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文字も小さく、内容も濃いので、時間がかかってしまったが無事に読了。一言でいえば、ある程度最近のヨーロッパサッカーに詳しくて、そのうえでデータ分析にそのことをみるとどのように考えられるかの視点が面白い本だと思う。
しかしながら、サッカーはとにかく運や偶然が大きいスポーツなので、データ偏重のように理性中心、分析中心では考えにくいところがある。その意味では、これから始まったばかりの分野の今後の展開が楽しみだなあと思いました。
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んー。『マネーボール』の眼から鱗っぷりに比べたら、期待してたほどの内容ではなかった。やっぱサッカーはデータの扱い難しいね(´・ω・`)
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統計を使ったサッカーの分析を今の流行や技術だけでなく、歴史も含めてまとめた書籍です。統計の知識は必要なく僕でも分かる平易な分析で非常に分かりやすくまとめられています。一方で、サービス名の専門用語が多く、業界の人じゃないとちょっと着いて行けない面もあるかもw
実は新しい視点があるかなと期待していた部分もあるのですが、この分野は始まったばかり、まだまだやることは多いなという印象でした。新しい技術やサービスが日本から生まれるように頑張ります!!(2014.10.05読了)
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データの解析・分析によって、サッカーの常識というか通説を切り崩してみよう、という話。
とりあえず、テレビ解説でのボールポゼッション率の高さ=優勢に試合を進めている、ということが間違いということぐらいは、この本読めばわかるはず。読まなくても、単純に観戦歴が増えて効けば感覚としてわかるのですが。
おもしろいのは、その観戦歴で培ってきた感覚・経験を覆すためのデータが、提示されていることです。
時代の趨勢的に、データ化が進むのは間違いないとは思うし、それによって新たな戦術やジャイアントキリングが増えてくるのは、楽しみなこと。
ただ、それ以上に楽しみなのは、データを覆すような選手の登場です。99%解析できたデータが支配する中で、1%の不確定な部分でキラメキを放つ選手。
それがファンタジスタと呼ばれる選手なんでしょうね。
久しく出てきてないもの。スペシャリストはいても。
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面白かったです。
1つだけ、この著者に違和感があります。偶然や運による得点が半分くらいあるってのは、とても違和感ありますね。
ポストに当たる、相手に当たる等は、ある程度必然的なケースもあると思うんですよね。そこは今後のデータ解析でわかる気もしますが。
分厚い本にありがちな、例えが長い部分は、読み飛ばしました(^_^;)
まあ、数字や分析も重要ですが、希少な得点におけるスタジアムでの興奮に勝るものはないですよね。
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サッカーをデータで解析するという本。
何十シーズン間、大会ごと、チームごと、90分間、などの大きな単位でデータを評価している。そういうのを全部まとめて、半分は運で決まるという結論はいまいち納得できなかった。
秒単位で状況が変わる試合とか、個人を伸ばすためのデータとか、そういったミクロな視点で解析するアプローチも欲しい。そういう意味では、現時点で、野球ほど直接的にデータ活用が有効ではない。でも、今後発展する領域のは確かだろう。
一部、論理展開が強引というか説明不足?なところがあって消化不良気味。
ケーラー効果とか、選手交代の最適な時間とか、Oリング理論とか興味深い。
成績不振時の監督交代は最後の手段。データからすると、直後は効果がでるが、トータルでは変わらないか、少し落ちる。
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サッカーが好きだ。なぜ好きなのか、少しわかった気がする。技術や戦略はもちろんだが、それだけじゃない。データを知ることで勝率を上げられることがわかったし根拠のない思い込みを持ち続けてきたことに気づかされた。人は見たいものしか見ないんだ。サッカーはボールを持っている時間よりも献身的に走っている時間の方が長い、サッカー以外のことにも当てはまることがたくさんあった。ガキがお世話になったサッカーコーチが「サッカーは子どもを大人にし、大人を子どもにしてくれる」と話していたことを思い出した。
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データはサッカーを変えるのか。この疑問に対する答えを本書を読みながら自分も考えた。最近はカメラなどの技術が発達し、集められるデータの量は飛躍的に増えている。しかし、そのデータを有効活用できているとは言いがたい。本書はデータ活用の一例を示している。主にイングランド、プレミアリーグの試合データの分析から導き出された答えは意外なものが多い。コーナーキックからの得点率はわずか2.2%程度。2点目のゴールが最も勝点の観点から価値があるなど、統計学の視点から見るとサッカーの知られざる一面が見えてくる。
一方で同意できない部分もあった。サッカーは偶然性が高いスポーツである。他の競技と比べると本命が勝利する可能性が低いことからも確からしい。しかし本書はサッカーの半分が偶然に寄っているとしており、それには疑問を抱く。不運なゴールはまま起こりうるものだが、それは単に不運だったというだけだろうか。結果的に14本に一本しかゴールにならないとしても、それはコインを投げるのとは異なる性質の行為だ。大半のゴールにはその原因がある。DFに当たって入ったシュートも、その状況に至るまでに様々な駆け引きがありどこかに改善する余地があるはずだ。
本書は読者に俯瞰的にサッカーを見る視点を提供してくれる。4大リーグでは約1000ゴールが生まれている、これは毎年ほぼ同じである。こういった見えない枠組みが存在していることを知っておくことは有用だ。ただし、それらのデータは試合の今、この瞬間に何をすべきかということは教えてくれない。ゴールを奪うのも、阻止するのも生身の選手である。データがサッカーを変える時がきても、その本質だけは不変であってほしい。
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サッカーをデータで見る本。
サッカーの魅力はひとえに何が起きるかわからない点にあると思います。他のスポーツもそうなんですが、サッカーにはその要素が強い気がする。
この「気がする」部分をデータで説明してくれる本です。また、思い込みもデータで否定してくれます。
サッカーがより理解できる本ですね。
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スティーヴ・ヘイク 他2名
『スポーツを変えたテクノロジー―アスリートを進化させる道具の科学』にて推奨