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面白かった! 久々に、集中していっきに読み終えた。主人公がすごく魅力的な好青年なのが、おばちゃんはうれしい^^ しか~し、これまだ、物語の前半やんな。あと210日分読みたいなぁ。
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久々のSF。飽きずに最後まで堪能。面白かった。
火星探査中にアクシデントでただ一人火星に取り残された主人公の苦闘を描いたもの。映画「アポロ13」を想像すると分りやすい。
前半は生存の為に、後半は生還の為に様々な問題をクリアする様が読みどころ。
サバイバル物の冒険小説が好きな方は是非どうぞ。
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素晴らしい!宇宙オタク!
なおかつ想像力豊かな作者だから書き得た本。
冒険、スリル、ユーモア、そして人間愛に溢れた作品だ。
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皆さんの評価を見て面白そうと思いながら、私の場合、通勤に持ち運びできることが必須なので、税込み1,296円という値段にはどれ程分厚い本かとおののいて一度は“読みたい”から削除したものの、本屋さんで580頁なのを見て、これなら何とかと思い購入。
火星探索の中、アクシデントでひとり火星に取り残されたマーク・ワトニー。
序盤、生き残りをかけ、水や空気や作物を育てるための土壌を作るところは、文系の私にはついて行けない化学の授業みたいで、また設備や装備についても頭の中に絵を描けず、ちょっと苦労。細かい理解は別にしてこういうもんだと思いながら読み進む。
地球でも彼の生存が確認されたところあたりから動き出したお話は、火星、地球、母船と切り替わり、知らぬは主人公ばかりなりとじわじわ忍び寄る危機もあれば、ある時は読者も一緒にいきなり奈落の底に突き落とす。
次々と予想外の出来事を積み重ね、好転と暗転を繰り返すお話に、私は何故だか「隠し砦の三悪人」(勿論、黒澤明のほうですよ)を思い出し、そんな中でも挫けることなく一つひとつのミッションを地道に積み上げていく、知力と体力と我慢強さを兼ね備えユーモア溢れる主人公に好感。
予断を許さぬ展開は最後まで続き、インターセプトの場面は正に息詰まるクライマックス。
私の貧弱な想像力は最後まで絵面を想像出来なかったけれど、映画化が決まっているそうなので、ビジュアルはそこでとくと見せてもらうことにするよ。
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内容の大半が火星に残された主人公の残すログという形で書かれており、そこから見える主人公の性格がなんとも素晴らしく、どんどん読み進めてしまう。
絶望的な状況も茶化してしまえる彼は良い。
宇宙が好きな人にはお勧めしたい一冊でした。
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火星有人飛行の飛行士は6人。火星到着後6日で1行はすさまじい嵐に見舞われ、撤退を余儀なくされた。マーク・ワトニーはその一員だったが、宇宙船への避難の際のトラブルで1人火星に残されてしまう。
火星に残されたたった一人。地球との通信手段はその時点でなし。ただし火星で暮らす設備は今のところ残っている。
その状況からのサバイバルである。
最初から最後までほぼ止まること無く読み終えられること請け合いの傑作SFと思う。
当初、火星での暮らしぶりが順調なので、あれ、こんな早くに予定通り進んで残り持つのかなと思ったが、やはりトラブルはつきもの。
ワトニーは自らの専門である植物学まで駆使しながら解決していく。
初歩的な科学の知識と、諦めない心が大切なことを実感させられる。
読んでよかった。
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傑作ですよ。
私的には本年度No,1。久々に読み終えるのが惜しいと思える作品です。
映画「アポロ13」を彷彿させるリアリティ、緊迫感。
次から次に発生するトラブル、そしてそれに不眠不休で対応するヒューストン。
なんだ、まんまアポロ13じゃないかと言うなかれ、有人火星探査で遭難!という点がミソ。
惑星アルデラーンでは宇宙SFになってしまうし、木星探検ではアーサーCクラークになってしまう、ギリギリのリアリティ。
もう10~20年後には現実に起こりうる事故であり、今の知識で考えられる限りの詳細な科学的説明をまぶした極上ハードSFです。
事故で火星に置き去りにされたマークワトニー宇宙飛行士、次の火星ミッションはなんと4年後。
幸いなことに住居基地はほぼ無傷。しかし酸素は?水は?食料は?ヒューストンに自分が生きているとどうやって伝える?
