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水滸伝で言えば「梁山泊」、楊令伝で言えば「楊令」の
ような世界や物語と中核となる部分を欠いたまま進む
岳飛伝。それゆえ物語が拡散して薄くなってしまって
いる感じがずっとしていたのだが、今回それがより強く
感じられた。
北方水滸史上、最も悲惨と言っていい過去を背負って
生きてきた蔡豹の扱い方、あれはあれでいいのかという
思いが今でもしている。なんとももったいない気が。
はたしてこの長く続いた物語はどう終わるのだろうか。
改めて期待と不安が交錯する一巻となったな。
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シリーズ第10巻 読了
前巻では、狄成に不穏な別れが予測されたが、無事生き残ったのは良かった。
だが思わぬところで、若い蔡豹が退場することのなった・・・陳麗華を護りながら死んでいくところは、水滸伝での楊志の最期を思い出す。意識が薄れ斃れていくシーンは、北方作品の読み応えあるシーンの1つ。
最期まで不幸だったイメージも、陳麗華と共に終えたので良かったのだろう。
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表紙、崔蘭ちゃんだ!かわいいなぁ!
史進、史進が死なないのは本当に強いからだよ。心も身体も武術も強いから。だから死ぬことに拘らないでいて。
張朔こぇぇぇぇぇぇ
船をやられても水にさえ飛び込めば助かると思ってたのに、大将ゆが礫で打たれた衝撃がすげぇ
狄成も項充もよかった
第三世代(王兄弟、蔡豹、宣凱、張朔はまだか)がみんな幸せになって良かったと思った、のに蔡豹。
好きな人を守って死んだのは楊志と蔡豹だけかも。
最期に人を愛する喜びを知り、歓喜に似た感情で闘い続けたのは格好良かった。でも、もう少し、幸せでいて欲しかったよ。
蔡福が蔡豹にあてた手紙をダランに渡していたんやけど、それはどうなったのかが気になる。
蔡豹はずっと心配やったから。。。あぁ悲しい。
唐昇も上青もひっそり死んでいくなぁ。
南宋と金国とはどうなっていくだろう。
後7巻。終わりが見えてきた。