電子書籍
シリーズ3作目
2016/08/05 02:26
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投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズものは巻数を重ねるごとに面白さが目減りするように感じてるのですが、このシリーズに関してはどれもそれぞれに面白さがあって飽きさせませんでした。今回の主人公はサラブレッド的な能力の強さを持ち、前向きな良い子でした。一作目のパラレルワールド主人公二人の物語も程よく絡んで読後感の良い話でした。
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人の心が聞こえるカンナと同じアパートに住むヤクザの男ガクタのお話。
カンナがとても頑張り屋というか健気な男の子です。一応ヤクザなのにカンナの手料理に胃袋を掴まれてしまったガクタさんが可愛いなと思いました。
最後、ガクタはカンナのおかげで?ヤクザから父がわりの人の犬から、人間になりたいといい、カンナがそれを助けてくれるのですが、その展開がちょっとご都合っぽくてうーん…とちょっと思ってしまいました。
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このシリーズも3冊目ですね。 3冊の中で一番好きかな~。 心の声が聞こえるんだけれど、なんか嫌なことが全然ない のとカンナが前向きだからかな。 読んでいてもちろん、嫌なことも辛いことも合ったという 事は分かるし、過去は辛かったんだろうけれど、 きっとそれだけではなかったのでは?と思える前向きさが良かったです。
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何気に本屋で見つけ衝動買いした一冊。シリーズ三作目。前作2冊とも読んでいたけどこの本だけでも問題なく読めます。心の中も無口な攻めがおせっかいで健気な受けに少しずつ餌付けされていくお話(笑)だけではなく互いに抱えている問題を二人で乗り越えていく優しい話でした。結局最後はみんな良い人だったという終わり方。ストーリー的にはもっとキツイ話になってもおかしくないのにさすがこの作者さん。優しいお話でした。この二人好きです
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★3・5
良かったけど、やっぱり最初の~花を越えるほどじゃなかった。メイン2人の生い立ちや境遇が不幸でせつなかった…。ガクタの組内での扱いが酷くてどうなるのかとハラハラしたけど、最後はちゃんとハッピーエンドで救われた。カンナの能力をガクタが知ってからもそんな気にしてないのも良かった。
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良かった…!このシリーズの中で、一番その能力についてポジティブにとらえているはずの受が主人公。なのに、味わうのは挫折の数々。ことごとく味わう人生の苦みに涙が出てしまいました。そんな彼に不本意ながら絆されていく無口攻。無理やりから始まった関係は苦手だけど、好きになっていく過程にとても萌えました。このシリーズらしく理解者としての恋人を得た主人公。これからの未来に幸あれと、祈らずにはいられないお話でした。
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去年読み終わってたのにすっかり感想書くのを忘れていた、「言ノ葉」シリーズ3作目。雑誌で読んだ時にレビューしたように新たなcp、ガクタとカンナが登場します。
カンナは自分の能力を受け入れて、誰かのために役立てたいと思っているのが、前の話の主人公と決定的に違うところでしたね~
いい子なんだけど、ちょっと痛々しく思えるところがありました。母親の言葉に呪縛されてるんじゃないかと…
心が空っぽでカンナにすら心の声が聞こえてこないガクタの人生は、さらに痛々しかったです…!生きていくためにひとつだけしか選択肢がなかったんですね。
893がからんでいて、シリーズ中一番暗い印象がしました。
カンナはガクタが危ない仕事をしているのに気付きます。彼の背負うものがわかるし優しい男だというのもわかってしまうカンナは、彼の悪事を止めさせようと一生懸命になります。
人のために身を呈して尽くすカンナは強いです。そんなに他人のために頑張れるひとって、世の中にどれくらいいるんでしょうか…?
そういう意味でもこれはすごいファンタジーです。
愛の力ってすごいんだということを見せつけてくれるストーリー。シュウとカズヨも出ています。
エロ的には好みのエロだったにもかかわらず、なぜか萌どころが見い出せず…カンナがとても人並みはずれて人に尽くすイイ子だったからかも。
感情移入が難しかったんですね。前作は主人公がひねくれてたからすんなりだったのに←
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言ノ葉シリーズ三作目。
私は一作目が大好きなのですが、二作目も中々に萌えました。
で、ここにきての三作目は、母親も聞こえる側だったサラブレットな健気受です。
相手は心をからっぽにしてることの多い、寡黙なヤクザ攻。
正直なところ、萌えたかというとそうでもなく。
でも楽しくなかったかといえばそうでもなく。
読み物としては面白かったのですが、脇役のシュウとカズヨの方が気になってしまい、本編上滑りしてました……。
毎回リンクさせてくれるのは嬉しいんだけど、存在感ありすぎて(笑)
そして何故に萌えなかったのかというと、受が良い子すぎるのが駄目だったのかもしれません。
亡くなった母の言葉を大切に、心の声が聞こえることで誰かの役に立ちたい、と一生懸命な子は凄くかわいらしかったです。
でも、この一生懸命が作中でも結構空回りしてて、それがなんともこう……善意の押しつけのように感じてしまってですね。
おまけに攻の養父であるヤクザの親玉から攻を救い出すシーンも、何とも言えないご都合主義というか。
極道がそんな甘いわけないない!! みたいに捻くれてしまい、いまいち乗り切れなかったです。
とはいえ、後半からの展開は結構楽しく読めました。
ともすれば博愛主義のように見えてた受(誰にでもよくしたい的な)が、困ってる人を見捨ててでも攻を助けたいと衝動的に行動するところなんかは、そうそうこういう本能的なのが読みたかったのよ~、と。
最後にシュウとカズヨの幸せそうな姿も見ることが出来てほっとしました。
物語の痛さレベルで言えば、シリーズ中でも最も痛みレベルは高いと思いますが、際だった切なさは今回は見られませんでした。
ちょっと受に感情移入しにくいのが原因だったかと思います。
この作品単体で読んでも大丈夫ですが、出来れば1作目から追っていって欲しいシリーズです。
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ぶっきらぼうな攻×健気な受/ 攻のガクタがヤクザの犬ってこともあって血や暴力描写はけっこうあるんだけれど、話全体の雰囲気はとても優しい感じでした。受のカンナの性質のおかげなんだろう。面白かったです!