大好き。
著者の方、知らなかったけど、芥川賞を受賞されてるんだね。
「二人の場合」も良かったけど、やっぱり表題作の「風」が面白い。
あんな姉妹いないと思うけど、ハチャメチャであり得なさそうだけど実在しそうな感じもあって、面白い。
表紙の装丁が可愛くて読んでみたけど、読む価値のある本だった。
投稿元:
レビューを見る
著者初読。王様のブランチで紹介されていたのをきっかけに、購入し一気に読みふけりました。
テレビでは
「あたしは、友情っていうのは、消えることもあると思う。そこにあったという事実は残るけど、友情が燃え尽きちゃうこともあると思う」
の下りを紹介していて、女同士の『関係』の重さを読み込むのもよいかな、と手に取りましたが…。
『関係』の物語なのに、人はどこまでいっても別々の生き物なんだなという寂しさとどこかほっとする気持ちを感じるのでした。相手を最大限思いやってもすれ違い、重ならない。母と娘、女友達、姉妹のいずれも。
爽快感はない。でも、明るくはないけれど苦しくはない。そんなトーンなのに読み進めたい、と久々に思わせてくれた一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
3つというのか、4つというべきか、3.5つというべきなのか悩むが見開きに著者直筆の作品とあと3作品が収録をされている。どの作品もとてつもなく強烈であり、衝撃的でもある。表紙の装丁もかなり変わっているので個人的には衝撃づくしである。
投稿元:
レビューを見る
TVで著者インタビューを見て温厚な印象を持ったけど文体が真逆で驚いた。あと、え!そんな年下だったの!?とも。笑
投稿元:
レビューを見る
王様のブランチで紹介された本のヒット率が良かったので購入。女同士の友情が描かれた「二人の場合」というお話が読みたくて。期待よりやや劣る仕上がりだったかな‥‥。なんか奥深さや共感できる感じがとても薄い。少し残念!
投稿元:
レビューを見る
頑なに踊らない橋本優子、ダンス
下着メーカーで出会った実加と未紀、二人の場合
緑地に住む老姉妹の澄子と貴子、風
の三編。
投稿元:
レビューを見る
本の見返しに文章がついていて、こういうわくわく感が紙媒体にはあるなーと改めて実感。
買ってよかったと思わせてくれる作品。
女友達って難しいしめんどくさいところもあるけどそんなのもひっくるめてちょうどいい距離感でつきあっていきたいなと。男の人にはなかなかわからないかも。
投稿元:
レビューを見る
三篇(見返しの直筆のものを含めて四篇)の収録作品の中で、「二人の場合」がいちばん二人の心境や情景がリアルに想像できたように感じる。登場人物の年齢や境遇も近く、希望の会社に就職したにも関わらずあっという間に心に立ち込める青い挫折や絶望に共感したからかもしれない。
二人の関係性がすこしずつ変化していき、だんだんと温度が通わないような心情描写に東京の無機質な風景描写が重なって、読む側もなんとなくさびしく、おなかの底が冷えていくような感覚に陥る。ここから先の二人に起こることは自分はまだ経験がないので、少し客観的にとらえてしまう。こうして疎遠になることは決して珍しいことではないのだろうけれど、ひょっとしたらこれから先の人生で繰り返すものなのかもしれないけれど、読み終えた後にもやもやとした寂しさが残ってしまう。
投稿元:
レビューを見る
初読みの作家さん。物凄くリアルに女の友情が描かれていた。読後不快になるほどだったけど私自身同じような経験が多々ある。「友情っていうのは、消える事もあると思う。そこにあったという事実は残るけど、友情が燃え尽きちゃうこともあると思う」親しければ親しかったほど環境が変化したあとの付き合いが途絶えるような気がする。
投稿元:
レビューを見る
『ダンス』、『二人の場合』、『風』。
いずれもこだわりを持つ女性が登場。
当人にとってのこだわりなので、周りから見ると奇妙。
この中で共感できるのは『二人の場合』の未紀。
そこそこ食べられる程度の仕事をし、とらわれるものがない生き方が楽そう。
投稿元:
レビューを見る
初めて読む作家さんで、少々戸惑いがあったかな。
「二人の場合」という中編は、女同士の関係性を見事に描いていると思った。凄くリアル。やっぱり、友情に終わりはありますね。。。
あとは、奇妙というか不思議というか、なんだか座りの悪い話だったかも。
投稿元:
レビューを見る
比喩っぽい話は難しい
ただ「二人の場合」は少し胸にささって
しまった
私も友人関係を終わらせたり終わらせられたりしているんだろうなと