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実は今まで読んだことがなかって初めて読みました。
(もしかしたら、教科書とか何かの問題集等で読んだかもしれませんが)
他の人のレビューを見ていると最終章が『ちょっと違うんじゃないか』みたいな意見が多かったようですが。
初めて読んだ私にとっては、最終章も含めてなんとなく納得したかなあと思います。
なんとなく心に残る内容だったと思います。
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学生時代に翻訳版、ペーパーバック版を読んだ。
ジョナサンみたいになりたいと夢想したものだ。
当時、第3章までの終わりかたは、残されたものたちが「教祖とか偶像について語るときの知ったか振り」みたいな「へんな感じ」を抱いたものだった。
今般加筆された最終章を読んで、「むずかしく考えなくていいんだよ」というジョナサンの声が聞こえる気がして、やっと気持ちが修まった。
ただ帯の自己啓発書みたいな文句は?
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第3章までの本を初めて読んだのはいつだったでしょうか。たぶん30年以上前。小学校高学年か中学校時代でしょうか。
とても面白く読んで記憶があります。純粋に飛ぶことに傾倒する主人公が非常に興味深く、これほどまでに情熱を傾けられることがあるのはうらやましいと思いました。
そして完成版。まさかこれほどの年月が経って完成版が出るとは思いませんでしたが、十分面白かったです。第1章から第3章まで懐かしく読み返しましたし、第4章も違和感なく楽しめました。第3章まで楽しめた人なら、きっと第4章も気に入ると思います。現代社会が…とか妙な解釈をせずにそのまま読んだら良いと思います。
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有名なかもめのジョナサンって、こういう話だったのねーと、ふぅーんと思った。
童話のような、哲学のような、読む人がいろいろな受け止め方ができるお話でした。
宗教的に受け止める方もいるようですが、私はスポーツ選手とか芸術家の話のように思えました。
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正直に言うとあまり面白くなかった。というか、よく分からないと言った方が良いのか。何かしら宗教的な匂いもするのに、何のために生きるのか、愛とは何の事か、よく分からない。ただ偶像崇拝がかもめ逹を堕落させる。
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著者が自らお蔵入りにした「最終章」を
含めて発表した作品。
以前の作品も読んでいましたが、
最終章も含めて読破すると全く異なる作品に思えました。
現代社会を反映している、という解説もありましたが
勿論その通り!! と賛同も出来ますが、
その賛同がこの本を読んで学ぶべき事じゃないとも感じました。
自分がどう在りたいか、何を見るべきなのか、
何を考えるべきなのか、どう行動すべきなのか。
常に考え、そして行動する事の大切さを学んだ気がします。
やっぱり、ただの小説じゃない。
とても良い本。
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かもめのジョナサンにpart4が付け加えられた完成版が刊行されたというので、もう一度心新たに読んでみたものの…part4が加わることで宗教めいた感じを受けました。やはり最初のpart3までの方が、限界をもうけず、ありのままに自由に生きる伸びやかさが際立ってよかったように思います。読んでいる時の心理状態も反映されやすいかも。
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大好きな本の一つ『かもめのジョナサン』が、新しい装釘で本屋に並んでいるので、みてみたら、なんと『完成版』となっている。
40年ぶりに最終章が加えられ、完成したものになっているらしいというので、即購入&読了。
以前の版でも完成されていた物語に最終章が加えられていて、読むのが少し怖い気もしたのだが、読んでみて、心地よかった。
より物語が深められていると思ったし。やはり、心の深くに入り込んできた。
五木寛之の”翻訳”ではなくて、”創訳"ットなっている所にも注目だ。
※と言っても、原文を読んだことがない。
とにかく心地よい。
最終章をこの時期に加えてクレタ著者と、翻訳・創訳してくれた五木寛之氏に感謝だ。
扉には「われらすべての心に棲む かもめのジョナサンに」と言葉が添えられている。
五木寛之の”あとがき”も、1974年のものと今回のものの両方が並べられていて、感慨深かった。
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【内容(「BOOK」データベースより】
1970年に発表されてから、しばらくはまるで反響がなかったが、数年後から爆発的に読まれ始めた伝説の作品『かもめのジョナサン』。飛ぶことの歓びを追求したために、仲間から追放された一羽のカモメが、やがて…というこの物語は、全世界で4000万部以上、日本でも260万部を超える大ベストセラーとなった。長い歳月ののち、著者R・バックが自家用飛行機の事故で九死に一生を得たことをきっかけに、新たな最終章が加えられ、「完成版」が刊行された。そのPart Fourは驚愕の内容を持つが、断固として未来を語り、“自由を求めよ!”と我々を深く励ます。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
