投稿元:
レビューを見る
展開が面白い。下巻が楽しみ。IQ161町田博史。「わたしは幸福な人間を不幸にするため、不幸な人間を幸福にするために生きている。それだけだ」室井は犯罪で不平等な社会を変えようとする神のような存在なのだ。
投稿元:
レビューを見る
戸籍のない天才少年が殺人容疑で逮捕され、少年院へ。
生き残るためには手段を選ばない、関係ないことは暇つぶしでやるだけ、で、孤独な彼の本心というか本性がとても気になる。
明らかに暇つぶしでやれるようなことではないことをやってるけど、頭よすぎて頭おかしい??
投稿元:
レビューを見る
殺人事件の容疑者として逮捕された「町田博史」には戸籍がなかった。
少年院入所時の知能検査でIQ161以上を記録する。
「おれの中で人間の区別は一通りしかない。
頭のいい人間か、頭が悪い人間かーだけだ。」
町田博史とは、何を考え何を思う人間なのか。
投稿元:
レビューを見る
ヒロシは、母親の怠慢から出生届けが出されずに、14年間、戸籍もなく学校にも通わず、薬物中毒の母親と暮らし成長する。14歳で家を飛び出したヒロシは、ずば抜けたIQを買われて闇組織で働くが、殺人事件にかかわったことで少年院に入り、そして社会に出る。
特異な生い立ちを持つ少年で、母親は薬物中毒、成長過程で愛情のかけらも注がれておらず、人格形成も欠けた部分があるように描かれている。
ヒロシとムロイの関係、ムロイのたくらみ、展開が楽しみなミステリー小説
投稿元:
レビューを見る
いくつかのストーリーが巧みに編まれ、世界が広がっていく。
謎はますます深まって来た。
勢いもって下巻へ。
投稿元:
レビューを見る
「闇の組織」とか「驚異的な能力」という言葉は出てくるけど、物語に出てくる人々が皆ありきたりで平凡。結末もなんだか教条的。
読者をぐいぐい引っ張っていく語り口に騙された。
投稿元:
レビューを見る
とんでもなく非常識な母親に育てられた?少年。まともな考えを持つのは難しい。しかし、人間的な優しさを垣間見せる。第三者からの親しみや親切にはそれに応えようとする。今後どうなって行くのだろうか?問題は室井だ。こいつが、このあとどう絡んでくるかが気になる。為井はほとんどひろしやたのメンバーのおかげで社長になった訳だが、どこかで活躍するのか?晶子を追っかけているだけなんてことは許されんぞ。その晶子も何かしら今後のストーリーのキーになるのか?とにかく、今後の展開が気になる。
投稿元:
レビューを見る
驚異的な知能を持ちながらも、戸籍を与えられず育った少年・町田。生きるために犯罪に手を染めた彼がさまざまな出会いを糧にして、その後の人生を歩む物語。
更生の物語というのは薬丸作品では多いのだけれど。むしろ町田は更生するというより、もともとこういう人間だったんだろうな、と思いました。だからこそ彼にまともな環境が最初から与えられなかったことがなんとも哀しくて。でもこういう問題、現実にもあるのでしょうね。
そして彼を取り巻く人々の物語も壮大。町田と関わることで影響を受け、変わる人物も少なくなく。まさしく人間は一人で生きているのではない、ということか。
室井率いる組織の存在が大きな謎ではあったのだけれど。意外と人間的というかなんというか……彼もまた神などではなく、人間だったということなんだろうなあ。
投稿元:
レビューを見る
薬丸さんの小説は少年犯罪や刑法39条など犯罪に関わる難問題をいつも題材にされていて、本当にチャレンジャーだなと感じます。訴えたいことが一つ事、はっきりされているからなのでしょうね。
ちょうど少年犯罪の贖罪についての本を併読しているので、上巻前半の話は非常に臨場感を感じながら読みました。
上巻後半に入ってくると、ばらばらだった話がたぶんこうきてこういってああなるだろうな、という予測がついてきて実際そうなりました(笑)
でもきっとここからなのだろうな、といいところで区切りのついた上巻を読み終えて思います。
これからの展開にどんでん返しがあるのか、あっと驚く何かがあるのか、薬丸さんならきっと何かあるだろう!ないわけないさとものすごく期待をしながら、そして主人公の人生はどういう方向へ行くのか楽しみに下巻へ進みます。
投稿元:
レビューを見る
んー、主人公の気持ちがもう一つわからん。間違って上巻のみ図書館で予約してまったで、下巻を読むのはいつになるやら。はよ、読みたい。気になる~。
投稿元:
レビューを見る
「ドラゴン タトゥーの女」とは違うが、主人公が一度見た事は画像として記録する事が出来る点は同じ、ある人との出会で人生が変り出すが、本作品も同じような展開か。下巻が楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
戸籍がないまま育った博史は、驚異的な頭脳を室井に見込まれ
犯罪組織に関わる。
組織を抜け出し少年院に入るが、室井は執拗に博史を追い続け...
博史が前原製作所に厄介になり
大学で為井や繁村と出会うまで。
博史がどう変わっていくのか、変わらないのか
稔はどこへ行ったのか。。。
早く下巻が読みたい。
投稿元:
レビューを見る
★2014年11月14日読了『神の子(上)』薬丸岳著 評価B+
久しぶりの薬丸作品。なかなか力のこもった作品のようです。友罪に似た緊迫感のある物語の進行です。
生まれてから出生届けも出されず十数年間戸籍のなかった18歳の少年、町田博史。ただ彼にはIQ161以上という高い知能と直観像記憶を兼ね備えていた。日々を自分のためだけに生きる彼は、何故か小沢稔という同年代だが、知能の遅れた友人と詐欺、恐喝の裏世界で生きていた。その仕事のボス室井から稔を殺して自分の忠誠心を証明しろと迫られ、町田は、室井の部下の伊達を殺し、稔とは別れ、自分は自首して少年院送りとなる。
一度は、仲間で集団逃走を図るが、失敗。その時に同僚の磯貝隼人は交通事故に遭い、両手を失う。
その後何とか少年院で刑期を終了した町田は、小、中、高校と学校に行っていなかったにもかかわらず、院内で大検資格をとる。そして内藤教官の伝手を辿って、彼の親友だった家族の前原悦子に身元引受人となってもらう。
前原家の小さな工場を手伝いながら、町田は大学の理工学部に通う。
そこで、大手ドラッグストアの御曹司の為井純 そしてその友人夏川晶子、先輩の発明研究に没頭する変人繁村と町田は知り合う。
また、町田は両手を失った磯貝のために手作りで義手を製作しては彼を訪ねるが、磯貝は感謝するどころか、命の恩人である町田に悪態をつく。
一方、部下を殺された悪の組織のトップ室井は、少年院のみならず シャバに出てきた天才町田の周りをしつこく調べ次第に包囲網を締め上げていく気配を見せ始める。
投稿元:
レビューを見る
最底辺の環境にいた、戸籍のない子ども。
殺人を犯して少年院に入った繋がりから、ちょっとずつ環境も本人の人格も改善されていく。
読んでいて恐ろしいけど、未来に希望が持てる話。
投稿元:
レビューを見る
おもしろい。
一気に上巻を読み終えた。
戸籍がない、学校にも行けず成長したヒロシ。
特殊な能力を持って振り込め詐欺のブレインだったのだが…
暗闇の人生を背負ったものと、明るい世界を歩んできたものたちが、交差していく。
下巻が楽しみ!