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所々が冷静な分析ではなく単に過去事例紹介となっていて残念。それでも御用になりたいエコノミスト@証券会社・一部論壇よりずっとしっかりしている。
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エコノミストが現在の日銀の異次元緩和の影響と先行きについて論じている。日銀のインフレ目標の2%がもたらす結果や、金融政策を通常の状態に戻すことの難しさなどを指摘している。印象に残ったのはアメリカの財政保守派による道徳・倫理の観点からの主張。財政赤字は「自分たちは無償でおいしい思いをして、請求書を子供たちにこっそり手渡そうとする」ことだと断じている。
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アメリカ インフレ2% ただし、大きく値上げしているものと、値下げしているものがある
交通料金、外食、観光、観劇観戦、博物館入場料 のきなみ値上げ
2%持続インフレには、公共料金、教育費、医療費の大幅値上げが必要
steve jobs 収益向上にとって必要なのは、コストカットではない、イノベーションだ
日本企業は新興国企業との競争をコストカットでのりきろうとした
欧米には、新興国の製品との価格競争に拘泥することを避けるためにブランディングに積極的に投資して、利幅が厚い製品を売り続けている企業が多い
イギリスの政府債務残高は対GDP比337%を超えた (1819年) 1914年には29%に減少 産業革命および人口増加があったから
2013/6 ジム・ロジャーズの警告
日本の深刻な問題 巨大債務、人口動態、移民うけいれず したがって人口減少
2014始め
今が衰退にターニングポイント、安部首相のやっていることは、人々の気分をよくすることで、やるべきことをやっていない。しばらくは株価は上がるが、その対価を支払う時がくる
日本の政府債務が巨大でありながら、ひくい長期金利を維持できた理由
膨大な貿易黒字の持続、国民の貯蓄性向の高さからくる累積する経常黒字、国債市場に円滑に資金が流れるしくみ、国債の信認を維持するための、官民一体となった規律有る国家運営
18世紀のオランダもそうだった
すでに1は赤字、2ももうすぐ赤字
メディアン年齢の上昇
ウォークマン発売の頃 31歳 現在46歳(革新的な発想が生まれても、周りがその芽をつんでしまう傾向が現れる)
メディアん年齢が上昇した社会はイノベーションが生まれにくい
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2014年7月刊行ですので当然ながら黒田バズーカ砲(第2砲)は加味されておらず、その後の経緯を補って読む必要がありますが、経済政策の大きな方向はその後も変わっていませんので、今でも充分に読む価値があります。
論旨もその考察もしっかりしており、良書と思います。
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本来は増税で財政赤字を賄わなければならないところ、中央銀行のマネーで政府支出を拡大し、これを購っている。日銀の国債引き受けによる経済刺激策は時間稼ぎに過ぎない。いつかは終わらなければならないが、終わるに終われない。出るに出られないホテルカリフォルニア状況となっている。市場金利を上昇させても景気は腰折れしないとの自信が持てない限り永遠に出口に向かうことは出来ない。出口の前の足踏みが長くなれば、いつか必ずバブルが発生する。次のリセッションが来る前にある程度の利上げをしておかなければ、今度こそ打つ手がなくなる。出口は日に日に狭くなってきている。
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・現在の金融緩和はやめるにやめられない状況にある。
・将来は破滅?超インフレなど痛みを伴うことが予想されるがどうなってしまうかは著者も想定できていない。
・日本を立て直すには…というところはしっかりとは書いていない。
・高橋のリフレ政策で過去にデフレ心理を止めた事例を安倍首相は模倣した。
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日銀ウォッチャー加藤出による金融政策の解説。量的緩和自体に経済を刺激する効果はない、fiscal dominanceに陥ることを避けるべき、金融政策は時間稼ぎでしかなく、低金利に甘んじて構造改革が遅れるようだと時間の浪費にしかならない等を主張。面白く、また解説も丁寧で分かりやすいが、全体の構成にやや纏まりがなく、前半と後半で重複する内容も多いこと等はやや残念。