バック,リチャード
1936年米国イリノイ州生れ。元米空軍の戦闘機パイロット。除隊後、地方巡業の曲芸飛行家や、整備士として働いた。1970年発表の『かもめのジョナサン』が世界的ベストセラーになる。2012年に自身が操縦する小型飛行機の事故により瀕死の重傷を負ったことが、『かもめのジョナサン』最終章発表のきっかけとなった
五木/寛之
1932年福岡県生れ。早稲田大学中退後、編集者、ルポライターなどを経て、『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞を受賞
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【目次】
完成版への序文
Part One
Part Two
Part Three
part Four
あとがき「ゾーンからのメッセージ」(五木寛之)
1974年版あとがき「ひとつの謎として」(五木寛之)
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話題になってる完成版を入手し読む。もともと寓話風とは聞いていたが、宗教色を感じた。第四章が追加されたらしいが、なんだか寓話にしてはザラっとした、不安を感じさせる終わり方だった。飛ぶこと、カモメであること、、思想を理解しきれなかった。映画化されたと聞いたけど、どうやって撮影したのか気になる。
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ずーっと前、高校生の頃、先生に勧められて読んだ。
当時は、このお話をどう受け取ったらよいのかわからなかった。
その、わからなさがずっと心にひっかかっていたこの本。
完成版が出た今、満を持して再読。
当時感じられなかった「ロマン」みたいなものを、大人になった今、このお話から感じたし、考えたいことがいろいろ湧いてきた。
大人の人、特に男の人の方が深く味わえる本なのではと思う。
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「人生には、食うことや、争うことや、権力を奪い合ったりすることなどより、はるかに大事なことがあったんだと、そう初めて気づくようになるまでに・・・」というのは、結構ためになった。そういうのを超えたことに僕も気づきたいと思うんだけど、この本だとそれは技術を身につけるということなのかなぁとしか分からなかった。もっと何回も読んだら見えてくるかもしれませんが。
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既成の概念にとらわれず自分の信じるままに生きようというメッセージ。高校生の時に完成版じゃない方を読んだ。完成版を読んでみると、偶像崇拝の衆愚制が表されていて驚いた。
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「人生を変えた一言」的な言葉が多く知的好奇心を高めたい時など、これまで何度も開いてきた本、「かもめのジョナサン」
その完成版。
リチャード・バック氏の序文からもう感激で、手持ちの古い本を一緒にめくり始める。
そしてこの新たなる完成版をまた蔵書の一つに加えることのうれしさに包まれる。
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大昔の若い頃、一作目の
この「かもめのジョナサン」を読んだ.
当時なにが判ったか?
ということさえ、
理解できていなかったかもしれない。
こうして完成版として1から4まで
通して読むことが出来て、
はじめて漠然と
思い当たることがあった。
中年から高年にさしかかる今
読む機会を得たからこそ、
これはまるでキリスト教の
生い立ちから現在までを
言い得ているようだと、
感じた。
しかし
宗教に関わらず、
なにもかもすべて、
革新的な進歩は
ジョナサンのような人々が
今まで荷なって来た。
自分の美をひたすら信じ、
そこに向かって
だれの賛同も批判も
ものともせずに。
そこに問題がでるのは、
そんな追求の苦しい過程から
目をそらした、現実主義者が
真実や理想を
形骸化させてしまうのではないか?
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古典文学はとっつきにくく、また分かり難かったり鬱屈としたものが多かったり、個人的には読むのにかなりの根気と精神力を必要とするものだと感じていた。その概念を覆したのがこのかもめのジョナサン。こんなに爽やかで小気味よいテンポで進む作品はそうそうない。というか寡聞にして知らないだけかも…。兎にも角にも自分にとってはそれなりにセンセーショナルな作品だったことは間違いない。それに続編があったことに驚き、同時に絶対読まねば!という気持ちが沸き起こった。第四章を読む前は、無知の知、自己の追求といったどこか哲学的な要素を強く含んだ作品が、かもめのジョナサンという飛ぶことに没頭した主人公を媒体に具体的かつ分かりやすく書いてあるものだと思っていた。しかし、第四章は面授の弟子の葛藤がメイン。字面通り受け取れば、宗教の浅はかさや怖さが主軸なのかもしれないが、リチャードパックが「次はお前の番だ」という過去の自分からのメッセージを感じるほどの義務感を抱く内容ではない。そうなると、その先(奥?)
にあるもっと普遍的な概念がテーマなはずだ。よし、もう一回読もう。