入門書としてはお勧めです
2016/06/28 10:41
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投稿者:(^_-)-☆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
予備知識のない私でも大まかな仕組みは理解できました。
現在bitFlyer Lightningで少額取引をしていますが、チャットに出てくる専門用語がわからず、少額とは言え持っていて良いものなのかもわからず、わからない気分の悪さもあって勉強したいと思っていました。
数学もわからず仮想通貨も全く知らない人に理解できるように工夫して書いているようです。
一部わからないけどわからないまま流しても概要は掴めます。
仮想通貨の概要を抑える
2015/11/16 11:59
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投稿者:IGBS - この投稿者のレビュー一覧を見る
仮想通貨って、なんだろう、電子マネーとどう違うのだろうか、といった基本的なところから、今後の社会における位置づけを丁寧に記載された良書です。
一部マニアックな部分はあるが、入門書としては非常によくできている。
仮想通貨というコンテンツではなく、いわゆるプラットフォームであり、
その領域はビジネスだけではなく、社会を動かしうるものであることが理解できた。
仮想通貨超入門として
2016/07/18 23:36
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投稿者:デラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
仮想通貨が、一般に思われているものよりも、大きな影響を持つ可能性がある、という点を上手く説明しています。ただ、技術的な側面も含め、より深く仮想通貨について考察したいのであれば、岩村氏の「中央銀行が終わる日」がおすすめです。ただし、こちらは少し技術的な知識が必要となります(技術的な側面から書かれている本と比べれば、ずっと分かりやすいですが)。
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ビットコインに代表される仮想通貨に関する書籍。マネーは国によって、ドル、ユーロ、円など様々あり、各国や銀行に管理されている一方、ビットコインは管理主体がないのが特徴。ビットコインを支える技術としてブロックチェーンという考え方があり、ここに取引記録が全て残される仕組みとなっている。ブロックチェーンは前ブロックのハッシュ、ナンス、取引記録で構成され、ハッシュの先頭13文字が0となるナンスを見つける(計算する)ことをマイニングという。現在は10分程度で導かれるよう調整されている(目標時間は2週間毎に調整)。ビットコインが解決し得ることは大きく2点ある。①送金コストの低下。(例:円でドルを買う/売るときのギャップは銀行の取り分となっているが、このギャップが仮想通貨を利用するとほぼゼロとなる(特に円は世界的に3%ほどしか流通しておらず、このギャップが大きい))②全世界共通のマネープラットフォーム。(例:米国に行くとき、円からドルに両替せず、ビットコインで済ませることができる。)ビットコインだけでなく、仮想通貨には全世界のマネープラットフォームを一新する可能性を秘めており、今後に目が離せない。
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ビットコインはブロックチェーンと呼ばれる取引の記録で維持される、管理主体のない通貨だ。ビットコインは価値保存手段ではなく送金手段として捉えるべきであり、政治活動の資金集めに使われたり、或いは銀行の国際送金業務を肩代わりするとなればビットコインの価値は大きなものになる。ケニアの仮想通貨エムペサで今までできなかった経済活動も産まれ、農村の収入は上昇した。通貨の規制緩和は重要な成長戦略である。
税務署が脱税を摘発するのが困難になるので税制にも大きな影響を与え得るし、今の恣意的な金融政策をとることができる中央銀行という仕組みも超える。国債貨幣化が困難になる。DACによって経営者すら代替できる可能性がある。
と、仮想通貨が社会を大きく変革し得る可能性を持ってるんですね。最後に参考になる情報源も紹介されており、勉強になりました。
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仮想通貨について学びたいと考えている人。投資を考えている人。この本は絶対に読むべき1冊です!!必読です。
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仮想通貨革命がこれからの社会にどのような変化をもたらすのか考えされた。
・マウントゴックスの崩壊は、両替所の崩壊であり、ビットコインの崩壊ではない。
・ビットコインは電子マネーとまったく違う
・ビットコインは税制度の極めて大きな問題を提起する・仮想通貨革命によってIT革命以上の影響を産業構造を与えるだろう。
それにしても著書の野口氏は1940年生まれの74歳になるのに発想が実に豊かだなとつぐつぐ思う。
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仮想通貨は決済手段としては送金コストがゼロになるなど明らかに優れた価値を持っているがまだまだ問題点だらけ。特に投資先としてビットコインを考えている人は、リスクの面からも向かないというのが筆者の判断です。
