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このストーリーはフィクションではない、実際に個人に、家族に、友人に、村の住民に、国民に起こったことだ、、と感じた。
絶妙なバランスで過去と現在を積み重ね、人々の感情の機微をあぶり出し収束へと導く作者の力量に魅せられた。
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とても面白かった。戦争中と現代を行き来しつつ最後にひとつに結びつく。あっという間に読んだ。次回作が楽しみ。ロベルトのお父さんがビルヘルムペータースだったとは。テレーゼの殺した相手がルビシュだったとは。
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1998年、ロベルトは父が遺した書類の中から一枚のポートレート写真を見つけ出す。
「あの父が、秘密をもっていたのか。」
その写真が持つ真相とは。
ロベルトは、今を生きる人たちに会い父との間に何があったのか話を聞く。
読み終えて、また最初に戻り改めて
「その事」を確認したくなった。
ドイツ・ミステリ大賞第1位の作品に納得。
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ドイツミステリー大賞第一位という帯に惹かれてつい購入。ストーリーとしては、現代で発見した手がかりから過去の出来事が次第に明らかになっていくという王道的なもの。ストーリーの中心は、過去の1937年のナチス下のドイツの青年らの苦悩と青春物語。この手のストーリーは好きな方だけど、少し展開が急な気も(特に終盤)。エピローグ込で243ページしかなく、もっと色々展開できたのでは?と思ってしまった。もう少し中盤から終盤にかけて色々あると、最後の結末が引き立ったかも。結末がビックリするようなものではないだけに残念。
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何がキッカケで手にすることになったか忘れてしまっていた一冊。図書館でかなり前に予約しててようやく順番が来て読みました(^^)
感想は、最後まで犯人もよくわからず、さらに最後に現代の主役?のロベルトに驚きの事実が…
ドイツのミステリーは世界大戦が関係するものが多く、歴史を感じながら楽しめます!!
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派手な展開ではないが、第二次世界大戦と現代を行き来しつつも、過去の犯罪と現代の犯罪が暴かれる。過去の犯罪が当時のやむを得ない状況であったことが悲しい。
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「沈黙を破る者」http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309206509/ … 読んだ、つまんないなんだこれ。火サスいや昼ドラ?読み始めすぐあーまたうっかりナチ時代モノを選んでしまったと怯んだけど重さもなく話も薄く。日付に意味ないし。たぶん訳文にも問題がある。原文にあたりたいと何度も思った(つづく
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結末が、こうなるとは。信じていたものが、ガラガラと崩れさる気分。戦時中は、こんな事が本当にあっていた気が する。
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地味にハンナとパウルの親父、老へーファーがいい味出している。
元はと言えば、テレーゼがヴィルヘルムの求愛をかわすのに、"前線にいる最愛のヒト"を捏造したのが発端だよね。そりゃ、最初に画策したのはアルヴィーネだけど。
フリートヘルム・ルビシュに自分の写真を送ったりしなければ、戦後会いに来ることもなかったろうし(でもっていきなり会いに行った相手に撲殺されるなんて、気の毒な人…)、息子ロベルトが調べに来ることもなかっただろうし。
あれ、息子がいるってことは?
ヴィルヘルムって、自分を撲殺しようとしたとはいえ、女房に死体を押し付け、ID奪って逃走して、また結婚したってことよね。なんじゃこの男。
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短いから読めた、この内容で長かったら辛かったはず。
ナチスがらみは、他国の人間からするとどうもいまひとつ興味がわかない。
訳者あとがきにある「人間の抜き差しならぬ心理を描かせたら、ボルマンの右に出る作家はあまりいないのでは」なんてこたぁぜんぜん感じなかった。
どこに抜き差しならぬ心理描写が?
ああ、恋愛部分はたしかにちょっとぐっときた。
ナチス時代と現代を行ったり来たり、古いほうの内容が頭に入ってこなかった。
プロットはしっくりくる。