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榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。
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八百万の神々を主題とした短編小説集。死神を扱った作品であっても、どこかほのぼのとしていて楽しく読める。個人的には『ひとりの九十九神』がいちばん好きかな。
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なんとも人間ぽい神様たち(笑)
一神教のような全能ではない故に身近に感じる。
貧乏神や疫病神も厄災をもたらすだけではないのだなあ。
まさに「災い転じて福となす」(≧∇≦)b
こういう作品は小路幸也氏の持ち味がうまく生きてくる。
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連作短編6編
無駄にいい男の死神が,キーパーソン.どちらかというと負のイメージの神様の存在意義を,あたたかく描いて,みんながほっこり幸せになる.
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死神に貧乏神、厄病神、いろいろな神様の出てくる短編集。福の神が、自分は貧乏くじを引きながらも周りを幸せにしているだなんて。一番好きだったのは九十九神のお釜。
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いろいろな神様のお話し。なかなかおもしろいな~と思います。私は、死神の話が一番すきかも。
福の神様のお話しもなんだか素敵ですね。
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神様が一堂に集まる10月。おそらく1年間にあった人間のとの関わり合いを話すのだろう。共にある存在。八百万の神。全てのものに神が宿るという日本人の想いはすばらしいと思う。
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八百万の神。
死神、貧乏神、疫病神、道粗神、九十九神、福の神。
みんな優しいのよねぇ…
生きている、生きていくってことは、守られているってことなんだなぁ…
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神様って人間っぽい。
楽しく読んだ。
日々の暮らしに司る神々の仕事とお遊び。
優しいけれど、戒めになった気がする。
子どものころ、、不幸だ、と思うことが続くと
自ら食器を割って
「これでおしまい」と祖母は言った。
「九十九神」を読んで思い出した。
今よりもう少しでいいから
丁寧に生きてみたいと思った次第。。。(^^ゞ
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読メでのレビューで興味を持ったので図書館へ。
読みやすいしなかなか面白かった。
八百万の神様たちが人間社会で普通に生活しているのが面白い。
そして神様たちも日々悩み生活している。
嫌われがちな貧乏神も疫病神も死神も、皆人間を不幸にしないために存在している。
よい。
なんだか本当に周りに神様たちがいそうなそんな感じがしてくる。
そうか。
アタクシの不幸はもっと大きい不幸にならないための小さな不幸か。
そうか。
それならいいか。
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2016.8.16 読了
日本には「八百万(やおよろず)の神」が
いる、と言われています。
死神、貧乏神、福の神、疫病神、
道祖神 などなどなど。。。
それらの 神の話。
短編集。
非常に読みやすかった。
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すげぇ面白い。
「神様」というフレーズだけで借りた本。すげぇ良かった。
現代的だけど少しオカルト的な神様たちの短編小説。
「幸せな死神」が、ものすごく良かった。1回目は面白く、2回目は泣いた。
ちょっとこの本書店でみかけたら買いたい。
2014/10/17
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読みやすいわりと既読感あるような短編集。
八百万の神様らが人間のそばにまたは人間のように生活しているはなし。
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死神や貧乏神、疫病神など神様が身の回りにいたら・・・。
何気に手にとって読んだ本でしたがとても良かった。
連作短編ということでストーリはバラバラでも世界観につながりがあり全体を通して心に入ってくる内容です。
最近の小説では高評価。
これは他の作品もぜひ読んでみないと。
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か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り-。「幸せな死神」「貧乏神の災難」「ひとりの九十九神」など全6篇を収録した、神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。月刊文庫『文蔵』掲載に書き下ろし等を加えて単行本化。
Twitterでフォローをしているものの,初めて読みました。
巡り巡ると繋がっていて,優しい気持ちで読み終えられました。