セキュリティ面、ビットコインが仮想通貨の主役になるか分からない現状では投資先としては却ってリスクが高いと筆者は判断されているようです。
ただ当時の発達した電信網の元で初期の電話が、電信の代わりになるとは思わず玩具にすぎない、インタ-ネットも初期にその価値を認められていなかった過去の事例からも、決済コスト等で圧倒的な優位性を持つ仮想通貨がこれからの世の中の主役となるのは間違いなく、某国の首脳のように一時的なブ-ムとの判断はしない方がよい点は強調されている内容でした。
ビットコインをはじめとした仮想通貨のことが全く分からない人には参考になる内容と思います。
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情報が少ない中で、怪しげに思われていたビットコインは、マウントゴックス破綻後も、以前と変わりなく使われている。ブロックチェーンに取引を記載し共有するという仕組みの中では不正は起きない。読んでいくと、よくできたシステムであり、これまでの商取引や通貨の概念を根底から覆す力をもっていることがわかる。
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仮想通貨ビットコインに関するお話です。
ビットコインというのはどんな物で、
どんなメリットでメリットが有り、
なぜ今注目されているのかわかりやすく書いた本です。
ビットコインを知るにはおすすめの一冊です。
ビットコインには凄い可能性が秘められていますね。
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ビットコインはもう終わりだ、と思っていたら大間違いであることに気づいた。
僕は1990年代にネット上の電子ワレットのシステムに関わっていたことがあるので、公開暗号キーなどはわかっていたが、管理主体がないP2Pの集合体で信頼できる形お金が管理されていることに驚き。
たしかに、10年したら金融取引が大きく変わっている可能性がある。
超整理学で有名な野口さんだが、本領の経済学で、日本ではあまり注目されていないところを啓蒙した功績は大きい。
僕もこの動きに注目して、自分との関わり(ネットやアプリでのアプリの販売手段)でどう準備すべきか考えていきたい。
メモ:巻末の参照Webサイト紹介と同じ内容:
ダイヤモンドオンライン「野口悠紀雄の使える!経済データへの道案内」:
http://diamond.jp/list/noguchi_data
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・非循環型電子マネーはない
・貨幣は本来価値の交換を証明するもの
・ビットコインは金融をイノベーションする
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仮想通貨は、進化したITを使った、より優れた通貨の仕組みであり、利用は拡大していく。マイクロペイメントや国際送金コストの劇的な低下は、社会に革命的な変化をもたらす。
計算機パワーが至る所にあり、そのネットワークが価値を保証する仕組み。時代の必然かも。
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第1章 通貨革命が始まった
第2章 きわめて斬新なビットコインの仕組み
第3章 ビットコインに続くもの
第4章 現代の通貨はどこに問題があるか
第5章 通貨革命は社会をどう変えるか
補論 公開鍵暗号と電子署名
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昨年6月に出された本ですが、ビットコインの理論的仕組みから社会的インプリケーションまで(後者に力点が置かれてますが)日本語では最も包括的に議論されているのはではないでしょうか。
ビットコインを仮想通貨と捉えると、経済学では、ハイエクの貨幣自由化論の実現、と位置付けられます。
しかし、野口先生によると、ビットコインが革命的だったは、「プルーフ・オブ・ワーク」による「ブロックチェーン」の改ざん防止のアイデアであり、「ビザンチン将軍問題」が解決され、管理主体の無いPtoPのシステムが可能となったことだそうです。
その適用範囲は膨大で、仮想通貨、海外送金に留まらず、「スマート・コントラクト」(ブロックチェーンを用いた取引を金融資産一般に拡張)、「第三者のいないエスクロー」、「スマート・プロパティ」(耐久消費財や不動産の所有権移転)、DAC(分権化された企業)等が紹介されています。「ビットコインは通貨ではない。プラットフォームだ」(P.180)
経済学者は、IT革命についても当初否定的だった様に(未だに長期停滞論隆盛ですねw)、ビットコインも過小評価しているのではないか、と。野口先生は、「これまでのIT革命と同様の、或はそれ以上の影響を産業構造に与えるだろう。」(P.203)とされ、「最も積極的な対応は、関連事業をベンチャー企業で始めることだ。」(P.200) お金があるなら「関連企業に投資したらよい。」(P.201)と、思いっきり煽られてますw
1年経過の現在、Nasdaqが今年中にブロックチェーンを使った未公開株式市場向けの分散型取引プラットフォームを構築しつつあり、仮想通貨以外への適用が現実化しつつあります。「ビットコイン革命」来るか?
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-07-23/nasdaq-expects-to-be-first-exchange-to-use-bitcoin-technology
http://btcnews.jp/nasdaq-enter-in-partnership-with-chaincom/