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秋川リサさんといえば、装苑やananを飾ったハーフモデルの草分け。だから、セレブな生活してらっしゃるんだろうなと思っていた。ところが、そんな秋川さんが、実は認知症の母親を抱えて介護に四苦八苦していた。その悪戦苦闘の日々を書いた本なんだけど、すごい読みごたえがあった。
何しろいろんなものがてんこ盛り。認知症介護のことが中心なんだけど、母と娘の確執、自身のうつ病など、想像していたのとは違う秋川さんの私生活をけっこう赤裸々に飾ることなく書いている印象。認知症になった母親を抱えての生活も、地域の商店街の人や行きつけのバーの店員、客仲間が支えてくれていて、「認知症の人を地域でみる」という好例でもある。
結局は、タイトルにもなっている母親が綴っていた悪態だらけの日記を見つけてしまい、それが認知症からくるものとわかりながらも、どうしてもゆるしきれず、自宅介護を終え、施設に預けるきっかけになった。そこはちょっと残念な気がしていて、ご本人には酷かもしれないけれど、秋川さんの気持ちの流れをもっとしっかり書き込んでほしかった。
渦中の秋川さんたちは大変だったろうけど、「シニカルなジョークが好きな血筋」のせいか暗くならずに、明るさや怒りに昇華しているところが読むほうとしてはすくわれる。
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最近認知症の番組がとても多くなっている。
とても気になる事だし、いろいろ調べたりもして・・・
でも、この秋川さんの本は実際にお母様が認知症で、内容がリアル過ぎて、TVでいろいろ見せてくれるのはほんの一部分だなと思いました。
秋川さんも凄くご苦労されてるけど、娘さんもとっても良くできた方で素晴らしいなと思いました。
自分も子供には迷惑をかけない老後を送りたい。
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女優の秋川リサさんが自分の生い立ちから認知症になった母親とのいろいろを書き記した手記。
タイトルは認知症になった母親が「娘なんて生まなければよかった」と書き記していた日記から。
いや~ホント秋川さんすごいわ~。
自由奔放、母親というよりも女として生きた親と向き合って介護をしていくタフさ!
いや、女として生きるのは大切だけどまわりが大変だわ…。
自分で転んでけがをした母親の顔を見た職員さんが、秋川さんのDVを疑ったり、老人ホール探しで四苦八苦したことを秋川さんのリアルな言葉で描いているんだけど…ホントにすごいです。
私にはできないかも。
もし介護に悩む方がいたら、ぜひ一読です!