「問題解決」のこれこそバイブル
2015/08/11 21:39
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投稿者:デカルトの甥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中では毎日のように、「問題だ!」「問題がある。けしからん!」という声が聞かれます。しかし、そもそも「問題」の定義が明確に説明できる人はほとんどいません。
「問題の洪水」に溺れず、地道に世の中をよくしたいという方におすすめします。
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なぜを5回繰り返せ。
幾度となく耳にしたことがある言葉。
本書の説明でその重要性は十分に分かった。
さて、それを自分が所属している集団でどのように共有し、実際の行動に移していくかだ。
これは非常に難しい。
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○問題がない、が最大の問題。
・「まるを地面に描いて立ってろ」定点観測で問題を発見できる。
・「もっと」を合い言葉に。「もっと・・できないか」が問題発見の視点。
・あるべき姿と現状のギャップが問題。しかし「コスト削減」といった標語はだめ。従業員目線で「残業しなくてよい会社へ」といった、夢や理想とからめて。
○問題には3種類。だれがみても問題、ある規準からして問題、長期的視野からみたビジョン的課題。
・ビジョン的課題は、「なにをしたいか」を語ることから始まる。
○8ステップ
・問題明確化、現状把握、目標設定、真因分析、対策計画、対策実行、効果確認、成果定着
○問題明確化こそ最も重要。
・数値で語れ。
・規準との違い、お客様の立場、急いでいるところ、汚れのあるところに問題アリ。外部視点やビデオ撮影した自己を見てみるだけでも発見できる。
・でてきた問題を、緊急度、重要度、拡大度でランク付け。
・人を責めるな、仕組みを責めろ。
○現状把握
・現地、現物、現実
○真因分析
・5なぜ
○定着
・だれがやっても同じようにできるように。
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取引先の社長より推薦された本。
実務において今回読んだ内容を実施していることに気づき、理解が深まった。
問題発見、現状把握、目標設定、真因追及、対策立案、対策実施、振り返り、効果定着というステップが問題解決に必要なステップ。
具体例としてはトヨタの工場中心だが、要素はどの業界にもあてはまり、ビジネスマンに必要なスキル。
取り組みだして間もないが、問題解決のステップに慣れ、習慣づけて取り組むことで、磨きががかかり、良い効果を得られるはず。
オススメ。
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全然意図せず買ったけど、
今関わっている業務に繋がる内容だった。
問題解決の8ステップ
1.問題を明確にする
2.現状を把握する
3.目標を設定する
4.真因を考えぬく
5.対策計画を立てる
6.対策を実施する
7.効果を確認する
8.成果を定着させる
今は完全に3で頓挫してる気がする。
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トヨタの問題解決8ステップについて書かれている。
この8ステップという型を全社員に叩き込むというのが、トヨタが組織として強い所以なんだろう。
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問題解決のステップが分かりやすく記載されている。トヨタ生産システムの基盤となる考え方を知ることができる
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【出会い】
先輩から勧められた。
【あらすじ】
トヨタの問題解決手法の各ステップを説明している。
【感想】
非常に簡潔に書かれていていいと思います。
最終的に良くても悪くても行動に落とし込むということは重要だと感じます。
ただ、「トレーナーの○○は・・・と語る」という語り口はどういう意図なのか気になりました。
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●問題を発見し、解決してあげるのがトレーナーの仕事ではありません。現場の従業員一人ひとりが自ら問題を発見し、それを自分たちの頭で考えて解決できるような職場に変えるのがトレーナーたちの仕事です。
●今の仕事のやり方がベストのやり方ではない、と常に疑問をもつことが大切。もっと楽をできないか?もっとモノを減らせないか?もっとお金をかけずにできないか?もっとムダを減らせないか?というように『もっと』という言葉を口癖にして仕事をとらえると、問題が見つかりやすくなります。
●あるべき姿を描く際には、部署としてのミッションとメンバー個人の思いを結びつけることが大切。
●日々の問題解決がイノベーションにつながる・・・トヨタというと、コスト削減や時間短縮など「乾いた雑巾をさらに絞る」ような地道な改善活動をイメージする人が多いかもしれないが、日々の改善活動の先には、未来のイノベーションをつくるビジョン指向型の問題解決がある。
●仕事で起きる問題は多種多様。大きな問題は勘や経験で簡単に解決するとはかぎりません。トヨタでは、いわゆる「大きな問題」を解決するときには、一連のステップを踏みます。
