紙の本
番組が面白かったので。
2015/03/25 17:09
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投稿者:なつきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が行動経済学に目覚めた(笑)あの番組をそのまま書籍化したものです。
見逃した回もあったので、丁度良かったです。
とても分かり易く、すぐに実践できそうな行動経済学の知識が満載!
入門書として、ぴったりな1冊だと思います。
人は自覚しているより、ずっと面倒くさがり…いやはや、肝に命じなくては。
上手く経済学を利用して、賢い経済活動を行いたいものです。
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行動経済学が進歩し、それの広告宣伝などでの利用が進むと、人は多くのお金を無駄に使いそう。それとも、上手く誘導されて購入した品は、その後の満足度も高いのだろうか?何れにせよ、この本を読んだことで、これは本当に買いたいのか、それとも宣伝の効果により買わされてしまいそうなのかを考えることが出来そう。
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行動経済学をわかりやすく解説。たとえば「代替報酬」。歯医者を嫌がる子供をキャンディーで釣るやつ。毎日、薬を飲むモチベーションを保つための報酬は何かなどを実験する、いろいろな方法を試し、何が有効か、それがいくらの価値に匹敵するかなど、おもしろかった。自分でも、嫌な休日出勤を代替報酬を設定したりもするが、プライベートでも仕事でも参考になることが多い。
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内容は薄いけど、報酬などの動機づけをうまくやらないと、
期待を裏切る思わぬ結果になるということがよくわかって面白かった。
この内容をヒントにうまく使えば、
仕事とかも、もっとうまく回りそうな気がする。(特に、自分がやる仕事ではなく、誰かにやってもらう仕事。)
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行動経済学は、私にとって大変興味深く、つい手に取ってしまう分野です。
NHKの「白熱教室」形式で、先生の問いと学生の回答の問答で、より読みやすい体裁になっています。
感情に流されて、合理的でない買い物をしてしまう人間の面白さを追及してみたい方に、お勧めです。その消費者心理を企業はどのようにビジネスに生かすのか、という視点で参考になる部分もあるでしょう。
自分の心をもっと厳しくコントロールできれば浪費も減るのかもしれませんが、心地よく生きるためには人間らしい部分と上手に付き合うことも必要です。
不合理な選択をするのも、おおらかな気持ちで受け入れたいし、そのために起こり得るリスクをあらかじめ想定しておき、多少のふらつきを楽しみながら生きるのが人生かな、とも思っています。
ファイナンシャル・プランニングも、完璧な家計管理を目指すものではないと、考えています。だっておもしろいじゃないの。
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流行りの行動経済学とあって内容は面白いものでした。白熱教室よろしく対話型の内容で合理的でない行動をとってしまう人間を説明している本書です。
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《第一回 人間は“非合理”な存在である》p7
「オプトイン・オプトアウト方式」(opt-in/opt-out)p21
→「デフォルト」(初期値/標準設定)が決定的な役割を果たす
「選択の設計」(choice architecture)
《第二回 あなたが“人に流される”理由》p39
「ソーシャル・プルーフ(social proof)」(=社会的証明。自分の意見の妥当性を証明すること、ひいては他人に思わず同調してしまうこと)
Cf. 社会規範(social norms)模倣「mimicry」群衆効果(effect of crowd)→正常性バイアス
Ex. アッシュの同調実験、スタンフォード監獄実験→イラクのアブグレイブ刑務所で起きた虐待事件
《第三回 デート必勝法教えます!?―人々の感情をどう動かすか》p69
感情と決断(emotions and decisions)
Ex. 便器型水飲み機
Cf. トロッコ問題、9.11以後の交通事故増大、
「感情の発端の読み違え」Ex. ホラー映画、吊り橋
寄付金と被害者数の不整合→カトリーナ>マラリア
井戸に落ちたベビー・ジェシカ>ジェノサイド(物事を統計的に、数字の問題として捉えた途端、私たちの感情のスイッチは切れてしまう)
《第四回 ダイエット成功への道!―自分をコントロールする方法とは》p101
双曲割引(hyperbolic discounting)「今」「少し後」「後」「さらに後」→ものの価値は急降下した後、なだらかに下がる(つまり今と明日では大きく異なるが、7日後と8日後ではそう変わらない)
代替報酬(reward substitution)Ex. 注射の代わりの映画をみる、歯磨き粉→ミント味
損失回避(loss aversion)
自己コントロールのための環境設定(self-control contract)Ex. 嫌いなチャリティ事業と連結された目覚まし時計、スヌーズを押す度に寄付されてしまう、マシュマロ・テスト
《第五回 “お金”の不思議な物語》p133
お金の心理学(psychology of money)
機会費用(opportunity cost):他の選択肢を選んでいたら得られたはずの利益)
①相対性(relativity)Ex. ペンとスーツ
②支払いのタイミング
出費の痛み(pain of paying):消費と支払いのタイミングが同時だというのが、現金払いが嫌いな理由のひとつ。
支払いの方法によって、痛みの強さを変えることができる。
③心の中の“財布”とは?
