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怖い。二度と読まない。
途中まではハズレだなと思いながら読んだけど、最後で予想以上だったから星4つ。
ヒミツを暴きたいけど気持ち悪くて読み返せない。ネタバレ読みます。
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鳥肌ゾクゾク。最後で多くを知り読み返すと絶妙なさじ加減でおもしろい。カラクリなども気付けばなおおもしろい。
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ルポの筆者と映像作家の心中については、同じ想像。
最後の部分が分からないところが。また調べてみよう…って思って調べたら、色々深読みのできる本だったのね。初めて知った人間には、さらっと流してしまう。
正直、そこまで魅力的な本とも思わなかったし、アナグラムも作者の自己満足って思ってしまう。
ただ気になるのが「セカイ」とカタカナ表記していること。何か意味があるんだろうか?
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禁の字が鏡文字になっている~僕(長江)はある編集者から,雑誌未発表の原稿「カミュの刺客」を見せられ,それを出版することにした。「カミュの刺客」は若橋呉成というルポライターが7年前のドキュメント映画監督の心中事件を取り上げたもので,熊切敏の生き残った秘書兼愛人の新藤七緒がインタビューに応じたことから始まる。政治の暗部を描いた映画の線から,神湯堯の指令で殺害されたのではないか。新藤は「カミュの刺客」ではなかったのか。問い詰めていくと,警察が処理した筈のビデオ3巻を見せられ,熊切は神湯の実子であること・生き残っていることを後悔し,今も後を追うことばかり考えていると告白する。そんな状況の中,若橋は殺してくれと云う新藤の心に触れ,心中する男女の心情を彼女と暮らすことで明らかにしようとする。そこからは草稿だけ残されており,衰弱していく七緒と心中を決断して前回の心中の舞台となった山梨の貸別荘に行き,ビデオを回し,そして睡眠薬入りのワインを飲み,首だけになった七緒に語りかけていたのだ~インターネットでは,ああでもない・こうでもないと謎解きがなされているようだ。アナグラムのワカハシクレナリは我は刺客なり,シンドウナナオは胴なし女だね‥いや,これ深読みする必要はないんじゃない。たしかに漢字に変換し忘れたかと思われる箇所や,誤変換を装った部分もあるけど,長江さんが秘密のない仕掛けを施したと考えれば良いわけで…。気が利いている表紙の写真,舞台となった貸別荘って設定だね
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Yさんに借りた本。
過去に世間を震撼させた心中事件があった。
なぜならその心中事件で亡くなったのは男性だけで、有名人だった。
心中事件で片付けられた後、事件を追ってルポを書いた記者がいた。
しかし、ルポは発売予告までされたあと、記事として世に出ることは無かった。なせ、出版されなかったのか。
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読みすすめるに連れじわじわ怖くなる。
正直結末は読めるのだが、我橋の急な変化が座りが悪く、逆に雰囲気を生み出しているように思える。
相手も自分も墜ちていくような恋愛、まったく興味ないな…
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この手の小説は当たり外れが大きい気がする。こういったオチは他の小説でもあるだろうし、何だか浅はかだなと思ってしまった。昔見た放送禁止の番組は結構面白かったので、興味深かったのだが小説にしてしまうと難しいのかもしれない。
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面白くて一気読みだったけど、何だか色々モヤモヤー!!!
ネットのネタバレを色々読んでは見たけど、どれもモヤモヤをスカッと晴らすには至らず。
このモヤモヤ感が作者の狙いだとしたら、まんまとはまっております。
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王様のブランチで話題になってるからといって友達にオススメされた本。怖いらしいけど、怖くないよ!って言われたけど、書き方がホラーだった!確かに別に怖いってほどではないんだけど、「お分かりいただけただろうか。」どやー。みたいな心霊写真を気付かせるためにいう台詞じゃんそれ!!みたいな。
確かに仕掛けに気付いたときはゾッとしたけどね。
あと、映像作家さんらしい書き方というか、あたかもノンフィクションですよーみたいな語り手があんまり好みじゃなかった。この手の話は書き方が面白くないと退屈だなあ。
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なかなか面白かった。心中に至る心理に興味そそられたし、ほんの少しわかるような気もした。ただ、縦読みとかアナグラムとか凝り過ぎで面倒くさいっていうか、シラけた。二度は読めない本の典型。
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長江俊和の出版禁止。
友達からオススメされて借りて読んだ。
社会の暗部を暴き続ける、カリスマ・ドキュメンタリー作家の「心中事件」。相手は、有名女優の妻ではなく、不倫中の女だった。そして、女だけが生き残る。本当は、誰かに殺されたのではないか?「心中」の一部始終を記録したビデオが存在する。不穏な噂があったが、女は一切の取材に応じなかった。7年が経った。ひとりのルポライターが彼女のインタビューに成功し、記事を書き上げる。月刊誌での掲載予告。タイトルは「カミュの刺客」。しかし、そのルポは封印された―。いったい、なぜ?伝説のカルト番組「放送禁止」創造者が書いた小説。【アマゾンから引用】
期待しすぎてちょっとガッカリwでも好きな人は好きそうだな。簡単にいうと、サイコ野郎とちょっとグロと復讐と愛 ていう感じ。でもアナグラムの意味わかった時はオオ!!てなった。映像化した方が評価高いと思うな。
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最後までは読んだけど...