①問題を明確にする
②現状を把握する。
③目標を設定する。
④真因を考え抜く。
⑤対策計画を立てる。
⑥対策を実施する。
⑦効果を確認する。
⑧成果を定着させる。
・・・問題解決のプロセスを「視える化」して勘や経験による思い込みを排除し、効率的に問題を解決する。
特に①問題を明確にする と ②現状を把握する。 は非常に重要なステップ。①と②で問題解決の70%は決まると言っても過言ではありません。このプロセスに70%の時間と労力を費やすことになります。
●解決すべき問題テーマを選定する段階では、「やりたいこと」ではなく、「やるべきこと」に焦点を合わせるのが原則。
●トヨタでは、問題発見をする際に7つの視点から問題をとらえるように意識づけされています。
①悩んだり困っていること
②上位方針との比較
③後工程への迷惑
④基準との比較
⑤標準との比較
⑥過去との比較
⑦他部署との比較
●問題解決をする上でよく発生するミス、それは「あるべき姿」と「目標」を一致させてしまうこと。目標設定の段階では、「あるべき姿」を実現する目標ではなく、そこに至る過程としての目標を立てることになります。
●達成目標を決める際は、具体的に「何を」「いつまでに」「どうする」の3要素を設定し、目標は数値で示します。目標を設定するうえでは、抽象的な言葉(頑張る、効率を上げる、検討する、対応する、徹底する)を使わないのもポイント。あいまいな言葉を使うと、目標達成ができなかったときの逃げ道をつくることになってしまいます。「頑張りました」というのは主観でしか判断できません。
●何が問題か、その問題が「真因」かどうかを確認する3つのポイント。
①その要因に手を打てば、問題が解決され、同じ成果を上げ続けられるか。
②もう一度、『なぜ』を繰り返すと、問題が拡散しないか。
③因果関係が逆も成り立つか
誰もが困難をともなうことが予想される真因からは目をそらしたくなるもの。反対に対策が簡単そうな真因を選びたく衝動に駆られます。しかし「これならできそう」ではなく、「これをやらなければいけない」という視点から、真因を見定めることが重要です。
●真因を人の「意識」や「意欲」に結びつけてしまうケースも、感覚が作用しすぎている可能性があります。たとえば「○○さんの問題意識が低い」「××さんはやる気がない」といった要因に結びつけてしまう場合、これは感覚にすぎず、事実とはかぎらないこともあります。
●百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず、百行は一果にしかず。つまり「最終的に成果を残さなければ意味がない」ということをあらわす中国のことわざは問題解決のステップにも同じことがあてはまる。まずは成果を出すことを考えて、能動的に行動することが大切になります。
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トヨタの問題解決の考え方を簡潔にまとめた本。
非常にシンプルにまとめられている。
もっとも重要なことは自分に解決できる範囲を対象にすることであろう。
原因を深く掘り下げていくと、大部分が組織体制であったり、企業文化など非常に大きな問題につながってしまいがちだが、各自がそれぞれで出来る範囲を対象とすることで、実現可能な範囲を確実に解消していく文化が出来上がる。それは非常に大きなポイントであると感じた。さらに、これを促すかのように「大きな問題からではなく小さな問題から解決していく」ということが紹介されている。大きな問題はなかなか解決できないし、時間もかかる。小枝から攻めて、やがて幹に到達させるという考えも、問題解決を習慣化させるための知恵なのだろう
メモ)
・問題発生を問題として認識できていない
・標準とは現時点で最もよいとされるやり方
・ビジョン指向型には「何をしたいのか」という自分の意思がいる
・ビジョンはスローガンになりがち
・一か月単位ではなく刻々と生きた数字を追わなければならない
・問題テーマは一つに絞り、一つずつ解決していく。重点的に取り組まないと解決しない
・問題評価には「重要度」「緊急度」「拡大傾向」
これに対して「理由」と「根拠データ」が必要
・最初は「~しれない」といったことを羅列することから始める
・小さな問題から解決していく。やがて、それは根本解決に繋がる
・解決できる要因は自分の解決範囲であること、人の意識や意欲に結び付けないこと(感覚が作用しすぎている可能性が高い)
・やらないといけない理由をつくる
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今月の10冊目。今年の20冊目。
OJTソリューションズ2冊目。面白いですね。こういうの使ってアウトプットしようと思います。上に立つ人も読んでほしい。
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・問題解決の8ステップ
①問題を明確にする ②現状を把握する
③目標を設定する ④真因を考え抜く
⑤対策計画を立てる ⑥対策を実施する
⑦効果を確認する ⑧成果を定着させる
以上の内容を深堀してくれます。
シンプルで読みやすく、何度でも読み返したい1冊。
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線を引きながらじっくり読みました。
問題解決のための8つのステップがわかりやすく書かれているのでスラスラ読み進めあっという間に読破。
職場でトヨタの改善を取り入れようと動き始めたところなので、内容をまとめて利用していきたいです!
