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紙の本
習近平は、権力のため、戦争を欲している
2014/12/19 19:34
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投稿者:愚犬転助 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国の指導者が国内掌握のため対外戦争を選ぶという構図は、古くは鳥居民の「毛沢東 5つの戦争」が指摘していた。著者も、その延長線上の考えを持ち、習近平という人物を分析している。最終章の見立てはみごとであり、なぜ習近平は海洋摩擦を起こしているかが描かれている。彼の権力基盤は弱いものの、彼は自らを下放した毛沢東に憧れている。そして、毛沢東が対外戦争で軍を把握した道を自らも模索中だ。
まず標的となったのは日本であり、尖閣諸島で一戦を仕掛けたかったが、リスクが高すぎた。代わって標的となったのはフィリピンで、スプラトリー諸島は危うくなる。ここでアメリカがフィリピンに加担し、習近平は断念する。つづいては、ベトナム相手の戦いだったが、東南アジアから日本までを警戒させる結果となった。ここまでの時系列分析はなるほどであり、習近平に残された戦争相手は、評判の悪い北朝鮮となる。この戦争なら、大義がありそうだし、勝ちやすい。ただ、北朝鮮はしたたかなだけに、そうやすやすとはいかず、北朝鮮で失敗すれば、また対日戦に戻るという気もするが。
と、独自の見立てもあるが、金正恩に関しては、同じ著者の「金正恩の正体」とかなりかぶっている。どちらか1冊読めば十分だろう。
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