面白くなかったなあー
作者は、政治家の信者ということ?全然そんなことは書いてなかったけどなあー
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社会の暗部を暴き続ける、カリスマ・ドキュメンタリー作家の「心中事件」。相手は、有名女優の妻ではなく、不倫中の女だった。そして、女だけが生き残る。本当は、誰かに殺されたのではないか?「心中」の一部始終を記録したビデオが存在する。不穏な噂があったが、女は一切の取材に応じなかった。7年が経った。ひとりのルポライターが彼女のインタビューに成功し、記事を書き上げる。月刊誌での掲載予告。タイトルは「カミュの刺客」。しかし、そのルポは封印された―。いったい、なぜ?伝説のカルト番組「放送禁止」創造者が書いた小説。
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テレビ番組のことも著者のことも知らなかったが、テレビ番組と似たようなスタンスで書かれた作品のようである。目に見えているものが真実とは限らず、事実を語る告白が真実であるとも限らない。同じ描写が、真実を知ると全く違う様相を呈するようにもなるのである。読者はどうしてもルポライターの視線で事件を見ることになるので、騙されないようにしなければならない。疑いつづけ、緊張感が続く一冊である。
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2015.4.15.王様のブランチですごい問題作、読んでびっくりと押していたので読んだが、男女の業のようなものが気持ち悪くて馴染めなかった上にオチも、ああそうだったのかという感じだった。ネタバレ記事を読むと、なるほど細部に仕掛けがあるけれどマニアの人にはいいかもしれないが、ストーリー自体が読ませるものでないとなあ…とちょっとがっかり気分。
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モキュメンタリー(ニセのドキュメンタリー)ものとして、根強いファンをもつ『放送禁止』シリーズ(ちなみに、僕もファンです)。本書はその書籍版と考えてもらえれば良い。作者は『放送禁止』シリーズの企画・脚本・監督をつとめる長江俊和。知らない方のために一応書いておくと、『放送禁止』シリーズは、一見普通のドキュメンタリーだが、不自然な点や違和感が提示され、最後には恐るべき真実にたどり着く、という内容のテレビ番組(劇場版もあります)。一番のポイントは、真相は"隠されている"ということ。番組内で真相が提示されるのではなく、視聴者自身が真相を推理し、結果、真実にたどり着く。これが『放送禁止』シリーズ。
で、今回の『出版禁止』について。同様に、本書をただ読んだだけでは、真相にたどり着くことは難しくなっています。内容は、ルポライター・若橋呉成が記し、出版禁止となった、七年前の心中事件を題材にしたルポ『カミュの刺客』を、長江俊和が発表する、というもの。ノンフィクションのように描かれているが、もちろんフィクションでありますから、いわば劇中作のような作品。
一読した感想。『放送禁止』を書籍でやるというのは無理があった、という印象。なんでかっていうと、やはり本書内で、真相が何なのかが明らかにされない、というのが問題。読み終えてもスッキリしない。テレビシリーズとかだと、録画したものを巻き戻して怪しいところを確認する……、なんてことも容易ですが、書籍だとそうもいかない。読み直す……、にしては、ちょっとボリュームがある。これまでも真相の描かれないミステリはありましたが、それでも本書は、真相に読者の多分な想像力を求めすぎる。
まぁ……好きな人には好きなのかな? 色々と考察できるっていうのは……。でも、アナグラム(『放送禁止』シリーズでもアナグラムは多用される仕掛けのひとつ)とかの仕掛けによって真相に近づけるというやり方は、書籍ではちょっとイカンですね。そうではなくて、きちんと内容で真相にたどり着けるように書いて欲しかったところ。
つまらなくはないし、ラストの展開はなかなか唸るものもあります。『王様のブランチ』の過剰な宣伝効果に対し興味をもった人は、読んでも損はありません。でも、極上なミステリは期待しないように。