紙の本
海賊と呼ばれた男 下
2015/12/31 11:12
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去の頑張りはわかりました。現在までこの経営方針を続けているのはどうかな。今合併話があり今後の家族経営はどうなるのでしょう。
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この本は本当に読んで良かった!たくさんの人に薦めたい。
戦後の日本経済発展の立役者。本当にすごい。
社員は家族。社員もキラキラしてる。トップの人柄だね。そんな会社で働けたらいいなあ。
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面白かった。出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした小説。第二次世界大戦前から1980年頃まで、激動の時代を自分の信念に従って生き抜いた一人の人間の物語。日本人としてどうあるべきか、考えたことはあるだろうか?お金をもうけるためではなく、国の、人々の役に立つために働こうと思ったことはあるだろうか?一代で大会社を起こす人間は、根本から考え方が違うものなのだなと思った。だけど日々、1歩ずつ出来ることを積み重ねていく以外に道はないのはどんな人もみんな同じ。大それた事は考えられなくても、出来る事を積み重ねていこう。そしてたまにこういう本を読んで、自分を見直してみよう。
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太平洋戦争を戦争と国家もしくは一国民の視点として描かれた作品は多数あるが、こと石油という一点であの戦争が何だったのかということを描くとこういう話になるという見事な話となっている。そこに介在する偉人たる主人公もさることながら、その部下たち、一市井の人々も含めて己の本分を果たすという責任の在り方を十二分に考えさせる。
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出光興産の創業者、出光佐三をモデルにした小説。
どんな苦境にあっても決して諦めず道を探し、攻め続ける姿は安定という時代の中で、しばし忘れ去られてしまった開拓者精神かもしれない。
合理化や論理性ばかりからはじまるビジネスにおいて、クビなし、タイムカードなし、定年なしという職場はあまりに常軌を逸しているように見えるかもしれないが、それを貫き通す覚悟が半端ではない。
最近では出光興産も上場をして、タイムカードが作られ普通の会社になっているのだが、創業者の精神というのは、きっとどこかにまだ根付いているのだろう。
それにしても、本書は最初の1行からインパクトが強烈。
『この物語に登場する男たちは実在した』
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国岡鐡造が国家元首になっていれば日本という国がどのようになっていたか見てみたい。彼の中の魂に宿る、執念、信念、器量に度量、そして愛情に度肝を抜かれて感涙してしまった。
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ここに1964年から、途中放映局の変更や放映休止などの曲折がありながら、現在も続くクラシック音楽の番組がある。「題名のない音楽会」がそれであり、その前身番組の放映開始から、一貫して単独スポンサーであり続けているのが、国岡商店のモデル、出光興産だ。
出光興産は「会社がつぶれるまで提供を継続する」方針だという。
出光人という言葉がCMに流れたことがある。そのメッセージの気概の高さに「利潤を追求するだけの一企業が何をおおげさな」と心の中で笑ったものだ。
もう笑えない。日本を、日本人を信じ抜き、日本を守り抜いたこの破天荒な企業と、それを率いた男たちが信念を貫く姿には、真実の愛国心が見える。
守ろうとしたのは日本という国家ではなく、そこに住まう人々の誇りと魂。そのためには、国家ですら彼らの敵であったという事実。
読み終えて、清々しかった。国を愛するという言葉に対する心象が一新されたようだ。かつては、その言葉は亡国の響きを伴うものであり、暴力と切り離せなかったのに。
愛は非暴力であり、信じるもののためには無償の行為として顕われるもの。自分の中に元来持っていた、人への愛の定義と何の矛盾もなく、国岡商店の毅然たる姿は胸に浸みとおった。
題材が一企業人の立志伝であるがゆえに、いろいろと誤った解釈も生まれよう。
しかし私は、愛するということの本質に迫るという、その一点を高く評価したい。よい小説だ。
下巻の後半にさしかかって、「永遠の0」の宮部さんが思い出されてならなかった。
上巻のレビューを取り下げたほうがよさそうだ。
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http://booklog.jp/users/ohsui/archives/1/4062175649
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スケールが大きすぎて読むのに疲れた、、
普段なら1日2日で小説読み終えるけど、1ヶ月近くかかって上下巻読み終えた!!
軽い気持ちで手にしたらいけない本だった!(笑)
国岡さんがかっこいいことは伝わったし、とにかくすごい!と言いたい気持ちもある!
読んだ方がいい本なことに違いはないけど、そう気軽におすすめできない感じというか、、
今までの百田さんの作品は、読み始めたら止まらないって感じだったけど、ひとつひとつの出来事を噛み締めながら止まりながら読む感じ。
本屋大賞受賞作なのは納得いく内容だったけど、経済書ビジネス書っぽいというか、、
とりあえずちょっと思ってたのとは違った!
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話の展開はやはり噂通り面白い。どれだけ史実に基づいているのだろうか?
社主も含め商店の従業員が全員誠実で一生懸命社、日本につくす理想的な人物として描かれていること、石油業界や役人がほとんど理想的な悪役として描かれ、単純な勧善懲悪風になっていることに少し違和感がある。
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日本人である事がなぜこんなに誇らしく感じられるのか不思議なのだが、自分が深く静かに強く愛していることを改めて感じられた。
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2014/7/16購入。
p420
いちばん大事なことは日本人の誇りと自信を失わないこと。それさえ失くさなければ、何も怖れることはない。
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主人公がちょっと美化されすぎの気もしますが・・・・・。
ま、それを差し引いても、ほぼ史実なのだからスゴイ。
石油産業の歴史と仕組みについて、お勉強になりました。
にしても、最近ガソリン高いな。
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異色の経営者出光の伝記としてみれば、小島直紀やしょうもないライターの提灯持ちと異なり、さすがに錬磨の百田だけあって、迫力とビジュアル感とエンターテインメントがある。
しかし、『永遠のゼロ』のようなリリシズムは完全に失われ、書き割りのようなビジネスパーソンマンガのようでもある。
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読み終わった後に、出光興産のHPを見た。
「出光佐三と人間尊重」の箇所。
そういえば以前、大名のガソリンスタンドのところにあった美術館は門司港レトロ地区に移転したらしい。今度、行ってみよう。