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よく「今」の若者たちを描けている
とくに引きこもりの男の子の心理描写は
ぐっと来るものがあった。
でも残念なのは装丁や、挿絵。
なんだか、キャラクターのイメージが
軽くなりすぎて内容に合わない、
もったいないと思う。
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「飛来物により運転を見合わせています」
これから学校へ行く予定だったの大学生、
ホーム上で足止めとなったフリーターの女の子、
人と会う予定のデザイナー…
様々な人が電車の遅延に巻き込まれる。
図書館の新作紹介文を読んで予約することが多いので、
借りに行った際、表紙にこっ恥ずかしくなることもしばしば。
こちらの作品もそうでした…。
電車が止まったというとっても身近なシチュエーションはとてもおもしろいなと思いました。
文体はかなり軽め。そして出てくる話し毎の主人公たちも相当軽め…かな。
デザイナーの話が面白かった。
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通勤時間の電車がトラブルで止まる。「困ったな」と思いながら別ルートを考えたり、その後の予定の事を考えたり。
残念ながらよくあるシーンだ。
この物語は「飛来物による運行停止」に遭遇した人々のいくつかがはいっている。
こんど、そんな事態に遭遇したら、いろんな人々の物語を想像してみようかな。
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登場人物たちにまったく好感が持てなかった。
ただ電車の中での便意はつらいよな…。
いつもと違う通勤通学電車の遅延で、そこかしこにドラマは発生してるのかもしれない。
人生を変える何かが起きているかもしれない。
と思えるのは楽しい。
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始発から終点まで30分くらいの沿線で、運転見合わせになった。それに伴って、6人の生活や悩みが描かれたオムニバス形式の小説。
大学生は駅の前
いいな~と思っていた女の子と駅前で遭遇。そのまま二人で大学まで登校する。登校途中に女の子の態度が変化するのだが、その理由は学校についてから分かった。
この出来事で、本当に好きな子と付き合おうと決意する大学生のお話。
フリーターはホームにいた
大学留年2回、就職せずにフリーターになり、男に騙され、だらしない生活をしていた。たまたま起きられて、たまたま食べた朝食でトイレの住人と化した。そのためバイトへ行くいつも乗る電車が運転見合わせ中だった。その後バイト先に行かず海を見に行った後バイト先に顔を出して上役に説教をくらう。この出来事で、ちゃんと起きてバイトに向かおう、ちゃんと生活しようと決意するお話。
デザイナーは電車の中
神童と呼ばれ、そう信じていた自分が、自分より格下と思っていた友達より格下のデザイン事務所に就職し、そこから転職しようともがいていた。この日やっと有名デザイン事務所の社長とアポイントを取っていたのだが運転見合わせ中の影響でトイレの我慢も限界ギリギリ、そして社長に会えなかった。この出来事のおかげで今の自分がどれほど幸福だったのか分かったというお話。
OLは電車の中
高収入の男の人とやっきになって結婚しようとしているOL。この日は付き合っている彼氏の家にお泊まりして違う路線からの出勤になった。電車の中で会社の人と一緒になってしまい、欠勤しようとしていた計画が崩れる。
会社の男の人達の中で、どのように自分が見られているかが分かり、この出来事があった事もあり、道草せず自宅に帰る途中、お姉さんと会い、一緒に帰宅する間に自分を省みるという話。
引きこもりは、線路の上
自分はいじられているだけで、いじめられているのではない。とずっと思い続けていた男の子がある日妹から現実を突きつけられる。死ぬ為に外出して、線路に飛び込もうとするのだができず。久々の外出の疲れからホームに落ちてしまうという事故に会ってしまう。というお話。
駅員は、線路の上
駅員の自分が男の子にぶつかって、男の子をホームに落してしまう。その後の対応や、駅員の彼女の生い立ち、結婚と仕事両立の悩み等を織り交ぜながら、駅員でいる誇りが湧いてきたというお話。
どの話も運転見合わせ中という事件に関わってから、少しずつ自分の人生が変わって行くというお話なのであろうけど、人生が変わるという転機に運転見合わせというのはそんなに多くはないと思う。人生が変わるというくらいの運転見合わせの事故とそれぞれの話が関わっていたらもっとおもしろかったと思う。
図書館予約で5カ月待った割には、全く面白くなかったという肩透かし感にがっかり。
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停止した電車のトラブルに巻き込まれた6人が登場する連作短編集。大学生、フリーター、デザイナー、OL、引きこもり、女性駅員。みんな若くて恋に進路に悩んでいる様子がみずみずしい。特に後半の有名付属高に進学できたけど内部生にいじられて登校拒否になった引きこもりと女性駅員の話が好きでした。早くに母を亡くして父娘で暮らす25歳のヒロインは運転士になるという父の夢を叶えるべく電車会社に就職するがあたたかい家庭も作りたくて悩みます。この切ない感じが素敵でした。
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電車をテーマにした短編集。今、読むべきではないテーマである。正常な時に読めば、共感出来るのだろうが今の状態では、全く共感も作品を楽しむ事も不可能だった。
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読みたいと思っていた作家。
ラスト2話は悪くない。
前半、中盤は主人公に一切共感も応援もする気がなくなるくらい残念な話なのだが。
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運転を見合わせた電車に乗る予定だったり、乗っていたりした男女のオムニバス。
それぞれが、悩んでいたり、迷っていたり。
でも、運転見合わせに合い、ちょっとだけ人生?が変わったよう。
面白かったです。
図書館で、何人も待って、やっと借りました。
待って良かった。
はっきりと、何かが変わったわけではなくても、ちょっとだけ前向きになった感じが、読後感の良さに繋がったと思います。
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運転を見合わせた電車に巻き込まれた人々の連作短編。全体的にふわふわとしている人たちがメインで、それぞれの欠点が自分にもどこかしら当てはまる部分があり、なんとなく読んでいてチクリと痛い。
劇的に何かが変わるわけではないけど、ほんの少し一歩を踏み出す感じが良かった。
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電車が止まってしまったことに係る短編6話。
あまり内容に入り込めなかったので、2話で読むのをあきらめました。
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誰かが立ち入ったために電車が運転見合わせになってしまう。その事態にかかわることになった男女の、人生がほんの少し変わりゆくヒトコマを描いた連作短編集。
ささいなようで、深い悩みを抱えている彼女彼らが一歩先へ進もうとする力を得るエピソードばかりで、仄明るい気持ちになれるお話でした。
ユーモア交じりでさらりとした文体なので、重い悩みが描かれていても、どこかふわりと受け止めて包み込んでくれるような、そうっと見守ってくれるような、そんな優しさを感じます。
いろんな愛情の詰まったイイお話でした。
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電車の運転見合わせに遭遇する6人。
それぞれの視点で描かれた短編ストーリー。
どのストーリーも日常的にありそうで、親近感がわく。
非常に読みやすい作品です。
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線路に人が落ちたことから電車が止まった。
その時駅の前にいた大学生、ホームにいたフリーター、電車内にいたデザイナーとOL,そして線路の上にいた引きこもりと駅員。
それぞれの人生のひとこまを切り取った作品。
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連作短編。
ある電車に関わった人の、
6つのストーリー。
ああ、そこの部分があっちのお話とリンクしてるんだ、
とか思いながら読むといいよね。