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投稿者:目黒の桜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハプスブルク、ブルボンときてロマノフ。
レーピンの原画が見てみたくなりました。
紙の本
王朝の闇 王家の重苦しさ
2017/01/14 22:06
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロマノフ王朝の有名どころしか知らなかったが ここまで血なまぐさい歴史があったとは。歴史上の出来事を描いた絵画にもうっすら血が滲んでいるように感じた。
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ブクログ新刊お知らせにて:2014/7/17
購入:2014/7/18
読了:2014/7/19
ハプスブルク家、ブルボン王朝と違って、華やかさ、享楽さはなく、ひたすら重苦しさ、蒙昧さ、後ろ暗さを感じた。
文章は相変わらず上手く、読ませるが、読後感は前2作よりだいぶ暗い。一家皆殺しで幕を閉じる不気味さがいつまでも残る感じがする。
絵画の方は、初めて見るロシア画が多く、新鮮だった。「皇女タラカーノヴァ(この人本人も初耳)」が劇的かつ真に迫る迫力があった。
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ハプスブルク家、ブルボン朝に続く、中野さんの「名画で読み解く 12の物語」シリーズ第3弾。
第3弾でロマノフ朝とは結構、渋いとこをついてきたな。おかげでほとんど見たことのない絵や、知らない話が多くて楽しめたけど。
次はどこの王朝を書いてくれるかしら。イギリスの王朝なんかはまさに絵になる(なってる?)けど、たくさん本が出ているから、ちょいニッチなところ希望!
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ハプスブルク家、ブルボン家に続くシリーズ第三弾。ロシアのロマノフ家の代々を語る。
先の2冊に比べ、荒々しいイメージ。後進国であるロシアの野望を感じます。
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相変わらず安定して楽しめる中野京子さんの本。
後発、野蛮な王家の為、コレクターとして突出した君主がいた事を除けば、芸術・絵画等に対する興味の無さが災いしてか、ロマノフ家にまつわる名画が少ないのは残念だが、イリヤ・レーピンの作品はその中にあって群を抜いているし、この本で紹介されていたコンスタンチン・フラヴィツキーの絵(初見)も印象に残った。いずれにしても中野先生の本なくしては知る事も無かったであろう画家達であり作品群だ。
この本でも、『中野流・ちょっと違う絵画の楽しみ方』を伝えてくれている。
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300年続いたロマノフ家。名画とともに読み進めているのでかなりインパクトがあった。この名画シリーズは、ハプスブルク家、ブルボン王朝などもあるのでぜひ読んでみよう。
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ロマノフ王朝の絵画を見ながらロマノフ家の歴史を知ることができる一冊。ロマノフ家って元々ロシアにあった貴族だと思っていたが、実はプロイセンの貴族だったことも知れたし、ソビエト連邦以前にも結構シベリア送りが常識的に行われていたことも知れて楽しかった。政治史になると残虐さは時に必要になると思う、しかしロシアの王族の歴史を見るとその常識を考えても怖いって感じてしまう。徹底的にやりまくるロシアの政治家は今も昔も変わらずなのか・・。
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名画と共に、ロマノフ王朝の恐ろしい皇帝継承争いの歴史を知ることができた。平和的に権力の座を譲ることが、少しでもあったのか、昔はどこの国も血ぬられていたんだと思わずにいられない。
他の王朝も読んでみたい。
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ロシアといえば最後の皇帝ニコライ2世とかエカテリーナ2世くらいしか知らなかったけど、大変楽しく読めました。
圧倒はされても何を誰を描いたのか、日本人には分かりにくい絵の歴史的背景が分かりやすくて面白かったです。
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名画で読み解く王朝シリーズ。相変わらず面白い!
ロシアの秘密主義や陰湿さがじわじわと恐ろしい。
広大な領土を力で押さえつけたことの副作用が
いまの時代も続いている気がする。
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ロマノフ朝というかロシア凄絶。皆遅かれ早かれ寝首を絶対掻かれる。女帝もたくさん出てくるが、男女関係なく成り上がり、傲慢、裏切り、死の連続。それが全部裏側で行われるから、偽皇帝や生き残りの偽皇女、見たいのがずっと出続ける。最後も一家虐殺で終わる(でアナスターシャの生き残り(自称)も最後まで出てくる)。
ロシア絵画もリアリスティックで歴史にふさわしい。
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世界史に、疎くて、ハプスブルク、ブルボン家のヨーロッパ貴族けの話も、しっかりと把握出来て無いのに、このロマノフ家の本を手にとってしまってから、じっくりと、絵画と話にのめり込んでしまった。
日本とのつながりも、理解し易く、山下りんの絵画イコンの絵画なども、見たことがなかったし、知らなかった事ばかりであった。
絵画では、美しく、豪華絢爛で、描かれているけれど、実際は、暗殺などで、身の危険の多い人生の人々では無かったのか?と、思われた。
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「ロシア」「ロマノフ王朝」など聞いただけでも拒絶反応だったのに、NHKBSの番組をきっかけに少し興味を覚え、中野氏の本を思い出し、購入・読破。本当に面白く読みました。
薄々感じていたロシアの恐怖がこういう歴史を抱えつつ進んでいるんだということをわかりやすく知ることができました。
毛嫌いしそうな難しい分野でも、中野氏にかかると興味深く読めてお薦めです。今度はブルボンに挑戦しようかな。。。。
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ロマノフ王朝とラスプーチン
王朝の最後が占い師に傾倒して終わるという歴史に
高校生のときに驚いた記憶がある
(実際は色々と複雑な事情が絡んでいるけれど)
広大な土地を統治することは現代でも困難を伴っていることは明らか
ロマノフ朝は統治の維持にさぞ苦労しただろうと思われる
あちらこちらから王や女王に名乗り出る人物が出たり
やりたくないという人物を引っ張り出してきたりする
皇女タラカーノヴァのような偽物まで現れて
凄惨とおとぎ話が混ざった王朝の歴史
大津事件の本が家にあるので読もうかな