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新たなストーリー展開の『MM9』、前作からの「神話は怪獣の物語だ!」のテーマで怪獣の存在を古くから伝えられる世界の神話になぞらえたハッタリの利いたトンデモ設定でノリノリな完結編的展開が楽しかった。そのテーマ故、妙に理屈をこねまわす大人な解釈で話を進めるよりもラノベ調へ振った展開は返って肩がこらずに明るい気分で読めたので正解だろう。 特撮映画や特撮ドラマ好きへの小ネタも満載。しかし、怪獣小説の難しさ故にネタの膨らまし方にも限界が視えてきた感もあり、「ここらが潮時!」っといった≪潔さ≫も気持ちが良く三部作を堪能できた。
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おもしろかった。2冊目の長編からの続きとなる長編になりますが、単純にヒメが戦うだけの話ではないし、いろいろな要素が絡まって、作品世界全体にすごく奥行きが出た印象です。
怪獣と神話を関連づけるアイデアはおもしろいです。そのぶん少々前置きや説明が長くなってしまっているので、そこを嫌う人もいるかもしれませんが、そこも含めて楽しむ本ですね。
MM9本編としてはやりきってしまった感がありますが、この後は続くんでしょうか。
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怪獣愛フルスロットル作品。
ウルトラマンとかで予習した方が楽しさ倍増。
男子高校生の悶煩も面白くて良いスパイス。
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前半のラノベ展開にはちょっと引く。だって怪獣=災害という話なんだからこれ災害小説なんでしょ? ラノベにするなよぉ・・・。書いたの3.11以降なんだし。1巻は災害小説だった気がするだけに。
ただ後半の怪獣大戦争は燃える。これ以降は完全にきぐるみ特撮の映像で読める。特撮からの引用もいっぱい。
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MM9シリーズ第3弾。第2弾の続編になっている。巨大怪獣同士の戦いがクライマックス。少年、少女と怪獣(?)の恋愛要素をも入っていて、ちょっと切なくさせる。3作を通じて過去の特撮番組、映画へのオマージュと強い愛情が感じられる。実写化されていたらしいが、ぜひ観てみたい。
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怪獣災害小説で円谷プロのパロディーとして1冊目は物凄く衝撃的だったのに、いきなりラブコメウルトラマンパロディになった。
ハードコアSFとしてはちょっとなぁ~
でも、物語としては面白いから楽しめた。
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MM9シリーズの3作目。怪獣大決戦です。いや~、このシリーズ面白かった。読んでいてワクワクしました。ぜひ続編も書いて欲しいなあ。
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侵略を企む宇宙人らしき影も見えてワクワク。宇宙怪獣と地球怪獣の戦いにはドキドキ。一騎が伴野英世作『ヤマトタケルは女だった』を読むくだりは‥‥二度読んでもこんがらかってしまいすいません、流して読んでしまいました。
一騎君は ❛男❜ の子だねぇ うん、よく頑張ったと思います。
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MM9、3冊目。
前作のエピローグで示された謎の巫女の下に集められた一騎らとヒメ。
ここでもまた美少女?が登場し、この前から続くラブコメ調に拍車がかかり更に恥ずかしい感じになった上、これでもかと語られる神話が改竄されるお話は、後になれば大事なことが語られているのが分かるのだけど、多少げんなり。
この本、467頁もあって税込み1,058円もするんだけど、この辺りをもう少し刈り込めばもっとテンポ良く、またお安くなったんじゃない、と思いながら読み進む。
多重人間原理をベースに、神話宇宙とビッグバン宇宙が鬩ぎ合う基本スキームは既にお馴染み。
地上に顕現している唯一の女神たるヒメを倒して地球制圧を企む宇宙人の侵攻に、今回もまた無力な気特対。
神話宇宙を維持するために暗躍する妖怪が申し訳程度に絡むが、作者としては描きたかったという地球怪獣軍団vs宇宙怪獣軍団の総力戦に向けてズイズイ進む。
ストーリーとしてはかなり強引と思うところもあるけれど、時空を切り裂いて宇宙怪獣が登場する場面はそのビジュアルが目に浮かぶおどろおどろしさ。
呪縛を解いたヒメと封印を解かれたゴズとカガミが、宇宙怪獣と繰り広げるバトルは、確かに昔観た東宝映画さながら迫力と楽しさ。
かくして悪い宇宙人から地球を守り、怪獣たちは再びそれぞれの安住の地で深い眠りにつくのでした。めでたし、めでたし(パチパチパチ)。
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怪獣大戦争。ビッグバン宇宙vs神話宇宙と神話のトンデモ解説はちょっと流し読みしてしまったけれど、終盤の激突はアツかったです。
一騎がすっかりラブコメ仕様の男子高校生になってしまってそれは不満でした。ベッタベタ。ひかるちゃんも一騎をそんな呼び方せんやろ、女流作家が書く恋愛小説ならラノベチックじゃないやつが多そうだしこんな感覚にはなりそうにない。
と、怪獣大戦争以外はう~んとなりました。
怪獣大戦争は、宇宙怪獣も良いし、ヒメ→アマテラス→メドゥサ・アンドロメダや牛頭天王、カガミ様の地球の怪獣というか最早神たちも良かったです。こっちが神話では?
気特体や自衛隊もアツい。シン・ゴジラ好きなのでお仕事がんばるのは尊かったです。(そしてきっと感謝の言葉言われても「礼は要りません。仕事ですから」となって感謝した方は感激で爆ぜる)
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文字なのに大スペクタクルな怪獣物語だった。
日本はもちろん、世界の神話との絡ませ方も面白く、終盤の「顕現」はワクワクすらする。現代日本に怪獣が日常的に発生し襲ってくる、という世界観の中で、なんとも壮大な展開をしたものだ。
2作目の続編にして長編で、気特対(気象庁特異生物対策部)の活躍は控えめになり、その分恋愛色とジュブナイル感が増しているので、その意味でこれまでのシリーズと毛色は違うが、これはこれ、SFとして楽しく読めた。
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怪獣小説のふりをしたラブコメのふりをした茨城県観光振興作品!?
宇宙怪獣を止められるのは、気象庁でも自衛隊でも無く、もはや神話世界の住人しかいなかったのだ!?
もうね、読んでるうちに『神話宇宙フィールド』に入っちゃって、ビッグバン宇宙の方が神話なんじゃ無いかと思えてくるよw
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ついに異星の神である怪獣による侵略が始まる。
神話の再現、人と怪獣の絆、少年と少女の如き怪獣の淡くも激しい恋。