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ヒロインがいい意味でひどい.普段はひどいをほめ言葉で使わないのだが,ヒロインをいい表すのにこれしか思いつかない.外側から見るとまともなのだが,中身は桃色の欲望に満ちており,なんというかゲスい.その中と外のギャップが本作の見どころ,笑いどころの一つである.もちろんギャグだけでなく,物語も力を入れており,見どころはちゃんとある.
web版とは話の展開が異なっているため,既読の人も楽しめる.
ただ,設定上仕方のないことだが,途中で文体が変わるのは些か読みにくい.慣れないうちは大変.
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中身のない系のライトノベルかと思ったがそうでもない.テーマの婚活に従ってあれやこれやと勇者を落とそうとする巫女のお話.まじめにふざけつつ,ストーリの柱はちゃんとあるという驚き・・・
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web版が好きなので買ってみた。
話の流れは多少違うもの、色んな方向にハイスペックなマリアベルのブレなさはそのままで楽しかった。
心の声がフォント変わるのがちょっとばかり読みづらい。
続き楽しみ。
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友人に勧められて興味を持ち、イラストレーターさんの絵が気に入ったので1、2巻どちらも購入しました。
ウェブ版もあるそうですが、そちらは未読です。
内容はタイトル、表紙の通りだけど、タイトル、表紙の通りだけではない小説という印象です。
主人公マリアベルはある事情から婚活に情熱を燃やす少女で、ぺろぺろのような奇を衒った部分が目につきますが・・・。
美容、清潔感に気を使う女性らしさ、神に仕える巫女としての信仰心などが、婚活への情熱と違和感なく同居していて、丁寧なキャラクター造形がなされています。
恋愛に関する行動も見事なもので、少女マンガによくいる悪役キャラクター(ヒロインより美人、恋愛に積極的、外面がいいが腹黒い)から嫌味を抜いて善人にしたら、こんな感じになるのかなと思ってしまいました。
そんな完璧なキャラクターなら、婚活なんてあっというまに成功するのでは、と思うかもしれません。
しかし、マリアベルが一目惚れした勇者アベルカインは、何やら重い事情を抱えているようで、それが解決しなければ結婚どころか恋愛もおぼつかないみたい。
現実の婚活も、好き合っているだけではうまくいかないことがありますが、そういった恋愛だけではどうにもならない障害を意識しているのでしょうか。
特徴的なフォント変えが盛り込まれているのですが、これは人によって好みが大きく分かれるところです。
私はちょっと読みにくかったのですが、フォントが変わっていなかったらもっと読みにくい気もするので、この作品はこれでいいのかな・・・と思います。
続きを読むのも楽しみです。