心の会計(mental accounting)
理由なき一貫性(arbitrary coherence):最初に行った意思決定が、たとえそれが特に理由のないものであったとしても、その後の行動をずっと左右することになる。
→アンカリング効果(anchoring effect)
公正さ(fairness)
アプリに対するお金を払うことの敷居の高さ
《第六回 私たちは何のために働くのか?―仕事のモチベーションを高める方法》p165
完備契約(complete contract)と不完備契約(incomplete contract)
残存効果(lingering effect)
卵理論(the egg theory)
歯ブラシ理論:人はアイディアを欲しがるが、他人のアイディアは欲しくない。Ex. エジソン
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「予想通りに不合理」のダン・アリエリの授業を書き起こしたもの。NHK白熱教室。分かっているのになぜそんな行動をするのかについてフロアと意見を交流させながら講義していく。
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直感が示す道は本当に正しいのかを考えてみることが重要
一般的に目標や目的や願望が行動を支配と考える→運転中のメールは?
オプトイン・オプトアウト方式→臓器提供しない場合はチェックしてください→選択肢の設定・デフォルト値
ピザのトッピング→チェックを外してください→多く注文
トイレの標的 ハエ
深夜のテレビ通販→「電話がつながらない場合はおかけ直しください」→行列に並ぶ心理と同じ
ソロモン・アッシュ同調実験 反対意見は一人では言いづらい。
群集心理→ひとつの非常口に集中
フィリップ・ジンバルドー スタンフォード監獄実験→イラク刑務所虐待事件
尿瓶レモネード 便器型水飲み器→感情が影響
トロッコ問題→レバーで1人か5人の犠牲 自分で1人突き落とすならどうする?
感情と行動 井戸に落ちた子 ジェノサイド→顔が見える方が同情
スターリン「一人の死は悲劇だ。しかし100万人の死は統計上の数字に過ぎない」
日本人は自己コントロールのうまい国民だと言われている。秩序ある行動と貯金。→日本の居酒屋はまさにカオスでこんなに自分をコントロールできない人たちは珍しいと思った。
スウェーデンのとある駅 階段がピアノの鍵盤デザインで音がでる。
フェイスブックはもっと魅力的になるだろうか。フェイスブックが気にかけているのは、君たちの長期的な幸福だろうか。それとも君たちが今日中にあと1回フェイスブックをチェックすることだろうか。
お金というものによって社会は一変した。お金が存在しなければ、私は大学教授の仕事などできなかっただろう。ほかにしなければならないことがたくさんあっただろうからだ。
お金の相対性 ボールペンの5セント スーツの5ドル
住宅リフォームの支払い 家具は安いものを選んでしまう。
スマホ最初600ドル→値下げ400ドル→最初400ドルならガラケー120ドルと比較される。
無料が可能な市場を作ると、人々は無料へ向かう→市場崩壊
お金を渡すと人々は計算高くなる→成果が下がる。☆お金よりお昼のうなぎが効果的
幸福感 登山で頂上→一刻も早く降りたい。二度としたくない。→もう一度登りたい。
卵理論 ケーキミックス(水入れて焼くだけ)→売れない→卵と牛乳でひと手間が必要へ
→人は何かに労力を注げば、それを愛して大切にする。
自社開発主義not invented here bias エジソン=直流 テスラ=交流→交流で事故のたびにエジソンは雑誌へリーク
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社会実験をもとに、人の不合理さを照明し続ける著者。
この本は、著者に興味を持った人が最初に手にする1冊として最適ではないかと感じました。
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行動経済学については、これまでにも言葉は聞いたことがありましたが、中身についてはあまりよく知りませんでした。
この本は、行動経済学の入門書として、すぐれているように思います。
行動経済学は、心理学との関連が大きいこともあり、アドラー心理学のことを思い浮かべながら、読み進めました。
行動経済学の考え方は、仕事を進めていく上で、かなり役に立ちそうなので、今後も、少しずつ勉強していきたいと思います。
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「予想通りに不合理」が面白かったので、同じ著者の本を読んでみた。
内容はほぼ同じ。
教室での学生とのやりとりの形式で行動経済学の解説をしてくれる。
あくまで入門というかんじで、雑学的にはためになるけれど、そこまでかな。
ちゃんと読んで、ちゃんと学習してみたい。
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行動経済学ネタ。講義形式で話が進む。内容的にはかなり読みやすい。
第6章がモチベーションに関する講義で、いま自分がチームマネジメント的にひとつの課題だと思っているところだったので、大変参考になった。
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行動は目の前の欲望に誘引されていく、それをどうコントロールし、将来の計画を達成するか?
お金を払うタイミングが重要だ。消費と支払いのタイミングが同じだと、出費の痛みが大きい。
支払い目的別に財布を分ける。わ
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日常で活用できそうな事例多数
人がどのように行動するか,実験結果を元にした議論となっている。日常生活で利用できそうな事例が多数あり,また読み物としても面白かった。
類似テーマの書籍としてシーナ・アイエンガー「選択の科学」がある。一部事例が被っている。こちらは,巻末に参考文献がありより学術的な面が強い。その分読みにくかった。
本書は読みやすいが参考文献はなく検証などができない。
以下のテーマが記憶に残った。
* 誰もが信念として深く信じていることが,実は間違っている場合が多いのではないか
* ボーナスを与えるときは成果がイマイチの人に与えると効果的。
** 優秀な人はお金のためには働かない。
* 感情と行動の勘違い。スリリングな体験を一緒にすると好意と勘違いする。