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紙の本
盛者必衰の歴史
2018/09/08 23:56
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投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史においてはフィクションのように正義と悪者といった白黒はっきりとしたものはなく、あるのは勝者と敗者ということである。勝者の側から歴史は語られることから敗者に対しては同情の余地はなく、後々の印象にかかわっていくほどにひどいものになっていく。
本書ではノルマンコンクェストから始まり英仏百年戦争を経て薔薇戦争にいたり最後はチューダー朝でまとめられている。
現在の主権国家としての国単位で考えていくと、ちょっと理解が難しいことになってしまうところがある。例えば現在のフランスをそのままで頭の中で考えてしまうとおかしなことになってくる。当時で言えば国王がいるのに地方は地方で領主がいて、そこで権力継承されたりしている。しかし国王のもとで一応形式上は身分の相違はあるといったものである。
もちろん本書の主役は英国もまた同時代において英国王でありながらフランスに領主として土地を所有したり、政略結婚により領土を拡げて爵位ともども継承していくといいった動きもあったりしている。もっとすごくなってくると、フランス国王の座さえも狙っているのである。そのすざましさは一族、兄弟さえも裏切って亡きものにしてしまうほどである。
本書はとても厚くて登場人物がかなり多く、そのうえ同じ名前が登場しその名前が継承されているので注意して読み進める必要があり、系譜など参考にして読まれることをお勧めします。
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