次の火星ミッション予定地はなんと3200㎞の彼方。移動手段は?電力は?
問題山積みの中、マークワトニーは驚くべき粘りと、トンデモナイ発想で問題を解決していく。
アポロ13で一番好きなシーンは大気圏突入時無線が途切れたあと、皆があきらめかけた瞬間、「ヒューストン、こちらオデッセイ、帰ってきた」と無線が入り管制官以下狂喜乱舞する、あのシーンなんですが、この小説にはそれが2回もある。それだけでも十分お得なのに、
他にもワトニーの生存が確認された時、ワトニーがバスファインダーに向かっていることに気付いた時、ワトニーが大砂塵を切り抜けた時、ワトニーがアレス4基地に辿り着いた時、と感動のシーンがテンコ盛り、もう泣きっぱなしです。超々お勧めです!
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火星版ロビンソン・クルーソー。
遭難とか漂流とか探検とか、とにかくそういうものが好きなら全力でお勧めできる作品。
陰謀や駆け引きはなくて、本当にサバイバルだから。
科学的知識があればさらに楽しめるけど、そうじゃなくても十分に面白い。
科学者でありながら真面目すぎず、黒い笑を抱え、生き延びるために全力を尽くす主人公が、訳のせいもあってかとても親しみ易かった。
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火星での嵐による避けられない事故で、死亡したと思われた主人公を、断腸の思いで、火星に残し、宇宙飛行士たちは火星を離れ、地球へ帰還する。しかし、死んだと思われた主人公は奇跡的に生きていた。しかし、それは、一人で、火星で生き続けるということだった。次の火星への宇宙飛行士が来るまでのサバイバルが始まる。宇宙人など出てこないが、火星というだけで、命を落とすようなトラブルが繰り返し主人公を襲う。しかし訓練され、また持前のユーモアと、強い心で克服し、生き続ける。チームであった宇宙飛行士たちは、彼の生存を知り、彼を回収するために、火星へ戻るが、それもまた危険な旅であった・・・
宇宙飛行士や火星など知らないがドキュメンタリーのようなリアルさであった。詳細な技術的、科学的な部分までは追い切れなかったが(図などがあるといいのですが・・・)、それがリアルにイメージできる人には特に面白い作品なんじゃないでしょうか?
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文句なしの名作SF。主人公ワトニーの絶妙なキャラに助けられつつ、いまだ謎多き火星の大平原を大冒険!問答無用に襲いかかるすさまじいアクシデントの数々を、リアリティあふれる機転と不屈のユーモアで解決してしまう痛快さ。けっこうなページ数もまったく苦にならないお見事アッパレなページ・ターナーの痛快娯楽作。まいりましたw
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本書は火星をテーマにしたSFです。
著者は15歳からNASAでプログラマーとして働いていると言う、ちょっと変わった経歴の持ち主で、原著の方は大人気によりこれを原作とする映画の製作が決定しているのだとか。
粗筋をご紹介すると
火星探査計画「アレス3」。
そのクルー1名がアクシデントで火星に取り残されてしまう。
クルーは次の探査計画「アレス4」による救出を願い、たった一人、火星でのサバイバルを始めるが・・・
と言う物です。
こんな風に書くと、何だかシリアスな内容なのかと思われるかも知れません。
しかし、取り残された主人公のキャラクターがひょうきんな物で、彼の火星日誌を中心とする本書の雰囲気は決して暗い物ではありません。
明るく、しかしハードなお話を読みたい時にはお勧めです。
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ハードSF、いやNASAオタク小説の傑作。
まさに page turner。
