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少年の心を、紆余曲折があったのに捨てられてない男ならば、誰でも好きであろうメカ満載の青年漫画
上手い、下手い、その評価は目の肥えた読み手からすれば両極に分かれるだろうが、まだまだな私は好きな方。むしろ、多少、こってりとしすぎていて舌触りがザラつきすぎるこのレトロ感がぶれない絵柄が、ストーリーに合っていると思う
自分の眼で視て、耳で聴いて、頭で考えて、心で決断が出来る人間と、記憶も意思も感情も個性も持つ機械と心を交わしていくストーリーは、実に響き渡る
賑やかしい日常を描きながらも、年単位で回を重ねていくスタイルも、これまた好い
才能ある人間を、成長させるのはイイ出会いと、ギリギリのトラブルなんだな、そう、しみじみと感じられる
もっと、レイチェル・アレックス・マックス、このトリオの巻き込まれる(・・・起こしている?)事件を見たかったと残念がる一方で、全2巻だからこそ、面白さが高い質になっているのか、と納得できる部分も多い
どの話も、ワクワクとウルウルが満載だが、私としてはやっぱり、#10-ムーンチャイルド1944-(後編)を真面目に推す
また、どのキャラ、人間も機械も魅力的な個性の持ち主たちばかりだが、個人的に友人になりたいと思ったのは、何があろうともドがつくほどポジティブで、レイチェルへの真実な愛だけで動けるプルートー