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震災をきっかけに、小学生の息子さんとともに南の島に移り住み暮らす俵万智さんのエッセイ。
息子には人に迷惑をかけるなと教えていたけれど、ここに来て、周りに甘えてもいいんだと気づいたってとこが印象深かった。うろ覚えです。
子どもはのびのび育つだろうなぁ。うらやましい。
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ブログに掲載しました。
http://boketen.seesaa.net/article/412809300.html
2011年3・11東日本大震災。当時仙台に住んでいた俵万智は、小学校1年生の息子を連れて「余震と原発が落ち着くまで」という一念で、陸路で山形へ、山形から空路で羽田、乗り継いで那覇へと避難した。その必死さに、胸うたれる。
ところが、瓢箪から駒というのはこういうことを言うのだろうが、俵親子はそのまま沖縄に住みついてしまうことになる。
そして、歌が一首うまれた。
孟母にはあらねど我は三遷し西の果てなるこの島に住む
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東北大震災後、仙台から石垣島に避難し、石垣島に息子と住み着いてしまった俵万智さんのエッセイ集。驚きの南の島での体験が瑞々しく綴られている。
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東日本震災後に息子さんと二人、石垣島に移住。そこでの出来事、子育て等のエッセイ集。息子さんを出産した後、子育ての中での子どもの言葉の面白さ等を書いた「ちいさな言葉」のエッセイが面白かったので、この本も読んだ。
俵さんは東日本震災でかなりこころにダメージを受け、それは息子さんも同じでまた親である万智さんの姿に接して、不安を感じでいたようだ。「これではいけない」と知人を頼って沖縄に行ったところから現在のお二人があるようだ。
「内地の人」ふたりがどのように沖縄、石垣島の生活を受け止め、どのように感じて生活しているかがよくわかる。題名でそれがよくわかる。始めは「旅の人」だった親子がだんだん「島の人」になってきているのである。まだまだ完璧な「島の人」ではないが、その生活を楽しんでいる、親子ともこころの平安を得ているように感じる。子どもの常で息子さんの方が既に「島の人」になってしまっているのかもしれない。
はじめて歌集を読み、またそのゆったりとした姿やしゃべり方よりも、かなりご本人は心の強い女性なのだろう。これからも自身の一番心地よい場所で、一本筋の通った生き方を貫いていかれるのだろう。
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俵万智さんがサラダ記念日の後どうされているのか全然知らなかった。石垣島に順応されている姿がたくましいと思った。
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息子さんの感性はさすがだなと思いました。
そしてそれを拾う俵さんもすごい。
俵さんのエッセイは基本的にすべて一度読んでいるので、あの俵さんが子育てかー石垣島かーと感慨深い気持ちになりながら読みました。
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相変わらず、俵万智さんの本は全て本棚に並べて、一人の夜に読み返せるようにしたくなる。よつばと!を読んだ時と、俵さんの息子さんの話を読むと、私の子どもに出会いたくなる。
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東日本大震災を機に、仙台から沖縄の石垣島に移住した俵万智さん親子の日々。
中でもよしたかちまみさん、と言う人がTwitterでタグを作り、漫画家の瀧波ユカリさんが呼び掛けて集まったという「育児ことわざ」の一節があまりに可笑しかった。
「泣きっ面は放置」
「急いてはヘソを曲げられる」
「花より団子虫」
「一寸の虫にも5分立ち止まる」
「目くそ鼻くそ食うな」
「ねこにもこんばんわ」
「右の乳を吸われたら左の乳を出しなさい」
「手のひら熱いは眠いの印」
「今日の二重は明日の発熱」
「昼下がりの7度3分は夜の8度7分」
「男子、危うきに必ず近寄る」
「飯は食わねど菓子は食う」
「雨降って傘ささず」
「声を大にし過ぎる」
「寝た子は重い」
「好きなおもちゃも75日」
7年も前の話だが、とりわけ男の子を育てたお母さんは「そうそう!」と言いたくなることばかり。
コメント
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島の生活、これが本当の「豊か」ってやつなんだと思う。豊かに生きていきたいよね。良いエッセイでした。短歌も素敵です。
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東北の震災の後、石垣島に移りすんでその時の子育てエピソード、読んだ歌について書かれた本。
先日読んだありがとうのかんづめと重なるエピソードが多かったが、歌は初めて見るものばかりで楽しめた。
俵さんは運転ができないらしく、島の生活で車がなく困った時は島の人に沢山助けてもらったそうだ。
その経験もあって、息子さんには、困った時に周りの人に困っているから助けてくださいとお願いできる人になって欲しい、そして助けてもらったら心からありがとうを伝えられる人になって欲しいという趣旨のことがかいてあった。
ついつい、子供にはすぐに助けを求めず、強く逞しいひとになって欲しいなどと思いがちだが、その方が大事かもと思い直した。
1人で生きていくことはできないのだから。
私も今後はその方針でいこうかと思う。
だが、人に助けを乞うことに関して、娘の方が遥かに私より上手い。心配はいらなさそうだ。