好きなシーンはサットコンのオペレータが主人公の生存を発見するところと、「シリウス3」の目的地がパスファインダーと気づくところ。
定規が見つからないと、たまたま休憩していたエンジニアのノートひったくって定規がわりするところが最高 (^_^)。
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これは面白い!宇宙開発SFとして、サバイバルものとして、傑作だと思う。どっちも好きなジャンルとは言えない私も、これには文句なし。着地点が見えているミッション遂行型のお話を、これほど楽しんで読んだことがあっただろうか、うーん、記憶にないなあ。
この分厚さからして、主人公ワトニーには次から次へと困難がふりかかるのだろうな、サスペンスのためのサスペンスなんじゃないかなという予想は、前半当たりで、後半はまったくの外れ。火星にたった一人取り残されたワトニーが直面する難題には、実にリアリティがある。
とは言っても、この小説の一つのキモである、科学的・技術的な部分は、ハード・ソフトともに、私にはよくわからなかった。しかーし!それなのに抜群に面白いのだ、これが。実際非常に正確な内容らしいが、自らの知識や技術を駆使して、なんとかなるはずだと目の前の問題を一つ一つ解決していく姿は、それだけで感動的だ。数字や計算も結構登場するけれど、それが何と言うか、とても「オタク的」(良い意味でだよ)で、楽しくなったりして。
まったく、状況は絶望的なのに、読んでいてつらい気持ちにならない所が、本書の最大の美点ではないだろうか。ワトニーは、死と隣り合わせの日々の中、おそらく誰にも読んでもらえないログに、また、NASAとの交信成功後全世界に中継されるやりとりの中に、おバカなギャグを盛り込んじゃう。こんな強くて、明るくて、優秀な人、いないよねえ。でも、いいじゃないか、SFなんだから。
火星上での奮闘と並行して、NASAの動きも語られる。あら、組織での駆け引きとかがワトニーの運命に影響するという、イヤーなパターンかなあと思ったらば、これも外れ。腹黒い奴は登場せず、何と某国までが救出に協力するんである。いやもう、清々しい。あり得ないけど、いいじゃないか(以下同文)。
しかしまあ、つくづくアメリカ人って「究極の状況で個人が頑張る」ストーリーが好きだなあと思う。これが受けるのは当然だろう。映画化も必然(誰がワトニーをするのか?ということと、ジャガイモの有機栽培をきちんと映像化するのか?という点が気になる)。とにかく、じめじめしないオタク的エンターテインメントの快作だ。
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事故で火星に一人取り残された人のサバイバル。ハードSFであり、エンジニア小説であり、エンターテイメント。ものすごく面白かった。
何と言っても、主人公の性格、語り口。明るさとユーモアと、時々覗かせる本気のバランス。現実を受け止めつつ、絶望しない。これはある意味で「ビジョナリーカンパニー」なんかの事業のサバイバルにも通じる条件。囚人のジレンマと着実な歩み、ってやつ。
また、翻訳が素晴らしい。ここに使われているのは、今の言葉だ、と思った。
最後に、エンジニアとして感動したのが、砂嵐の場面。仮説を立て、データでこれを実証して、実行の判断をする、それを可能にする技術を選ぶ。素晴らしいです。この人はきっと優秀なエンジニアに違いない。
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主人公のワトニーがとてつもなく愛しい!
タフで前向きで,生き続けるためにどうしたらいいのかを常に考え続ける強さがあって,とっても素敵。NASAや司令部とのやり取りは皮肉と茶目っ気たっぷりで,思わず声にだして笑ったほどに面白かった。
最後はもうハラハラどきどきしっぱなし!
緊張してページをめくるのが怖くて怖くて,それでも続きが気になって止まらなかった。
SF好きは読んで損はナシ!宇宙が好きだとか,科学が好きだとか,むしろそれらが苦手でも,毎日が退屈で退屈で仕方がない!!って人におすすめ。