最後まで読めて良かった
2015/02/23 18:50
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投稿者:とんぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
週刊少年ジャンプで連載していたとき、毎週楽しみに
して読んでいました。早くに連載が終わって残念でしたが、ふと連載の最終回の続きが読みたくなり今更ですが1〜3巻まで購入して一気に読みました。
読んだ結果、購入して大正解でした。書き下ろしの本当の最終回は驚きの連続で最初から最後まで大満足です。それ以外にも各巻にこの作品の前身となる読切りも面白いです。
この作品は敵にも味方にもいろんな意味でブッ飛んでる菊田、桜山などのキャラクターがとても魅力的です。このようなキャラクターを生み出せる屋宜先生の
新しい作品をまた読みたいと思います。
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書きおろし完結編。連載最終話が第一話と見事にリンクして「これで完結でいいんじゃね?」って感じでしたが、なかなかどうしてタフな読み応えの完結編でした。
2巻3巻にそれぞれ連載プロト読切があるんですが、その読み味も、2巻の内容、3巻の内容と合致しているような方向性で面白かったり。いずれも、作者ならではのヒーロー像を表現しようとしていることが伝わる熱い作品でありました。
しかしアシスタント匿名希望さんの寄稿したイラストが、キャラ選びと画風が絶妙すぎて凄い笑った。
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「アイアンナイト」3巻。完結。
なかなか見つからなかったけども、買えてよかったです。
救いがない終わり方になってしまったと思います。
どこまでも孤独であり、その孤独を埋めるために自分の身を削らなければならない、同じ孤独を共有してくれる存在はいないのに。
最後に収録されている後日談というには未来の話だけど、そこで一粒の希望になれたようなので、そこだけが救いであったのか。その希望、願いが、鉄平にとっての呪いになってしまったようにならないことを願います。
個人的には、自分を信用信頼してくれた人々にとって、自分自身が足枷になって破滅から逃げる選択を無くしてしまわせるという展開が嫌でしたね。絶望を与えないで、という感じです。
収録されている「特別読切版・アイアンナイト」も、なかなか酷なエンディングです。あれこそ、人を守るという呪いのまま活動しているだけ、な気がする。DSJの月面タダノヒトナリと同じか。
元々、ハッピーエンドで大団円という終わり方を目指してはいなかったそうなので、読後の感情としては作者の想定内ということなんでしょうね。
打ち切りでないクライマックスを読みたかったですね。