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スノーピークの商品は買ったこともないし、ファンでもないし、
ましてやキャンプ大好きなわけでもないのですが、
ちょっとした理由があってスノーピークの本を読んでみました。
今は、もう著者は社長じゃないんでしょうかね(おそらく)。
前社長によるスノーピークの経営について語った本。
そんなに期待していなかったのですが、
期待をいい意味で裏切ってくれるくらいの良い本でした。
読んでいて一番印象的だったのは、
スノーピークの戦略や施策の整合性。
あらゆる戦略・施策がミッション・ステートメントの元で、
整合しているのが、見えない資産価値となってテコとして効いているのが、
この会社の強さでしょうか。
アウトドアブランドにおけるアップルというのは分かりやすいイメージですね。
「永久保証つき」というのが”顧客にとって”
分かりやすい(つまり、ユーザーの立場に立った)価値という主張は
「なるほど」とうならされました。
誰よりもキャンプに出ている経営者という点も興味深かったのですが、
それに加えて社長室の大量の本から、経営についてもしっかりと学んでもいる社長という点も自分には新鮮な気づきでした。
どっちかをしっかりやっている人は、それなりにいると思いますが(特に後者)、
両方やってる人って中々いないよな~と思いながら読んでいました。
よい経営の背後にはそれなりの努力(理由)があるってことですかね。
スノーピーク好きには、元社長の考えに触れることができるたまらない本でしょうし、
コミュニティやブランド作りに興味のある人にも参考になる部分のたくさんある本かと思います。
もう一冊、著者が本を出しているので、
そちらも読んでみたいと思います。
※スノーピーク「楽しいまま! 」成長を続ける経営
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4296103350#comment
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コンパスが指す北の方角。
経営のコンパス。
ミッションステートメント。
企業理念がブレない。社員全員に浸透していることが大切だと思う。迷った時の判断材料はコンパスが指す北の方角(ミッションステートメント)って中々言えないし、こういう企業は本当に凄いと思う。
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ハイエンドに集中する、だから顧客の喜びに集中できる、結果ファンが増え関係が深まる。ブランドが強くなる。
いい戦略。
そしてそれを担う分野は自分と仲間がが好きなところ。
いい会社。
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スノーピーク社長山井太さんの著書
とにかく"良い意味で)こだわりが凄く強く、徹底した経営戦略で事業拡大してきてる、ことがわかる本。
何個か紹介すると、
①マーケティングはしない。
→業界のリーディングカンパニーや何かうまく行ってる会社をベンチマークにすると途端にアイデアが生まれてこなくなるという考え方。
よってマーケティングはせずに、山井さん自ら年間50回弱キャンプに行くキャンパーだからこそ、1ユーザーとして商品企画や各種販売戦略を取っている。
ここにウルトラCはない感じ。
②製品は永久保証
→①の結果、自社商品には圧倒的な自信があるため、製品は永久保証。
まさに考え方としては高い(良い)物を長く使ってもらう、ということ。
キャンプ自体がそもそも多くても週1回くらいが現実的に行ける頻度(しかもシーズン考えると冬は多くの人が行かない)なので、数年単位で使われ続ける設計(子供の成長などを織り込んで)
③値引きは一切しない
→ここもこだわりがあり自信がある商品だからこそ。
仮に売れ残り続けても廃棄するという徹底ぶり。
などなど。
学べる点としてはとにかくこだわりを持って、それを実行していくことに対する熱い想いが同社をここまで大きくできたのだなぁ、と。
3代目が色々あり再度現場に戻ってきたので、さらなる拡大に今後注目したい。
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スノーピークの会員で
プラチナ以上が6%くらいしかいないが、
売り上げの25%を担っている。
要は熱狂的なファンの存在が大きい。
どうやってファンを作ってるのか??
①2泊3日のお客さんとのキャンプを毎年6回、17年以上やってる
⇒この時点で他のお店と比べて、鈴木さんが言ってたこれの方がいい!ってなるに決まってる
②売り場には社員がメイン
⇒直接お客さんと話すところにはアルバイトよりも社員を配置するみたい
③競合がいない=ラグジュアリー
⇒ブランドができてる。市場調査もせずに自分たちが欲しいものを圧倒的なクオリティでつくるから競合がいない。これは社員が優秀なのは絶対にあって、職場環境もめちゃくちゃ良くて唯一無二だし、採用も厳しい