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久しぶりに読んだこのシリーズ、残念ながら最終巻なんですね。リストラがテーマなのに暗くなく、仕事への取り組み方みたなものを教えてくれる、貴重な本でした。今回も読みごたえがありました。面白かったです。
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2017.10.6 読了
いつものように続くのかと思いきや、
最後 真介の会社自体が なくなることに!
人生 流動的、世相も 個人の状況も
どんどん変わる。
その都度 自分ができる最善の道を選ぶしかない。
先の先のことまで 誰もわからないし、
状況も変わってるかもしれない。
それなら、いま 考えられる少し手前のことだけ
考えたらいいじゃないか、というところに
ちょっと救われる。
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君たちに明日はないシリーズ第5弾、そして完結編。
今回も例に漏れず面白かったです。
最終話で、真介の暖かな人柄を知り、さらにこのシリーズが好きになりました。
でも、終わりなんですね。
寂しい…
真介が新たな舞台で活躍するシリーズに期待はしたいけど、無理かな~。
楽しい読書でした。
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内容(「BOOK」データベースより)
一時代を築いた優良企業にも、容赦なく不況が襲いかかる。リストラ請負人・村上真介のターゲットは、大手家電メーカー、老舗化粧品ブランド、地域密着型の書店チェーン…そして、ついには真介自身!?逆境の中でこそ見えてくる仕事の価値、働く意味を問い、絶大な支持を得る人気シリーズ、堂々完結。
きれいに終わらせた印象です。最初の頃と違って面接部分でのせめぎ合いがどの話でも無くて、面接ではちょっとだけ話して、自分で結論を出しています。さらりとした印象の話になっていて、引っ掛かりは無いです。個々のエピソードでは良い事いっているので読み応えとして軽い訳ではないです。好きなシリーズだったので終わるのはさみしいですが、マンネリはもっと嫌なので、ぐだぐだにならずに終わってよかったかもしれません。
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3.5 これで本当に完結なのかな。真介と陽子の関係の結末は?ま、恋愛小説じゃないんだから本筋ではないんだけど。シリーズ5作、読み通してきた者としては登場人物にそれなりの思い入れもある訳で。その辺りを作者には汲んで欲しかったな。新たな設定での続編に期待。
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初めての垣根作品。首切りを生業にしている主人公が最後に仕事を辞めるまでのお話。「君たちに明日はない」シリーズ5だからきっと今までのほうが面白いのだろうな。時間があったら他のも読もうかな。
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自分の人生について今一度立ち止まって考えさせられる一冊。
自分の人生の幸せって?
何を目的に働いているの?
一旦考え出してしまうと袋小路にはまって、意味の分からない焦りにつながってしまうが、人生は途中経過の連続であり、その時その時に選択をすれば良い。できないのであれば出来るときに選択すればいいのだと気づかされた。
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トーキョー・イーストサイド
化粧品会社エリアマネジャーが、会社合併による人員整理対象となった。知的背景に引け目を感じることはない。
新たに日本に進出した化粧品会社に店長として採用された。自分の経歴を肯定しつつ頑張るだけ・・・。
迷子の王様
家電メーカでTV設計の父を持つ息子も同じ道を歩んだ。が、グローバル化の中、会社の業務縮小。
父からの言葉で大手生活器具メーカに自分の技術を売り込み、活路を見出す。
「食うためだけに仕事をする人間は、永久に報われることはない。人に喜ばれる、それが本当に報われることだ。」
さざなみの王国
書店に努める極度の人見知りの女性。小さな書店から大きなチェーン店の書店の面接を受けることに。
オン・ザ・ビーチ
時代の流れもありリストラ委託会社廃業を社長が宣言。真介は今まで面接して来た人達と連絡を取っていた。
その中で、元楽器メーカ社員でレコード会社に転籍し、昔のスターをリバイバルさせる人物から誘われていた。
お金のためだけでなく、やりがいの持てる仕事かもしれない。選択肢に含めながら完結。
「君たちに明日はない」全5シリーズ完結。楽しめた。
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読む本思い浮かばなくて、図書館で見つけたの。
リストラ短編集。
リストラももう世の中的にいらなくなってきた、と主人公の会社はなくなることに。
自身が退社に追い込んだ人々のその後。儲からないけれど、今までの貯金を切り崩すこともあるけれど、やりがいのある今の仕事が大好きだ、とかね。
仕事について、考えさせられるわ。このシリーズはこれで完結かな。
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再読本。シリーズ5、完結編。シリーズの一冊を読んだら懐かしくなって読み直し。『迷子の王様』が秀逸。最終話『オン・ザ・ビーチ』も明るい未来を暗示していい終わり方。
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嗚呼、終わってしまった。
面白かっただけに寂しさもひとしお。
「さざなみの王国」、登場人物の本に対してのとらえかたに共感した。
他にも、曖昧な自分を許しておくとか、誰かを大事に思っているという気持ちを互いに持ち続けれる人間関係だけが残っていく、なんかが今の自分の心に強く残った。
この本を紹介してくれた敬愛する職場の方に感謝の気持ちを!!
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「君たちに明日はない」のシリーズ最終巻、この前の4が未読なのだけれど基本的には一話完結の連作なので先に読んでしまうことに。どうやって終わるのだろうという興味を持ちながら読み進む。刊行されたのは新型コロナウィルスより前だけれど、2020年に読むといろいろと共鳴するようなテーマや考え、生き方のヒントなどが盛り沢山でこのタイミングで読んで良かったです。クールでありながら他人の心情もおおよそのところは想像がついてしまい、仕事上必要であれば無視はするものの個人的な経験としては精神的な負荷が溜まっていってしまうという、器用でありながら不器用でもあるリストラ請負人真介が、これまで語らずに胸にしまっていた澱のようなものを、年上の恋人陽子を聞き役にして読者にも見せてくれた感じです。大変満足して読了。できれば、真介のその後の姿を、いつか別の作品で読みたいです。
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最終巻。
最後は意外とあっさりと終わり…
陽子との関係にも特に決着は着かずに終わるが、この物語の主軸はあくまでもそこではないため、良いかなと思う。
最終的には真介自身が次の人生を探すところで終わるというのが感慨深い
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リストラ請負会社に勤める村上真介のクビ切り稼業を描く連作短編集。シリーズ5作目で、File1.~4.の4話からなる。
* * * * *
今回のFile1.~3.の被面接者には何かしら優れた能力があり、気持ちの切り替えひとつで新しい人生に踏み出せていた。
そして意気揚々と面接室を去る被面接者を見送る真介に、File4.で自ら人生の方向転換を決意させるという心憎い筋立て。全く見事でした。
それにしても巻を重ねるほど登場人物に与える物語が巧みになっていく気がします。強引さを感じさせることなくストーリーを引き立てていて、垣根涼介さんの巧みさには感服するばかりです。
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読みやすい!
池井戸潤の感動も激動も、盛り上がりもないバージョンみたいな雰囲気。笑笑
サラーっとサラーと、
それぞれの人生がそれぞれにあって、それぞれがそれぞれ生き抜く姿を描いてるんだけども、どの生き方もまぁそうだよね、笑笑
いや、そういう人もいるよね。
そうか、それもそうだね、って同感もできるんだけど、まぁ、それはそういうもんだよね。っていうなんか知ってた感もある。笑笑
さほど珍しくも新しくもない感情しか湧き出てこなくて、読みやすいは読みやすいけど、読んだ瞬間から内容忘れてしまう感じ。笑
頭の休憩にはいいかな。
あんまり頭も感情も引っ張られないから。
そんな一冊です。
面白くなくはないんだけど。
うん。って感じ。