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人生一度きり、楽しまなきゃ損。知りたいことは、調べなきゃ、やりたいことはやらなくちゃ、無理だとゆわれてもなにか方法があるはず!!そんな好奇心の大切さを実感するエンタメノンフィクション。謎のペルシア商人とか、もうすごいよ。生きてる、って感じがします。荒唐無稽な話も、小説と違ってエッセイだから、だって事実だもん、ってゆう圧倒的な面白さがある。バカバカしいけど、ほろりとふいに感動もしちゃう。全く知らない、未知の世界はいっぱいあるんだなあ。
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表題作「世にも奇妙なマラソン大会」は雑誌連載時にずっと読んでいたのだが、クライマックスを前にその連載が終わり、この続きは単行本で…的な記載があったはず。
なるほど、じゃあ読まないとな、と思ったことまでは記憶に残っているが、実は最近までそのことを失念しており、ようやく文庫版で本書を読んだ次第。
他、「名前変更物語」と「ブルガリアの岩と薔薇」についても雑誌連載で一度読んでいるので再読になったが、書き下ろしの短編集含めて、初期の頃を思わせる高野節が見事に炸裂している一冊だと思う。
絶妙過ぎる間と語彙を備えた語り口が極めて面白い、単純に。
そして"間違う力"という、著者が自身を定義する分かりやすいキーワードも登場して、スキームがさらに明確にシェイプされた感じ。
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まだ高野さんの読んでない本があったか!
とばかりに買ってきました。
サハラマラソンもおもしろかったけど、私は「ブルガリアの岩と薔薇」や「名前変更物語」がおもしろかったです。
高野さんの本を読むと、おもしろいだけじゃなくて、世界各国で起こってるいろんなことや、雑学(名前を変えることについて)なんかもわかって、とても勉強になります。
ニュースで伝えられることだけが世界の全てじゃ、ないんだよなぁ。
そんな当たり前のことに気づかされます。
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辺境作家の高野秀行氏の短編作品集。
ランニング初心者にも関わらず、酔った勢いで参加を決めたサハラマラソン参加顛末記の表題作や、ブルガリアのゲイ親父宅宿泊記「ブルガリアの岩と薔薇」、インド入管のブラックリストに載っている自分の名前を変更するための試行錯誤を描いた「名前変更物語」等々。ズルズル深みにはまっていく様を、著者独特のとぼけた感じで描いているのが、相変わらずいけてます。
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酔っぱらった勢いで申し込んでしまった、サハラ・マラソン。フルマラソンすらしたことのない著者が砂漠を横断する。
探してみると変わった趣向のマラソン大会ってけっこうたくさんある。いつか自分も出てみたい。
その前に走れるようにならねば。
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西サハラ問題、高野さんのご指摘通り、勉強不足の私は知らなかったわけです。報道すら諸事情でされ難いのであれば仕様がないと開き直ってしまう私なわけです。・・・が、これを機にしっかりアンテナ立てたいと思います。冒険譚のほうのサハラ砂漠でのマラソンには、驚き、大変面白く読みました。私は、パスポート偽造?(笑)のお話が高野さんならではのお話で、とってもお気に入り。
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相当面白かったです♪さすが読友さん二人が推しておられるだけのことはありました。フルマラソンを走ったことのない高野さんが初フルマラソンに選んだのはサハラ砂漠。メール一本で参加OK。集合はマドリッド空港第四ターミナル。この軽快さが冒頭から惹き付けてくれました。西サハラ問題は全く知りませんでした。平和ボケしている日本人は安保法案でゴダゴタしてるけど、世界からは「平和ねー」という目で見られているんじゃないかと思ったりも。名前変更物語も吹き出すほど面白かったし、ペルシア商人も楽しかったし、他の作品も読もう!
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かなり無茶でおもしろい。基礎体力があるからできるのでしょうな。
ブルガリアの岩と薔薇>こんなに鮮やかに視点位置を変えられた文章は久しぶり。面白。
アジアアフリカ奇譚集、二〇年後の夢、楽しくはかない。
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やってることはめちゃくちゃだし、底抜けに面白い。他の人が同じ経験をしてもこうはならない。高野秀行視点がすごい好き。
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西サハラという日本人には全然馴染みのない国に行って見事に馴染んでるし。しかもマラソンは15kmくらいしか走ったことないそうなのに見事に完走。今回はUMAの話がなくてちょっと残念。ウモッカのリベンジを果たすため、離婚?再婚?改名?とあの手この手を画策するのはさすが大人男子!
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なにやってんねん!とふつうなら言われそうなことを、あまりに一生懸命やっていて、彼のキャラクターも相まり、全部許せてしまう感じ
でもとにかくおもしろかった
後輩の、アマゾンで身ぐるみ剥がされペルーの行商人に拾われモノ売りをしていたエピソード、ゲイのおじさんにせまられながらも、「女性はこんな優しくされてるのか」と、のんきにかまえていたエピソードがおもしろかった
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サハラ砂漠でマラソン大会という奇想天外の話は大変面白かった。また、西サハラの事を何も知らず思わず検索してしまった。
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内容(「BOOK」データベースより)
サハラ砂漠でマラソン!?ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる―。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する超絶ノンフィクション作品集。
どれを読んでも面白い、ではなく楽しい!今回は色々な話の寄せ集めで短編集なんですが、それがなんだか思いつくままに目の前で語りを聞いているみたいでワクワクします。好きなのは表題作と、ブルガリアのおじさんに愛をささやかれる話、あと、後半のホラー話もぞくっとしました。聞いた話書いていたりするのに情景が目に浮かぶようで、技巧的な文章では無く、本当に分かりやすい文章を書く人だなとしみじみ思います。
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「深夜というのは人間がろくでもないことに燃え上がる危険な時間帯。翌朝の気分がわからないから、妙なものにひっかかってしまう」。高野さんはサハラ砂漠でおこなわれるマラソンのサイトを見つけ、応募。15キロ以上走ったことがないくせに、砂漠でのフルマラソンにチャレンジしてしまう無謀さ。やっぱりこの人、おもしろすぎる。ミャンマーからジャングルを歩いたら、いつのまにかインドに密入国したことになっていて、入管のブラックリストに載ってしまった高野さんが、なんとかインドにまた入国できるようになりたいとあの手この手を考える名前変更物語も可笑しいです。
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砂漠でのマラソンなんてものが存在することを知らなかった。ヒョイと行けちゃうのが凄い。
みんなでルートを修正し助け合いながら砂漠を走っているのが、個人競技なのにチームプレイになっていて面白かった。
絶対走りきれないと思ったのに、本当にここぞという時に神がかった運を持ち合わせている気がする。
外国語ができないのがコンプレックスって書いてあったのには驚いた。話す気のある人と意思疎通できているなら何も問題はないような気がした。
その他の短編も興味深く、こういう細かい話が他にも沢山あるんだろうなと思うし読んでみたい。