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叙述トリックなのだろうが、予想できるもので、意外性はない。誰にも共感できず、真相を知りたいという興味も湧かなかった。
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一部で評判になっていたので読んでみたのですが・・・。100歩譲ってTV的にはアリだとしても、小説的には完全にアウトなんじゃないかって気がします。文章力的にもラノベの習作レベルで、修行して出直していただきたい。
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大まかに言えば「ミイラ取りがミイラになる」という感じですが、最終章まで読むとまた違った印象を持つかもしれません。話は、本編最後と最終章に集約されているので、前の部分は長い序章という感じ。わざと狙ったものなのか、なんだかいろいろ中途半端というか、浅い感じがする。所々にある「言葉あそび」については、後書きかと思ってネタバレ最終章を先に読んでしまったので、本編を読んだときに「あ~そうなるかぁ」とか「ここか~」とか思いながら読んだけど、策士策におぼれる感がある。私は、この長さだったら、もう少し深い方が好きかな。
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図書館で借りた。表紙もタイトルの禁の字も凝ってるね。心中事件が起き、女だけが生き残ってしまった。計画的な殺人ではないか?と疑うフリーライターが女に取材を続けていくうちに女の魅力に取り憑かれ、最後は……ライターの行動がいまいち腑に落ちないし、女の生活する上での収入も分からない。細かい所は粗が目立つかも。だが面白く読みやすい本ではあった。
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ドキュメンタリー映像作家の心中相手は、女優である妻ではなく、愛人の秘書だった。そして女だけが生き残った。心中は偽装ではなかったのか? 心中の一部始終をおさめた映像があるという。事件から7年後、ノンフィクションライターが事件を追う。
小池真理子の『恋』とか、新井素子の『ひとめあなたに…』とかに似てた。途中まではおもしろかったんだけど、いきなりライターが女性に惹かれたりして、その辺が描き切れてないよね。先が読めてしまう分、ミステリとしては浅いし。
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マニアックなテレビドラマの作家とは知らず、何の予備知識もなく読んだので、驚いた。
小説というよりも、子どもの頃読んだ謎解き推理ブックの大人版とでも言うのか…。文中に散りばめられたアナグラムやら、不自然な言い回しから真相のヒントを見つけるという、特殊な作品。
深みのある人間模様のミステリー小説を期待しちゃいけなかったんですね。
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話題作とだけ聞いたので、予備知識無しで読みました。出版禁止になったルポの真相を明るみにするというものでした。読みながら、小説ではなくルポだったかな?と思うようなかんじで、一気読みでした。全部のナゾは分からなかったので、ネタバレをみながらなるほど〜と思いながら読みました。心中したいと思うだけの情愛が渦巻いていて、怖いと感じました。
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美人女優を妻に持つ著名な映像ドキュメンタリー作家が彼の秘書(妻の女優の元付き人)で愛人である七緒と心中するが、七緒は命を取り留める。ルポライターの岩切は、その事件は謀殺ではないかと疑い、執拗に取材をしていく。当初はドキュメンタリーで追及されていた黒幕的政治家の関与を疑うが、意外な事実も発覚し、事件の方向性が間違っていると感じる。その過程で彼は、徐々に七緒に惹かれていく。遂には一緒に暮らすこととなるのだが、彼女は精神的にも限界を迎えており、二人で再度心中しようと計画し、実行に移すのだが、そこには彼の究極の愛を突き詰めた驚くべき結果があった。
ドキュメンタリー風に作られた小説であり、事件を追っていく過程がリアルで、ラストの衝撃を効果的に演出できており、なかなか面白い。
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目に見えるものが全てではない。これがこの小説であり、著者の読者への挑戦状である。最後はカニバリズムで終わる
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社会の暗部を暴き続けるドキュメンタリー作家が不倫中の女と心中し、女だけが生き残る。本当は誰かに殺されたのではないか? 7年後、ひとりのルポライターが女のインタビューに成功するが、そのルポは封印され…。
心中は女の偽装ではなかった。作家の天敵の政治家は実の親子。話題になった政治家を批判する映像もやらせ。
ルポライターは女にはまり、同棲を始め。記事の草稿を途中でやめる。ルポライターと女は心中をはかるが男は助かる
編集者がメモをみながら解説。女の遺体は死後数日へていた
女はルポライターに殺されていた。遺体をボストンバックにいれていつものように散歩していた。遺体の大部分はルポライターが食べていた。
女をドキュメンタリー作家の会社の秘書に推薦したのは女優の妻。家庭内暴力に悩み。離婚したかった。
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堕ちてゆく愛を体験した者にしか享受できない、究極の悦び
視角死角刺客資格始覚四角
若橋呉成:わかはしくれなり:我が端くれ也、か…
構成に凝りすぎのところがあり、後付けが多過ぎるが、イイタイコト、心中立、転じて心中、心の中を見ることはできないということ。最後まで愛されていたか疑問視していることからわかる。
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心中を図った映像作家とその秘書。
映像作家は死んだが、秘書は生き残った。
その心中は企まれたものではなかったか。真実を探ろうとルポライターが動き出す。その秘書にインタビューするうちにライターは彼女の虜になってゆく。
書評で評判が高かった割にはガッカリ。魅力のある人物は誰もいない。
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アイデアは面白かったが、必要とは思えない描写が多かった。特に前半は読み進むのが辛かった。規定の枚数を超えるためにどうでもいい内容で膨らませた、自分の拙い卒論を苦々しく思い出した。
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狙いすぎた感がありあまり面白くはない。
もしこれが一冊目に読んだ本ならばまた違った感じがしたのかもしれない。
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心中と言えば、太宰治や有島武郎がすぐ浮かんできますが、長江俊和さんの「出版禁止」(2014.8)では、7年前の熊切敏心中事件の生き残り新藤七緒への、ルポライター若橋呉成の取材から始まり、その取材が延々と続いていく形で進行します。その心中事件は、心中か、それとも偽装心中か? その疑問に応えるために七緒が提示したビデオ。心中の様子を撮影したビデオは、あたかも渡辺淳一の「失楽園」の世界です。若橋は、次第に七緒に魅かれていき・・・、その辿り着いた先は・・・。狂気か、猟奇か~!「しんどうななお」は「どうなしおんな」