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設定型問題解決こそトヨタのイノベーションの基盤となる考え方でありプリウスのような市場の勢力くれずを塗り替えるような商品開発をする原動力となっている。
もっと言えば現場の日々の改善の延長線上にイノベーションがある
問題がないことが最大の問題である。
今の仕事のやり方がベストのやり方ではないと常に疑問を持つことが大切
あるべき姿がわからないと問題が見えない目標や基準標準を意識することが問題解の第一歩です。
問題解決をする本人が理解納得して腹落ちしていない問題解決は絵に描いた餅で終わりがちです。
問題解決につながる8ステップ
1現場を明確にする
2現場把握する
3目標設定する
4考え抜く
5対策計画を立てる
6対策を実施する
7効果を確認する
8成果を定着させる
トヨタの場合はまず問題が何であるかという切り口から十分に分析し問題を明確にしてからその解決策を考えて行く。
本来は本当の問題困っている状態問題でも決定する対策というプロセスを前提に考えなければならない
問題を発見する7つの視点
1悩んだり困っている事
2上位方針との比較
3後工程への迷惑
4基準との比較
5標準との比較
6過去との比較
7他部署との比較
汚れを見る汚れがあるところに問題が潜んでいる
人を責めずに仕組みを攻めろ
ものづくりは一筆書きでつながっているという表現をよく使いますが大問題と中問題はつながっています。
問題の構成そのものはかわりませんつまり小さな問題から手をつけてもそれを解決していけばいずれ中問題大問題につながっていきます
目標を立てる際は少し背伸びをするような目標を立てることが大切
百考は一果にしかず
失敗しても結果が出るまでやり抜くことが大切
まずは成果を出すことを考えて能動的に行動することが大切である
成果は成功の成果だけではない失敗という結果を得ることも成果
標準化と管理の定着を行う。
いつ誰がやっても同じ様にできるような仕組みを作ることです。
管理の定着成功のプロセスは横展開する
午前と午後に1回ずつラインを止めて下工程の仕事ぶりをチェックする時間を設ける
普段の業務をしている職場でその問題解決のプロセスを再現し横展開ができて初めて百点満点といえる
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トヨタの問題解決
「問題がない」が最大の問題。もっと〜できないかと考え続ける。
問題とはあるべき姿と現状のギャップ
問題を明確にする→現状を把握する→目標を設定する→真因を考え抜く→対策計画を立てる→対策を実施する→効果を確認する→成果を定着させる
「問題」は数字でとらえる。思いでとらえない。
「真因」はなぜを5回繰り返してたどり着く。その5回を逆にさかのぼってだからでつなぐことができれば真因。例えば、営業成績が悪い→なぜ→商品知識がない、商品知識がい→だから→営業成績が悪い。
「真因」は自分たちで問題解決が図れるかという視点も大事。お客が悪いとかの視点ではない。
対策実行は期限を区切る。
その対策は誰でもできる平準化されたものか。
めちゃめち読みやすい。